NFTとは? “誰でもわかるNFT” 仕組みから将来性まで徹底解説!

NFTを活用した市場が今、熱を帯びています。

NFTって、名前は聞くけど何なのか分からない
NFTを事業へ活かしたいが、知らないため一歩詳しくなりたい

この記事では、そんな方へ向け今話題のNFTについて分かりやすく、網羅的に解説します。

NFTとは

NFT(Non-Fungible Token)は「代替不可能」なトークンです。「代替不可能」なトークンとは、唯一無二の価値を持つトークンを表します。

NFTが誕生したのは2017年9月で、主に暗号通貨のイーサリアムのブロックチェーン上で構築されているものです。

NFTは識別子を保有し所有者が明確であるため、デジタル世界における権利を明確化できると期待されています。
それに対し、ビットコインの一つ一つの通貨には保有者情報は記録されていません。

また、NFTはそれぞれが独立しているため希少性が高く、経済的価値が発生します。
NFTに紐付けられたアイテムは既に多数取引されており、高額な金額で売買が成立しているアイテムも存在しています。

仮想通貨

仮想通貨とは、電子データのみでやり取りされるデジタル通貨です。ビットコインの登場以来取引所が続々と登場し、仮想通貨の保有が急速に広がりました。

ブロックチェーン
デジタル資産であるNFTを支えるのが、ブロックチェーンです。ブロックチェーンは公共性のある台帳で、NFTに紐付けられた作品の所有権を証明してくれます。

トークン
仮想通貨の世界では、ブロックチェーン技術を利用して発行された独自の仮想通貨のことを指します。独自のブロックチェーンをもとに発行される仮想通貨に対し、既存のブロックチェーンを利用して発行されるトークン、という違いがあります。

NFTのコンテンツ例

NFT化が進んでいるのはデジタルアート、コレクションアイテム、音楽、ゲームアイテム、映画、ライブチケットなどです。現在、NFTに適したコンテンツが世界中で模索されています。

以下に、具体例を紹介します。

  • 米ロックバンドリンキンパークのマイク・シノダが創作した作品「One Hundredth Stream」
  • NFTのアートギャラリー「ハッシュマスク(HashMask)」

上記のNFTは、イーサリアムのブロックチェーンで管理されています。そのため、対応の暗号資産ウォレットを使って友人に譲渡することもできます。

また、NFTを取り扱う2次流通マーケットも存在します。
「OpenSea」など、それらプラットフォームを使えば、自分の持っているNFTを第三者に転売できます。

NFTマーケットプレイス

主要マーケットプレイスの例として、以下のようなものがあります。

  • OpenSea
  • Coincheck
  • Rarible
  • nanakusa

さらに多くのNFTマーケットプレイスを知りたい方は、以下記事も参考にしてください。

  • 国内NFTマーケットプレイス一覧
  • 海外NFTマーケットプレイス一覧

NFTのメリット・デメリットとは

他の仮想通貨と他のNFTの違いとは何なのでしょうか。ここでは、NFTのメリット・デメリットを紹介します。

メリット

偽造不可能である

NFTは発行されてから渡り歩いてきたウォレット全てが記録されています。全ての取引が記録されるため、偽造される可能性が低いです。

個性がある

NFTは代替可能なトークンと違い、個別の識別子と発行日時、追加のメタデータを記述できます。これを使いトークン発行者はトークンの誕生日や見た目、名前などをブロックチェーン上に保存できます。

移送可能である

NFTはトークンであるため、電子的な取引で売買できます。多くの場合これはサービス内に限らず、他のシステムでも移譲できます。そのため、管理者が違うトークン同士でも同じ場所で取引できます。

破損・紛失の可能性が低い

ブロックチェーンで保管されているため、実物のアセットと比べ破損・紛失の可能性は低いです。

デメリット

著作権の問題点

NFTを保有することは、その著作権を保有することではありません。著作権とブロックチェーン上での所有者は全く別物であるため、NFT界において今後問題になる可能性があります。
著作権者が持っている著作物を複製・販売する権利や、著作権自体を譲渡すること、二次的著作物を作成する権利などはNFT所有者にはありません。
著作権とNFTの所有が別々にあるために、NFT所有者が関連するデジタルアートをシェアする方法も制限されそうです。例えば、複製の権利は著作権者が持っているため、NFT所有者が関連するアートの画像を複製して共有したり、Instagramなどのプラットフォームで共有した場合、著作権上の問題を起こす可能性があります。

