これを読めばすぐわかる!【仮想通貨】12種類を超簡単解説!

ブロックチェーンやビットコインの普及に伴い、仮想通貨(暗号通貨)という言葉も親しみのあるものになってきたと思います。

そんな中で、仮想通貨にはどんな種類があり、それぞれの特徴はどのようなものだろうと気になっている方も多いのではないでしょうか。

本記事は、仮想通貨の種類や特徴を簡単に知りたい方に向けまとめたものです。

そもそも仮想通貨って?

仮想通貨とは電子データでやりとりが行われる通貨です。
取引所を通して、円やドルなどの通貨と交換できます。

また、インターネットを通じて不特定多数の間で取引に使用できます。

仮想通貨には、国家や銀行などの公的な主体や管理者が存在しません。そのため、法定通貨の価値と連動しないということです。
例えば、円やドルの価格が変動しても、仮想通貨は変動しないのです。

仮想通貨の仕組みは?

仮想通貨と通常の通貨(円やドルなど)の大きな違いは、管理する国家や銀行が存在しない場合が多いことです。仮想通貨は、主にピアトゥーピア(Peer to Peer)が採用されることが多く、ユーザー同士で取引情報の管理がされます。

仮想通貨は発行数に上限があることが多いため、流通量に対する需要と供給により価値変動が起きます。

仮想通貨一覧

仮想通貨の中で、有名なものとその特徴をまとめました。
今回紹介するコインは以下の12個です。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • リップル(XRP)
  • ビットコインキャッシュ(BCH / BCC)
  • イーサリアムクラシック(ETC)
  • ライトコイン(LTC)
  • モナコイン(MONA)
  • ネム(XEM)
  • リスク(LSK)
  • ステラルーメン(Stellar Lumens)
  • オーエムジー(OMG)
  • NFT(Non-fungible token)

ビットコイン(BTC)

2009年に登場した仮想通貨で、仮想通貨の中でも多くの人に知られていると言っても過言でないほど有名な通貨です。

ビットコインの一番の特徴は、P2P技術による分散型システムです。
このシステムを使うことで、第三者を介さない非中央集権型の電子決済システムを実現しました。

イーサリアム(ETH)

2015年に登場したイーサリアムは、ビットコインの次に有名な仮想通貨と言われています。

イーサリアムは、自動的に契約を実行する仕組みであるスマートコントラスト機能を有していることが特徴的で、ビットコイン(BTC)は決済に利用されるのに対し、イーサリアムは分散型アプリケーション内の通貨として使われます。

リップル(XRP)

リップルは決済システムに特化した仮想通貨で、国際送金が「安く・速く」できることが特徴です。

ビットコインの決済処理は最短でも10分程かかるのに対し、リップルは最短4秒ほどで完了できます。
この通貨はネットワーク上の仮想通貨をつなぐ役割を果たしていて、銀行口座の送金のようなことが可能です。

また SBIと共同事業を行っており日本で人気が高い通貨です。

ビットコインキャッシュ(BCH / BCC)

ビットコインキャッシュは、2017年8月にビットコインからハードフォーク(アップグレード)の際に誕生した通貨です。

基本的な仕組みはビットコインと似ており、スケーラビリティ問題を解消を目的に作成されました。

イーサリアムクラシック(ETC)

イーサリアムクラシックは、2016年にイーサリアムから分岐した仮想通貨です。

イーサリアム上で行われたプロジェクトの「the DAO」がハッキングされ、約50億円盗まれた事件が発生した際に開発チームが、不正送金が行われる前の状態に戻し、中央集権的に無効化したことに対して、本来の非中央集権を目指すコミュニティが反発したことで生まれたのが、イーサリアムクラシックです。

基本的な機能はイーサリアムと変わりませんが、ハッキングの耐性を高めるために拡張性を制限しているなどの違いがあります。

ライトコイン(LTC)

ライトコインは、ビットコインをベースに作られた通貨で、P2Pの決済通貨を目指しています。

ビットコインがベースとはいえ、この通貨はビットコインの問題点であるトランザクションを解決していることが特徴です。
加えて、取引の承認にかかる時間がビットコインの25%の2分30秒である、発行上限はビットコインが2100万枚なのに対して、ライトコインは8400万枚とおよそ4倍であるなどの違いがあります。

モナコイン(MONA)

モナコインは、2014年にリリースされた日本発の仮想通貨です。

インターネット掲示板の2ちゃんねるなどで使用される、アスキーアート「モナー」をモチーフに開発されました。

NEM(XEM)

NEMは、2015年に開発が始まった仮想通貨です。

NEMはビットコインの弱みを解決することを目的に作られた仮想通貨で、ビットコインの取引速度手数料を改善しています。ビットコインの機能の他に、モザイク生成やマルチシングなどの機能も追加しています。
尚、発行上限は89億9999万9999枚に設定されており、追加で発行される予定はありません。

リスク(LSK)

リスクは、イーサリアム同様にスマートコントラクト機能を保有しており、ブロックチェーンのプラットフォームを目指して開始されました。

DPoSという間接民主制のようなものを採用している点が特徴で、投票で選ばれた上位101名の代表者が優先的に取引データの処理にあたります。

ステラルーメン(Stellar Lumens)

ステラルーメンは、2014年に開発された仮想通貨です。(運営主体:ステラ団体)

中央集権型の仮想通貨で、個人間の取引(送金・決済)向けに作られています。
そのため決済スピードがかなり速く、2~5秒で完了します。

オーエムジー(OMG)

オーエムジーはネイティブトークンで、香港の仮想通貨投資会社GBVが買収しています。

ERC-20というイーサリアム上のトークン規格の1つで発行され、簡単にアクセスできる金融サービスとして展開されており、高速かつ低コストな金融サービスの実現を目的としています。

NFT(Non-fungible token)

NFT(Non-Fungible Token)は、「代替不可能」なトークンです。「代替不可能」とは、唯一無二の価値を持つトークンであることを表しています。

2017年9月に誕生したNFTは、主に暗号通貨のイーサリアムのブロックチェーン上で構築されており、NFTは識別子を保有し所有者が明確であるため、デジタル世界における権利を明確化できると期待されています。

まとめ

本記事では、代表的な仮想通貨を簡単に特徴や歴史とともにまとめました。

他にも様々な仮想通貨があり、今後も多くの革命的な仮想通貨が誕生していくでしょう。
今までは想像もつかなかったものに価値がついていき、生活が豊かになる人や、新たなビジネスなども生まれていくことが予想されます。

最近では、NFTを通してお金を稼ぐアーティストや、これまでなかったクリエイターへのお金の流れができています。

アート以外の分野でも、多くの分野で仮想通貨が作り出す新たな世界は人々を魅了していくでしょう。
興味がある方は、アンテナを立てて情報を集めるようにしてみてください。