現物のあるNFTを生み出した第一人者 MBKブロックチェーン株式会社独占インタビュー

創業74年、上場72年の歴史を誇るマーチャント・バンカーズ株式会社の子会社であるMBKブロックチェーン株式会社は、2021年11月に国内初となるNFTを現物化したアート作品として販売するプラットフォーム「NFT LaFan」の運営を開始、さらに自社で運営するマーケットプレイス「NFTバンカーズ(https://nft-bankers.com/)」をリニューアルオープンしました。

NFTはデジタルデータとして使用されるのが一般的ですが、それを現物に紐付けるという新たな発想を事業に導入されています。そもそもなぜNFT事業に目をつけられたのか?今後の構想は?などMBKブロックチェーン株式会社のNFT事業への想いをお届けします。

株式会社MBKブロックチェーンについて

Q: 株式会社MBKブロックチェーンについて、ご紹介いただけますか。 

MBKブロックチェーン株式会社は、二部上場会社のマーチャント・バンカーズ株式会社の子会社になります。主な事業はブロックチェーン事業で、その中でもエストニアでの事業、NFTの事業の2つがメインになります。

エストニアでは、エストニアの金融庁ライセンスを持って暗号資産交換所「Angoo Fintech」を運営しています。日本側ではNFTマーケットプレイス「NFTバンカーズ」、また弊社の提携会社である株式会社ケンテンから委託を受けNFTのECサイト「NFT LaFan」を運営しています。 

NFT事業を展開する背景

Q: ブロックチェーン・NFT事業を行っているのはなぜでしょうか。

私たちMBKブロックチェーン株式会社の親会社、マーチャント・バンカーズは不動産投資を本業としており、不動産をNFT化して売買するという大きな目標があります。まだ技術面や法律面でクリアできていないのですが、まずは現物で価値があると裏付けされているものをブロックチェーン上で流通させることの実証実験として、NFTを用いたマーケットプレイスをローンチ、運営しています。

弊社のキーワードは、ブロックチェーンの本質を見て新しい事業に取り組んでいくことです。NFTに関わる上でも投機目的だと、僕らの方針とは逸れてしまうことを念頭に置いていました。そこで目をつけたのが、僕らの大株主でもあるアートポートインベストという元々映画業界に携わってきた会社です。アートポートインベストはキャラクター、お宝グッズなど幅広いコンテンツを持っています。そこでそれを活かして本当の意味のNFTで勝負したら非常に面白いのではないか、と考えたのがきっかけです。 

Q: NFT事業に参入されたきっかけを教えてください。

きっかけは、弊社エンジニアのアイデアです。2021年初め、「NFTが海外で盛り上がっている」と日本でも話題になりました。弊社エンジニアは新しいものを積極的に取り入れる人で、その時流を教えてくれました。そこから将来的にNFTで不動産を動かすことができないか、と繋がり事業展開を始めました。不動産はまだアナログな部分が多いです。NFTを活用することで、デジタル化を進めたいと考えています。 

実際にNFTを取り入れてみて感じていること

Q: 実際、NFT事業を始められてみてどうでしたか? 

ブロックチェーン上で流通させることで、購入者と出品者のやり取りが非常に早くなったと感じています。例えば、ブロックチェーン上で扱うデジタルアートに関しては、購入者が出品者から数秒で作品を購入できます。そういう意味で価値の移転が凄く早い。これは非常に魅力的だと思っています。

Q: NFT活用の先に、何を目指されているのでしょうか?

