VRoid界隈でNFTが問題視されてるのでわたしが知ってる限りのことをまとめた。

このnoteはこんな人に向けて書きました。

・アバター、VRoidのお店をやってる人
・アバター、VRoid界隈でNFTがよくわからない、怪しい、不安だという人
・VRoidアバターでNFTを始めたい人、始めてる人

はじめに。

今後NFTの技術的な更新、NFTプラットフォームの方針や仕様の変更によって、このnoteに書かれている内容と事実が異なる場合があることをご理解の上お読みください。
※2021/11/22現在の内容です。

2021/11/23修正
- NFTが鑑定書であるという旨の表記を削除しました。
- 問題提起の表現の修正しました。

NFTってなに?

NFT=Non Fungible Token(代替不可能なトークン)

「誰に渡したか」と「誰から受け取ったか」

という情報を連続的に記録して、取引前後の情報を照らし合わせていくことでそのデータの確実性が担保されていくというもの(これ自体はブロックチェーンの技術)

うん、難しいね…。

NFTはデータ本体を売買しているわけではない。

これ結構勘違いしてる人が多そうなんだけど、NFTで売買されるのはあくまでトークンであって、データ本体ではないということ。

「???」と思う人が多いと思うんだけど、NFT本来の活用目的はデジタルデータに付加価値を生み出すための技術なわけで、そのデータを好き勝手していい権利を売り買いしてるわけじゃない。

そういう意味から仮にアバターをNFT化して売買したとしても、登録者本人が意図的にアバターを購入者に渡すようなことがない限り、そのアバター自体が相手に使われることはないはず。

NFTアートを見て素晴らしい!と思った人が、会社の株を買うような感覚に近いかも。

今回問題になってること。

今回問題になってるのは、VRoid製のアバターやそれに利用される衣装テクスチャが作者に無断でNFT化される話。

これの何が問題なのかというと

NFTは本来トークンの取引であるはずなのに、購入したユーザーへアバターのデータ本体をプレゼントするパターンが増えている。
配布・販売アバターや衣装の作者は利用規約に第三者への再配布・再販売すを禁止している場合がほとんどで、それらの規約を無視した違反行為を行なっていることになる。

さらに現状NFTは発行したもん勝ちみたいな感じになってるので、無断でNFT化した登録者があたかも作者本人であるとミスリードされてしまう可能性がある。

やばいね??????

仮にモナリザを「これは私が描きました!」といっても、モナリザほど有名な絵画であれば当然作者ではない!ってわかるしけど、発展途上のアバターコミュニティの中でそれをやられてしまうと、誰が真の作者なのかなんて一般の人が判断できるわけがないよね…。

どう対策したらいいのか?

この問題のどこに着目するかで対策が変わってくると思う。

ひとつはデータ本体が不特定多数の人に渡ってしまう可能性。

これは最初に話した通り、NFTの特性上データ本体が売り買いされることはないはずなんだけど、購入者特典的な位置付けで意図的にアバターのダウンロードURLが配られることが実際に起きている。 直接的な解決にはならないかもしれないけど、少なくとも利用規約に「再配布禁止」を明記することが対策の第一歩かなと思う。 だいたいは利用規約に書いてることだと思うので、ほとんどの場合は規約上防げてる…はず!

ふたつ目は無断でNFT化されること。

これに関してはもうNFT化することを要相談とするかそもそも禁止にする以外ないと思う。
VRoidの衣装はあくまで自作アバターを一部として利用してくれることを考えると、事前の相談だったり、違反する使い方を防ぐための選択肢はいくつかあると思う(個人的には)
一応、どこかの誰かにNFT化される前に自分がNFT化してしまえ!という方法もあるにはあるけど、現時点でもNFTプラットフォームはたくさんあるし、それぞれにNFTとして登録するのは骨が折れる…、そして作者本人がNTFに対しての知識がない状態で手を出すにはそれなりにハードルも高いしトラブルになるリスクもある(NFT化するためには特定の仮想通貨取引所を開設して通貨やトークンを自分である程度仕入れる必要がある)

…と、こんな感じで規約でどうにかできれば一番いいんだけど、本当に悪意を持った人は規約なんて当然のように無視するし、再配布だってすると思う。
これに限ってはもはやNFTとか関係なく起こる話なんだけど、いまはNFTが主軸になってこういう問題が起こりやすくなってしまってる現実があるので、できることなら悪意あるNFTユーザーに利用されにくい環境を作るしかないって感じですね…。

今までの話を対策としてまとめると

利用規約にNFTでの取り扱い方法を明文化する
②安易に利用できないように無料配布をしない、金額を高く設定する
③不特定多数の人がダウンロードできないように一般公開を取りやめる

こんな感じかな?(他にいい方法があったら教えてほしい)

③はとても悲しい選択肢なので、個人的には最終手段というか、もうダメだ!となったときに選んでほしいなと思っています…!

NFT自体は悪いものではない。

デジタルデータが本物であるという証明ができる技術は、将来メタバースやバーチャルSNSでめちゃくちゃ活きてくる技術だと思ってるし、わたしみたいなアバターの衣装を販売する立場からするとこういう技術が正しく使われた未来はきっとものすごい恩恵があると思うから、ここで総叩きににして潰すんじゃなくて、NFTについて理解してそれに対してどうやって順応していくかっていう選択肢を選ぶつもりです。

vear clothesではNFT利用自体はOKとしています(再配布は当然NGですが)
NFTユーザーがVRoidで自作したオリジナルアバターにvear clothesの衣装を着せてくれるのはわたしとしては嬉しい話なので、正しく使ってバーチャルな未来の技術として発展してくれるといいなと思ってます。

さいごに。

アバター、衣装の作者さんへ
ツイッターとかを見る感じだと「NFT?よくわからないけど許せない!」みたいな空気があったのでこのnoteを書こうと思いました。
商品を非公開にしたり、NFT全面NGにしたり各々対策を取っていると思いますが、このnoteを読んで対策の方法に少しの選択肢が増えたら嬉しいなと思います。

NFTユーザーさんへ
VRoidに限らずアバター文化に触れるのはもしかすると今回が初めてかもしれません。
アバターやそれに着せる衣装の作者は、当然愛情を持って作ってるし、それをたくさんの人に正しく使ってもらいたいと思っているはずです(少なくともわたしは)
それらを許可なく無断で、ましてや自作したかのように公開するのは決して許されることではないということを理解して使ってもらえると嬉しいです。
NFTも素晴らしい技術だと思うので、お互いを尊重して違反なく正しく発展できたらいいなと思います。

長くなりましたが以上です。
さいご説教くさくなってしまってごめんなさい…!

おわり。

転載元:https://note.com/akiho_watanabe/n/n7d497a3eee03

作者:https://twitter.com/akiho_watanabe

※本記事は、作者様に許可を取り転載しております。