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NFTとは
NFT(Non-Fungible Token)は「代替不可能」なトークンです。「代替不可能」なトークンとは、唯一無二の価値を持つトークンを表します。
NFTが誕生したのは2017年9月で、主に暗号通貨のイーサリアムのブロックチェーン上で構築されているものです。
NFTは識別子を保有しており所有者が明確であるため、デジタル世界における権利の明確化が可能です。
それに対し、ビットコインの一つ一つの通貨には保有者情報は記録されていません。
また、NFTはそれぞれが独立しているため希少性が高く、唯一無二の価値が発生します。
NFTに紐付けられたアイテムは既に多数取引されており、高額な金額で売買が成立したアイテムも存在しています。
本記事ではそんなNFTの取引事例について取り上げていきます。
国内NFT活用事例
ゲーム | ブロックチェーンゲーム”CRYPTO SPELLS”(クリプトスペルズ)

- サービス名:ブロックチェーンゲーム”CRYPTO SPELLS”(クリプトスペルズ)
- 会社名:CryptoGames(クリプトゲームス)株式会社
- HP:https://cryptospells.jp/
- 内容:”ゲームにかけた 時間も お金も 情熱もあなたの資産となる世界”
クリプトスペルズはデジタルでもユーザー同士で自由な売買ができることで、「カードが資産になる」次世代カードゲームです。
スポーツ | COEDO KAWAGOE F.C クラブトークン

- サービス名:COEDO KAWAGOE F.C クラブトークン
- 会社名:COEDO KAWAGOE F.C 株式会社
- HP:https://c-kawagoe.com/
- 内容:欧州を中心とした海外では、ブロックチェーン技術を利用したプロスポーツチームの「クラブトークン」が発行され、オンライン上でのファンサービス・クラブ応援ツールとして注目されており、バルセロナFCやユベントスなど、主要なサッカープロチームに既に幅広く展開されています。
クラブトークンはチームへの応援の「しるし」や「証」の役割を果たし、また単に支援の証になるだけでなく、保有することでクラブ発の投票企画への参加や、トークン保有者限定の特典への応募ができるなど、新しい体験ができるデジタル上のアイテムです。
アート | Okazz’sGenerative Art NFT

- サービス名:Okazz’sGenerative Art NFT
- 会社名:株式会社TART
- HP:https://www.tart.tokyo/
- 内容:固定の画像をNFTとして購入するのではなく、公開されているアートを再読み込みすることで、その瞬間にしか出会えないアートを鑑賞できるようになっています。そして、このサービスでは動的に生成された中で気に入ったものをNFTとして記録・購入することができます。
海外NFT活用事例
ゲーム | Sorare・Global Fantasy Football

- サービス名:Sorare・Global Fantasy Football
- 会社名:sorare
- HP:https://sorare.com/
- 内容:既存のサッカー選手のカードを使ったゲームです。
このカードを集めて自分だけのオリジナルのチームを作成し、実際の選手の試合のパフォーマンスによって、スコアが集計され、それらを競うものとなっています。
いわゆる欧州で人気のファンタジースポーツの一種です。
実際のチーム構成としては、5枚のカード(GK1.DF1.MF1.FW1.その他1)を収集します。選手の現実世界での成績もスコアに反映されトーナメントを戦うというゲームです。
スポーツ | NBA TOP SHOT

- サービス名:NBA TOP SHOT
- 会社名:Dapper Labs
- HP:https://nbatopshot.com/
- 内容:毎晩のようにNBAのスター選手たちが繰り出すスーパープレーのハイライトを繰り返し見ることができるようになります。
このサービスは、NBAによって正式に認可されており、限られた数のパッケージされたハイライトがブロックチェーンによって鋳造され、ハイライトを自分のものとして所有することができます。
アート | HAVAIANAS×ADHEMAS NFT COLLABORATION

- サービス名:HAVAIANAS×ADHEMAS NFT COLLABORATION
- 会社名: Havaianas (ハワイアナス)
- HP:https://foundation.app/@Havaianas
- 内容:初となるNFTアートを、2021年5月13日午前2時(日本時間)より、Foundation.app/Havaianasにてオークション形式で発売しました。ロサンゼルスを拠点に活動するデザイナー兼アーティストのAdhemas Batistaとのコラボレーションで、5つのユニークな作品が誕生しました。Adhemas Batistaは2005年からHavaianasと協業しており、今回のコレクションではHavaianasと彼の関係を物語る「幸福」を題材にしています。オークションの収益の一部は、ブラジル・サンパウロ市の東側に位置する野外美術館プロジェクト「Favela Galeria」に寄付されます。
NFTの今後について
本記事では、国内外におけるNFT活用事例をまとめました。
NFTの介在によりコミュニティ内におけるNFT発行者と利用者の距離が近くなることで、新しい関係構築が可能になってきていると思われます。
アーティストや各業界において、NFTを用いて収入を得ていく動きが今後さらに広がり、メインの収入をNFTで という人も出てくるかもしれません。
今後どのように個人や企業が参入し、変化していくのか注目です。