今の不動産取引の現場では、基本アナログで取引を行っています。しかし、ブロックチェーン技術を活用すれば本人であること、物があることを、印鑑証明や会って本人確認などせずとも、理屈上きちんと解決してくれます。本人確認や取引の安全性を担保してくれるのがブロックチェーン技術であり、NFTの流通のさせ方だと思っているので、そこを目指そうとしています。

とはいえ、まずはできることからやっていくのが僕らのスタンスです。非常に壮大な作業ですが、100%アナログで行っている取引を少しずつデジタルでカバーしようとしています。例えば、日本の謄本は日本人にとっては安心できる不動産取引の仕組みですが、外国人にとっては非常に分かりづらい部分があります。それがNFTという形で取引履歴が見られて、物品の権利が保障されているという2本立てであれば、外国人の方も安心していただけると思うんです。また、費用の送金に関してその場で直接やり取りするのが基本動作です。外国人の方が現金で決済するとなると送金に時間もコストもかかりますよね。しかし、そこを暗号資産や仮想通貨を使うことで両方の問題がクリアできるのです。

僕らは、NFTという一つのブロックチェーン技術がアナログの売買の世界における様々なことをカバーしてくれると考えて動いています。

マーケットプレイス「NFTバンカーズ」について

Q: マーケットプレイス「NFTバンカーズ」立ち上げの経緯をお伺いさせてください。  

NFTバンカーズは、P2Pでユーザーと購入者がやりとりできるプラットフォームを目指そうと立ち上げたプロジェクトです。イーサリアムブロックチェーンを使いながら、ユーザーと、購入者と出品者をマーケットプレイスで繋ぐということを行っています。

Q: これからの出品内容について、どのような展開を考えられてますか?

今、NFTを活用するアーティストの方々が非常に沢山いらっしゃる状態で、OpenSeaやFoundation、Raribleなど主要プラットフォームでは、作品が埋もれてしまいやすいという問題があります。だからこそ、新しいプラットフォームとして私たちを選択してもらうことで、自分の作品が埋もれることなく自分のコミュニティの中で宣伝してもらえれば、コミュニティとコミュニティが一致して大きなマーケットになっていくと考えています。特に私たちはコミュニティを重視していますので、私たち自身のコミュニティとアーティストの周りのファンコミュニティがお互いに協力をして、押し上げていこうという考えで運営しております。

Q: プラットフォーム内でコミュニティを重視する取り組みとして、具体的に今後予定されていることはありますか?

アーティストやクリエイターが、AMAのようにコミュニティ内で私はこういうアーティストで、こういう考えで、こういうのを作っています、と紹介できる場所の提供を考えています。自分の商品、自分のアートをプロモーションできる場所ですね。

※AMAとは、ask me anythingを省略したもの。気軽に聞いてほしいという意味合いで質問会や交流会の場を指します。

Q: 御社のNFT事業の特徴は何だと考えられていますか?

私たちの場合、現物資産と交換ができるところが最大の特徴になります。

今、NFTアート自体がマネーゲームになっていることが非常に多いのではないでしょうか。しかし、私たちのNFTはしっかりした「モノ」としての裏付けがあるのです。デジタルだけではなく、ポスターフレームに入ったアートや映画で実際に利用された小道具などのお宝アイテムと交換できます。まだ構想段階ですが、今後はアーティストとコラボしたTシャツやパーカーを一緒に作ったり、マグカップにプリントをしたものを作ったりということも考えています。

NFT事業における今後の展望とは

Q: NFT事業の今後の展望をお伺いさせてください。

まず、私たちは現物のあるNFTでファースト・ムーバーとしてのポジションを取っていきたいと考えています。実際にお店に行かなくても、オンライン上で購入者の方により魅力的に、より見やすく、商品を紹介することで現物のお買い物を楽しんでいただく感覚です。

ただ、ここで注意したいのが僕らにとってNFTは主役ではないこと。あくまで現物が主役であるという想いがあります。 NFTやメタバースはあくまでプラスアルファ、皆さんにより安心して買い物を楽しんでいただくための道具という位置づけでこれからも取り組んで参ります。

〈MBKブロックチェーン株式会社 関連URL〉

HP:https://mbkworld.co.jp/ 

当インタビュー関連プレスリリース:https://nft-media.net/genre/art/nft-bankers/4313/ 

NFT Bankers:https://nft-bankers.com/

NFT Lafan【現物と紐付いたNFTが購入できるサイト】: https://nft-lafan.com/