アセットを物として所有できない

性質上、アセットを物として所有できません。例えばデジタルアートの場合、所有者は実物の作品を鑑賞することはできず、モニターを通して鑑賞します。

※アセット
アセットとは、発行者が存在するトークンです。大きな特徴としては、発行者が存在し、その発行者が供給量を決定、上限枚数を変更できます。

NFTが有名になった理由

Googleトレンドを見ると、NFTが特に話題になったのは2021年2月からといえそうです。

引用:Googleトレンド

世界で初めてNFTの作品を扱ったオークションハウスは、クリスティーズです。落札価格は6900万ドルを超え、サザビーズでも、デジタルアーティストPakの作品が1680万ドルで落札されています。

リアルタイムの金額は以下をご覧ください。

NFT市場は急拡大しています。この背景には、仮想通貨の高騰があると言われています。NFTの主な取引場であるイーサリアムは昨年度から約10倍に高騰しており、新しい投資先としてNFTアートやコレクションが主に選ばれました。

一方、マスユーザー向けのヒットタイトル創出の期待感、テック業界の著名人のNFTプロジェクト参画による注目も挙げられています。

年始から連続的に起きた高額取引も、ますます注目が高まるきっかけでした。非常に高額なものの、仮想通貨を所有するトレーダーの資産が膨れ上がっていることが背景にあるとされています。

NFT活用事例

最高金額の取引例

NFT作品取引実績として、米国人デジタルアーティストBeepleの「Everydays: The First 5000 Days」が最高金額で取引されました。ビグネシュ・スンダレサン氏により、クリスティーズで6900万ドル(約76億円)で落札されています。

国内のNFT活用事例

日本のゲームやアニメは世界的に人気を集めており、NFTは日本のクリエイターが強みを発揮できる分野へ発展する可能性があります。

Anique(アニーク)はアニメ、ゲーム、漫画などのデジタルアートを販売し、ブロックチェーンにデジタル所有権を記録。売り上げの一部をクリエイターに還元しています。

注目NFTニュース

NFT界では日々新たなニュースが飛び交っています。

数多くのニュースの中から、NFT Media編集部が厳選した事例を紹介します。

NFTの未来

NFTの実用化は始まった印象さえあるものの、今後の展開にはどのような事が期待されるのでしょうか。NFTの今後の展望について、デジタルアーティスト面とビジネス面に分け、解説します。

アーティストの活躍

NFTの代替不可能な特徴を活かし、所有権証明が必要な分野、アートの分野で実用化が進んでいくと期待されています。

NFTは、ツールを使い簡単に制作できます。
これまで出品の機会を持てなかったアーティストも、世界に向けて自分の作品を出品できる一つのきっかけになるでしょう。NFT市場を活用し、成功するアーティスト続々と現れるだろうと予想されます。

NFT Mediaでは、NFTを活用するクリエイターへインタビューを行い、NFT活用のきっかけから取引後の感想までリアルな声をお届けしています。

ビジネスの展開

クリエイターでなくとも、NFT市場でビジネス展開は可能です。

ブロックチェーンゲームを通して収益を得る機会が増えるなど、現在は主にゲーム分野での活躍が目立っています。しかし、不動産や会員権といった分野でも活用され始めました。

NFTの代替不可能な特徴を生かし、所有権証明や身分証明、著作権の分野での実用化も予測されています。

産業のデジタル化実現の手段として、今後様々なビジネス領域での利活用が期待されるでしょう。

さいごに

今回は、NFT初心者の方に向けNFTの概要を紹介しました。

NFTは、ブロックチェーン上で唯一無二の代替不可能なトークンです。「代替不可能」であるため、全く同じ価値のものが存在しない一点物です。
NFTはこの「代替不可能」な性質から活用の幅が広がり、注目が集まっています。

今後多くの領域での活用が期待される中で、NFTを取り巻く動向へは注目が必要でしょう。