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NFTチケットとは?仕組みや導入のメリット・活用事例を解説!

NFTチケットとは?特徴や活用事例を解説

本記事はこんな疑問・悩みを持つ方におすすめ
  • NFTチケットってなに?どんな特徴があるの?
  • どんなところでNFTチケットが使われているの?
  • チケミー(TicketMe)について詳しく知りたい!

NFTチケットとは、今話題となっているNFTをチケットに応用したものです。NFTチケットには、ブロックチェーン技術が活用されているため、従来の紙チケット・電子チケットにはないいくつかの特徴があります。

この記事では、そんなNFTチケットの特徴やNFTチケットが持つ可能性についてわかりやすく解説します。

後半には、スポーツやコンサートなどのイベントで、NFTチケットが実際に活用された事例を紹介していきます。今後は、NFTチケットを導入するイベントがより一層増える可能性もあるので、興味のある方はぜひチェックしておきましょう。

NFTチケットとは

NFTチケットとは、ブロックチェーン技術を用いた電子チケットです。
Non Fungible Token(非代替性トークン)の特性によって、イベントチケットに唯一無二の価値を付けられるようになりました。

チケットがNFT化されたことにより、所有者にとっては単なるイベント参加権ではなく、限定性や希少性を持つコレクションアイテムと認識できるようになります。

たとえば、特定のイベントやアーティストに関連した限定版チケットとして発行された場合、イベントが終了した後も希少なデジタルアセットとして価値を持つ可能性があります。

偽造防止や真正性の証明にも役立つため、従来のチケットにあった課題を解決方法としても注目されています。

NFTチケットの仕組みやメリット

NFTチケットには以下3つの特徴があります。

  • チケットの転売を防げる
  • 入場時の手間を省ける
  • チケットを保有する価値が増える

上記の通り、NFTチケットには購入側・販売者側ともにメリットがあります。
それでは、1つずつ具体的に解説していきます。

チケットの転売を防げる

NFTチケットは、いわゆる「転売ヤー」と呼ばれる違法転売業者による高額での転売を防止できます

従来のチケット販売は、転売業者によって買い占められ、高額で転売されることが問題となっていました。これを解決するべく、2019年には「チケット不正転売禁止法」が施行されましたが、根本的な解決には至っていません。

これに対して、NFTチケットの販売情報は、すべてブロックチェーンに記録されます。ブロックチェーンを確認すれば、発行元や購入者などの情報がわかるため、転売の抑止につながります。さらに、NFTチケットの中には、SBT(ソウル・バウンド・トークン)と呼ばれるものがあります。

SBTは、保有者が自由に転売・転送できないように設計されたNFTチケットです。このSBTの特徴を活かせば、チケットの転売問題を根本から解決できる可能性があります。

入場時の手間を省ける

NFTチケットを活用することで、入場時にかかっていた手間を省くことが可能です。

先に述べたように、SBTを活用したNFTチケットであれば、二次流通を抑制できます。これにより、入場時に行われる本人確認の作業を効率化できます。

本人確認がスムーズに行われれば、入場時の行列ができにくくなり、イベント参加者は行列に並ぶストレスを減らせる可能性があります。

ただし、SBTを活用したNFTチケットでも、NFTチケットのデータが入ったウォレット自体を交換されてしまう(大元のスマートフォンを交換するなど)と、逆に本人確認に手間がかかってしまうといった懸念点が挙げられています。

チケットを保有する価値が増える

NFTチケットを保有することで、さまざまな価値が生まれます。

例えば、電子チケットの中には、イベント終了後に完全に消えてしまうものがあります。
一方で、NFTチケットにおけるイベント限定の画像や座席情報は、基本的にブロックチェーン上に記録されています。
そのため、紙チケットのように現物として手元に残すことはできませんが、デジタル上の「記念チケット」として半永久的に保管することが可能です。

デジタルで保管されていることから、紙チケットのデメリットとして挙げられる紛失・破損のリスクも軽減できます。

また、NFTチケットを保有していると、以下のような特典を受け取れるケースも見られます。

上記の特典がNFTチケット保有者に与えられることで、NFTチケット自体に価値が生まれます。
さらに、特典の売買ができるのであれば、売却して利益を得ることも可能です。

