西野亮廣氏最新作絵本『みにくいマルコ』のNFT化について

タレントで国内最大のオンラインサロンを運営する西野亮廣氏が、最新作絵本『みにくいマルコ』のNFTを販売しました。その結果、オークション形式で出品した3点が合計約14.2ETH(約400万円)で落札されました。

今回は、国内NFT界隈に興味がある人に向けて、今話題の『みにくいマルコ』NFTについて解説します。

西野亮廣氏の最新作絵本『みにくいマルコ』のNFTオークション実施

西野亮廣氏は、最新作絵本『みにくいマルコ』の画像3点をNFTとしてオークションで販売しました。

オークションはOpenseaにて、2021年7月14日 10:00〜2021年7月31日 21:59まで開催され、合計14.2ETH(約400万)で落札されました。

落札者は画像のオーナーとしてみにくいマルコ公式サイトに掲載され、自身のWebサイトなどに画像を掲載できます。

MARCO NFT ART COLLECTION:https://chimney.town/marco-nft/index.html

引用: 『みにくいマルコ』
引用:『みにくいマルコ』
引用:『みにくいマルコ』
引用:『みにくいマルコ』
引用:『みにくいマルコ』
引用:『みにくいマルコ』

『みにくいマルコ』とは?

絵本の概要

『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』は、映画『えんとつ町のプペル』から3年後の「えんとつ町」の物語。

3年前に町が大きく変わり、職を失い、しぶしぶ見世物小屋「天才万博」で働くことになった醜いモンスター『マルコ』は、そこで一人の少女と出会い、決して許されない恋に落ちていき...。

『みにくいマルコ』のNFTについて

『えんとつ町のプペル』は、作品を作る過程から共有し、絵本発売の傍らネット上で無料公開し、二次創作を歓迎するなど、権利を囲い込むのではなくシェアすることで、その世界を広げていくことを作品のストーリーさながらに行ってきました。

一転、『みにくいマルコ』では、プペルとは対照的に、NFTを利用し絵ごとのオーナーを明確に切り分けるという新たな試みをしています。

西野亮廣氏がNFTに参入した背景

西野氏がNFTに参戦した理由は大きく2つあると、「えんとつ町新聞」においてご自身が語られています。

1つ目の理由は「絵本を出している出版社や絵本作家の収益源を、印税とは別で作りたかった」というものです。

絵本のターゲット層はものすごく狭く、作品制作にかかるコストと効果がアンバランスであるため、多くの絵本作家さんは「別のお仕事で食い繋いでいる」というのが現状です。

こうなってしまっているのは、絵本作家さんが悪いのではなく「構造上の問題」であり、この問題を解決するために西野氏は、今回NFTで絵本のページを販売して、「ページオーナー」の仕組みを作りました。

「ページオーナー」とは、ページごとに絵本を販売し、印税以外の収入を作る仕組みのことです。

2つ目の理由は、「時代を前に進めること」です。

絵本作家の収益について特化するのであれば、NFTを介さず、普通にページの権利を売る方が利益は大きくなります。何故なら、今の日本だとほとんどの人がNFTの買い方を知らず、そもそもの「見込み客」が少ないからです。

しかし、西野氏はお金以上に時代を前に進めるためにNFTを出品しました。

西野氏は、支援のブレーキがかかる一番の理由が「ログインが面倒くさい」や「仕組みを理解するのが面倒くさい」であると述べており、西野氏自身がNFT販売を行うことでNFTに対する興味を持つ人が増え、多くの人がNFTに触れ、行動を起こすことでNFTに対する参入障壁を低くし、作家やクリエイターがより多くの収益を得られることを目的とし今回NFT販売を行ったと語っています。

西野亮廣氏のNFT関連の今後の動きとは

現状、NFTは国内外の取引があり、国内では西野氏のみにくいマルコ、せきぐちあいみ氏のNFTアート等が国内のNFT市場をけん引しています。しかし、国内市場での2次流通、3次流通はあまり活発とは言えません。

西野氏がNFTに参入した背景でも述べましたが、西野氏の目的は「時代を一歩進めること」です。そのため、今後も新たなNFTアートの販売や、新たなNFTアート購入を行いNFT市場を盛り上げていくことが期待されます。

まとめ

今回の『みにくいマルコ』のNFT化は、NFTの参入障壁を低くするという意味で時代を一歩前に進める大きな意味のあるプロジェクトでした。結果的に出品した3点は合計14.2ETH(約400万)で落札され大きな話題を生み、国内のNFT界を盛り上げました。

西野氏の今後の動きとしては、新規NFT発行やNFT購入でNFT市場を活性化していくと思われます。