昨年、大きな話題となった「NFT」。
これまで、国内でも数多くの高額取引や大物アーティストによるNFT参入事例が誕生しました。
今回は、そんな国内で話題になったNFTの取引事例を厳選して10個ご紹介します。
国内のNFT話題取引事例 10選
せきぐちあいみ

NFT名:Alternate dimension 幻想絢爛(VRアート作品)
販売場所:Opensea
取引時期:2021年3月25日
詳細:せきぐちあいみさんは、VR空間に3Dの絵を描くアーティストとして国内外で活躍しています。今回、初のNFT作品を制作し、世界で一番大きいといわれるNFTマーケットプレイスの「Opensesa」に出品しました。作品出品の告知ツイートの翌日には、約1300万円で落札されました。
また昨年末にはforbesの今年の顔100人に選出され、今年はNFTアートの個展、VRライブペイントも実施されます。
サウナランド
NFT名:電子書籍サウナランド(EPUB3)NFT
販売場所:OpenSea
取引時期:2021年5月11日
特設サイト:https://nftoasis.io/saunaland/index.html
OpenSea:https://opensea.io/assets/0x19bbb792667bc123f5d99c4f6077a06f79f6dbe4/1?locale=ja
詳細:編集者の箕輪厚介さんが手がけた『サウナランド』の電子書籍がNFTとして発行され、オークションに出品されました。『サウナランド』は2020年10月にクラウドファンディングで集めたお金で編集・発行された雑誌で、これまで電子書籍での販売はなく、NFTとしてはじめて出されるケースとなりました。落札額は約276万円(6.3814ETH)で、NFT入手者は『サウナランド』の電子書籍を出版・販売できる商用利用権も付帯される仕組みとなっています。
柴犬のかぼすちゃん
NFT名:Doge
販売場所:Doge NFT Auction
取引時期:2021年6月12日
詳細:柴犬のかぼすちゃんは、インターネット・ミームで知られる「Doge」の顔として世界中に知られています。有名になるきっかけになったのは、飼い主でブロガーのかぼすママさんがブログに投稿した1枚の写真でした。今回のオークションではその1枚を含む数枚の写真が出品され、「Doge」は約4億7000万円(1696.6ETH)で落札されました。このオークションはチャリティーのために行われ、落札額は日本赤十字社や世界食糧計画、あしなが育英会やプラン・インターナショナルなどの子どもの教育や権利を支援する団体に寄付されました。
Perfume
NFT名:『Imaginary Museum “Time Warp”』(イマジナリーミュージアム “タイムワープ” )
販売場所:NFT Experiment
取引時期:2021年6月18日
詳細:音楽ユニットPerfumeは販売したこの作品は、Netflixで配信中の『Perfume Imaginary Museum “Time Warp”』で使用したデータを元に、パフォーマンスで披露された振り付けの中からメンバー3人の象徴的なポーズを3Dデータ化したものです。落札額は約325万円(20000MATIC)となりました。
Generativemasks
NFTプロジェクト名:Generativemasks
販売場所:OpenSea
取引時期:2021年8月17日
HP:https://generativemasks.on.fleek.co/
詳細:Generativemasksは、クリエイティブコーダー高尾俊介さんが2021年に制作・発売したNFT作品のコレクション。Generative Artで作成された10,000種類のNFTアートです。このNFTは、表情の異なるユニークなマスクを1つずつ自動的に「生成」し、NFTマーケットプレイスでリロードするたびに異なる色のマスクを楽しむことができます。
コードで生成されたCGマスクのNFT、というユニークさが世界中で話題を呼び、1万点がすぐに完売。販売総額は3億円以上に及びました。
三上悠亜
NFTプロジェクト名:your NFT
販売場所:Rarible
リリース時期:2021/10/1
HP:your NFT