NFTチケットの活用事例3選

国内のNFTチケット活用事例は以下の3つです。

  • 超RIZIN / 湘南美容クリニック presents RIZIN.38
  • PSGジャパンツアー2022
  • JOHNNYS’ Experience

活用事例について、詳しく解説します。

超RIZIN / 湘南美容クリニック presents RIZIN.38

「The Battle Cats presents 超RIZIN / 湘南美容クリニック presentsRIZIN.38」にて、最前列で観戦できるプレミアムチケットがNFTチケットとして販売されました。

NFTチケットの内容は以下のとおりです。

  • VVIP 1列席(アリーナ席1列目)での観戦権
  • 特典映像視聴権
  • 特典写真閲覧権

大会終了後の二次流通でNFTチケットを入手した方も所有者限定特典を視聴できるなど、従来のチケットと異なる新たな仕組みが採用されました。NFTチケットは大会終了後にほかのユーザーへ売買が可能となっています。

国内格闘技業界初の試みとして、NFTチケットの販売大きな注目が集まりました。

PSGジャパンツアー2022

「Paris Saint-Germain JAPAN TOUR 2022」というサッカーイベントにて、NFTチケットが販売されました。

NFTチケットに含まれた特典は以下のとおりです。

  • VIP席の観戦券
  • 来日期間中のウェルカムレセプション
  • 特別発表記者会見
  • サッカークリニック
  • 番組収録見学
  • 公開練習(東京、大阪)
  • フェアウェルレセプションへの参加権

豪華な特典を受けられることに加えて、有名選手の写真がついているチケットをNFTとして残すことが可能です。自分だけのチケットとして記念に残せる上、チケットを自分が所有しているとブロックチェーン上に残せます。

イベントチケットの半券をコレクションしている方もいるため、デジタルアセットとして残す方法はチケットの価値をさらに高めてくれるでしょう。

JOHNNYS’ Experience

2022年5月3日から6月5日まで開催された東京グローブ座「JOHNNYS’ Experience」にて、NFTチケットが導入されました。

従来の紙・デジタルチケットの課題に対処するため、NFTチケットの実証実験に踏み切っています。

  • 不正入場、不正転売の防止
  • チケットを管理する方がいなければ入場できなかった
  • 関係者にチケットを譲渡できない

不正防止やチケットの柔軟な管理を可能にするため、NFTチケットを利用されたという事例です。
偽造できないというNFTの特性を利用することで、不正防止につながっていくでしょう。

NFTチケットを利用できるプラットフォーム4選

NFTチケットを利用できるプラットフォームとして、4つのサービスを紹介します。

  • TicketMe(チケミー)
  • ローチケNFT
  • レコチョクチケットNFT
  • 楽天NFT

NFTチケットを探している人は、ぜひ参考にしてください。

TicketMe(チケミー)

引用:TicketMe
運営会社株式会社チケミー(TicketMe Inc.)
HPhttps://ticketme.co.jp/

TicketMe(チケミー)は2023年5月1日にリリースされた日本初のNFTチケット販売プラットフォームです。舞台の裏側に参加できるようなチケットやグッズ交換券など、バリエーション豊かなNFTチケットが展開されている点が特徴的です。

暗号資産だけでなくクレジットカード払いにも対応しており、NFTを知らなかった方でも簡単にNFTチケットを購入できます。アカウント登録もGoogleやLINEアカウントを利用できるため、すぐにサービスを利用できるでしょう。

簡単にNFTチケットに触れてみたいと考えている方に、おすすめのサービスです。

TicketMe(チケミー)については、関連記事「NFTチケットを売買できるTicketMe(チケミー)とは?特徴や使い方を解説」にて具体的に解説しています。TicketMe(チケミー)に興味がある方は合わせてご一読ください。

ローチケNFT

引用:ローチケNFT
運営会社SBINFT株式会社
HPhttps://sbinft.co.jp/

ローチケNFTは、ローソンチケットで販売しているコンサート・スポーツ・演劇などのイベントチケットをNFTチケットとして販売するサービスです。NFTマーケットプレイスを運営するSBINFT株式会社が技術提供し、株式会社ローソンエンタテインメントが運営しています。

