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Web3ゲーム『Sakura Nexus』を運営する株式会社AI on Web3は、Genesis NFTの第2弾となる「Genesis NFT Round 2」を12月23日に実施したことを発表しました。あわせて、リアルリワード連携を手がけるOn-us Group Holdings Limited、およびクリプトカード発行のYPT Group Limitedとの戦略的パートナーシップ締結も公表しています。
Sakura NexusのGenesis NFTは、日本アートをベースにしたモダンなデザインを特徴とし、発行数2,025枚限定という希少性を持つコレクションです。アート性と数量制限の両面から、コレクタブルとしての価値も重視して設計しています。
今回実施されたRound 2は2部構成で、第1部はCatプロジェクト「Cat Crew」とのコラボ版を250枚、第2部は一般向けとしてGenesis NFTを500枚販売しました。価格は通常から20％オフの1,680 SEIとされ、販売はMagicEden上で行われています。
なお、運営のX投稿によると、Round 2は販売開始後に完売したとしています。
NFT Mediaが担当者に確認したところ、運営が今回強調したのは「ゲーム内体験にとどまらず、現実の利用体験までつなげる」設計です。Genesis NFTホルダーには「サクラポイント」が付与され、その保有量に応じてガバナンストークン「$SAKU」の定期エアドロップを想定しています。加えて、ホルダーは専用VIPルームでプレイでき、そこで発生した収益の最大3％相当がゲーム内ポイントとして還元される仕組みも用意するとしています。
リアル特典の面では、On-usとの連携により、ゲーム内ポイント（$CHIP）を下記のようなサービスに交換できる設計を進めます。
- 空港ラウンジ利用
- Uber／Uber Eatsクーポン
- モバイルバッテリーシェア
運営は「“得をした実感”につながる体験を用意し、Web3の心理的ハードルを下げたい」と説明。
将来的には、国内外の飲食店やコンビニ、デパート、ホテルなど、3,000以上のブランドへと拡張していく予定とのことです。
さらにRound 2ではYPTとの提携により「Sakura Nexus クリプトカード」が提供されます。
GENESIS NFTセール参加者に対し、即時利用可能なバーチャルカード（先着100名）を無料付与するほか、NFTを半年以上保有するユーザーには100ドル相当のフィジカルカードも無料提供する予定です。
クリプトカードは、USDT・BTC・ETHなど複数の暗号資産に対応しており、世界1.3億以上の加盟店で利用可能です。
また、日本国内ATMでのJPY引き出しに対応しているほか、Google Payにも対応しています（Apple Payは近日対応予定）。
同カードのキャッシュバックは、JPY決済で2.2%、USD決済で1%。暗号資産で直接決済できる仕様で、為替手数料が発生しない点も特徴としています。
そして、今後のビジョンについて聞くと、日本市場を起点に「日本的なゲーム体験を、グローバルに通用するWeb3プラットフォームへ昇華する」方針を示しました。まずはローカライズと法令順守を前提に、継続して遊べる設計を固めたうえで、ポーカーや麻雀、スロット、ドミノなど国や文化を超えて理解されやすいクラシックゲームを軸に海外展開を進める考えです。
中長期では、単一タイトルに留まらず、複数ゲームと経済圏が集まる「ハブ」として育成し、新ジャンル追加やIPコラボ、リアルサービス連携を通じて“遊びながら生活の一部として使われる”形を目指すとしています。
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