詳細:28歳になる歳にちなんで、28枚の作品を販売。購入者限定特典としては、最高落札者(限定1名)様には、2022年8月15日の三上悠亜28歳最後の日のディナーデートの権利や、落札者全員特典(28作品それぞれ)には、撮影時の着用アイテム、三上悠亜直筆サイン入り色紙をそれぞれ1点ずつプレゼントするなど豪華な特典付きとなっています。最高落札額は300万を超え、全28作品の合計落札総額は約1,300万円となりました。
RTFKT×村上隆
NFTプロジェクト名:アバター・プロジェクト
販売場所:OpenSea
リリース時期:2021年11月
詳細:村上隆が、デジタルスニーカーやバーチャルウェアを販売しているデザイン集団「RTFKTスタジオ」のNFTプロジェクト「アバター・プロジェクト」に参加しました。RTFKTスタジオは、2020年1月に結成。デジタルアーティスト Fewociousと制作した約3.2億円のバーチャルスニーカーが7分以内に完売するなど話題を集めています。今回のプロジェクトで村上とRTFKTスタジオは、デジタル生成された2万体の3Dキャラクター(アバター)を制作しました。
鉄腕アトム
NFT名:モザイクアートNFT「鉄腕アトム」
販売場所:OpenSea
リリース時期:2021年12月13日
HP:https://tezuka-art.nftplus.io/ja
詳細:2021年12月13日(月)12:00より、手塚プロ初の公式NFTプロジェクト「From the Fragments of Tezuka Osamu(手塚治虫のかけらたちより)」シリーズ第1弾「鉄腕アトム」のジェネレーティブアートNFT1000個をそれぞれ0.08ETHで販売、わずか1時間ほどで完売しました。最高額落札は120 ETH
鉄腕アトム以外にも、火の鳥やブラックジャックなど、代表作のNFTも出品されています。
また、手塚プロダクションは、本NFTの純売り上げをユニセフと日本の子供のための組織に各10%寄付することとしました。
花井 祐介
NFTコレクション名:People In The Place They Love
販売場所:OpenSea
リリース時期:2022年2月14日
詳細:ストリートシーンを中心に幅広い分野で活躍するアーティスト、花井祐介氏による初NFTコレクション「People In The Place They Love」は、発表と同時に1000個全てが俊足完売。その後セカンダリーマーケットプレイスのOpenSea では最低取引価格がミント価格の15倍の15イーサリアムにまで上昇しました。また、最初の1,000個のNFTはミステリーボックス形式で配布され、2月16日にボックスの中身が公開。前澤友作、KAWS、ジェイ・チョウ、JJ リンら著名⼈が、次々に自分たちの NFTをSNSに投稿し、「花井旋風」が巻き起こりました。
Zombie Zoo Keeper
引用:NFTアーティスト・Zombie Zoo Keeperの新作をフィジカルアートに
NFTプロジェクト名:Zombie Zoo
リリース時期:2022年2月16日
販売場所:三越伊勢丹オンラインストア
詳細:「Zombie Zoo(ゾンビ・ズー)」とは、9歳の日本人の少年・Zombie Zoo Keeper(ゾンビ・ズー・キーパー)によるNFTアートプロジェクトです。2021年に夏休みの自由研究として、母親であるアーティストの草野絵美さんと共に始めました。累計212点にも及ぶピクセルアートは全てiPadで描かれており、NFTマーケットプレイスのOpenSeaで販売されています。 SNSで大きな評判を呼び、これまでの全作品が完売。「2021 Forbes JAPAN 100」にも選出され、一躍”日本のNFTアートシーン”の顔になりました。
最後に
今回は国内で話題となったNFT取引事例についてご紹介しました。
2021年になってから話題になる事例が多く、NFTへの注目度や関心そのものが高くなっていることが窺えます。
高額取引の事例としてはアート、出版、セクシー、エンタメと業界も商品も全く異なるものばかりでした。今後も、今までに検討されていなかった業界から続々とNFTへの参入が予想されます。
これからもあらゆる事例をお伝えし、日々拡張していくNFTの動向を見守っていきます。
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