NFT付きのチケットは、通常のチケットと同じ方法で購入可能です。イベント会場内でNFT受取用のQRコードを読み取らせると、自身のウォレットに記念NFTを受け取れる仕組みになっています。

イベントに参加した記念や思い出を残したい方は、ローチケNFTがおすすめです。

楽天NFT

引用:楽天NFT
運営会社楽天グループ株式会社
HPhttps://nft.rakuten.co.jp/

楽天NFTは、2022年2月25日にサービス開始したNFTマーケットプレイスです。
さまざま商品が取引されており、NFTチケットも購入できます。

楽天NFTの大きな特徴は以下の3つです。

  • 楽天IDで簡単に取引可能
  • 楽天ポイントが使える
  • 複数のアイテムを「パック」として販売できる

楽天NFTは楽天のサービスと密接に紐づいているため、楽天IDやポイントが利用できます。
クレジットカード払いもできるため、誰でもNFTを簡単に購入できるでしょう。

複数のアイテムをパックとして販売できるため、1つずつNFTを販売する手間を省ける点もポイントです。

ただし、購入したNFTは楽天NFTでしか取引できません。マーケットプレイスが限られるため、資産価値を求めている方は注意が必要です。

レコチョクチケットNFT

引用:レコチョクチケットNFT
運営会社株式会社レコチョク
HPhttps://recochoku.jp/ch/web3/nft-ticket/

株式会社レコチョクが2023年3月23日に提供開始した、NFTチケット販売を支援するサービスです。

NFTを動的に変化させる「ダイナミックNFT」という技術を採用しており、入場すると券面が切り替わる仕組みになっています。

レコチョクチケットNFTではNFTチケットを所持している方に対して、以下のようなサービス提供を想定されています。

  • 限定特典やコンテンツ・グッズ販売
  • 外部サービスとの連携
  • NFTチケットの二次流通

すでに導入実績も2件ほど紹介されており、NFTの普及により今後の導入実績も増えていくでしょう。

NFTチケットの課題・デメリット

NFTチケットの課題やデメリットは以下の3つです。

  • 法整備が十分に整っていない
  • 専門知識が必要な場合がある
  • 価値が大きく変動する可能性がある

NFTチケットは資産としての付加価値も持つため、扱い方に注意が必要です。
チケット利用以外の用途を考えているなら、課題やデメリットも把握しておきましょう。

法整備が十分に整っていない

ブロックチェーン技術や暗号資産など新しく登場した技術に対して、まだ法整備が十分に整っていません。

「NFTチケットを購入したがハッキングされた」などのトラブルが発生しても、法的に対応されない可能性もあります。

現状は自己責任でNFTチケットを守らなければいけないため、NFTの取り扱い方法を学んでおきましょう。

専門知識が必要な場合がある

NFTチケットを購入するためには、暗号資産を扱うための専門知識が必要な場合があります。

一般的にNFTを購入する場合は、ETH(イーサリアム)のような暗号資産が必要です。

日本円で購入できるNFTはごくわずかであるため、チケットを購入できるようになるまでに時間がかかるでしょう。

事前に暗号資産を準備できなければ、チケットを購入できないため注意が必要です。

価値が大きく変動する可能性がある

NFTチケットはブロックチェーン上で扱われるデジタルアセットであるため、以下の理由から価格が大きく変動する可能性があります。

人気のチケットであれば欲しがる人も多いため、NFTチケット自体の価格も高騰します。

一方で、人気がなくなって需要が下がった場合、NFTチケットの価格は大きく下がるでしょう。

NFTチケットを常に保持し続けるなら問題ありませんが、NFTとして取引する場合は価値が下がる可能性を考慮しておきましょう。

NFTチケットのまとめ

NFTチケットは、チケット自体に資産価値や二次流通性を持たせる画期的な方法として注目されています。チケット購入者に新しい楽しみ方を提供するとともに、アーティストやイベント主催者も新たな収益モデルを確立できるでしょう。

偽造や転売防止も期待できるため、今後はNFTチケットを活用するイベントが増えていくと予想されます。イベントの参加者や主催者は、NFTチケットという新しい仕組みに対応できるよう準備していきましょう。

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