日本初の総合NFTマーケットプレイス「NFT JAPAN」を運営するFirst Currency Japan株式会社代表 早瀬敏博氏インタビュー
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~Japan NFT LIVE Performance Festival 2021 2ndにて~

市場が急拡大し、2021年の流行語にもなっているNFT。そのNFTをテーマとしたイベント『Japan NFT LIVE Performance Festival 2021 2nd』が2021年12月11日、東京都千代田区の秋葉原UDX アキバ・スクエア​で開催されました。

本記事では、イベントに出展していた日本初の総合NFTマーケットプレイス「NFT JAPAN」を運営する、First Currency Japan株式会社代表の早瀬敏博氏へのインタビューをお届けします。

First Currency Japan株式会社について

Q. First Currency Japan株式会社についてご紹介いただけますでしょうか。

今夏を目処に「NFT JAPAN」というNFTマーケットプレイスをリリース予定です。コンセプトには「日本初の総合NFTマーケットプレイス」を掲げ、取り扱う商品はデジタル資産にとどまらず、不動産といったリアル資産も扱う予定です。

Q. NFTに注目したきっかけを教えていただけますか。

First Currency Japan株式会社は税理士事務所が母体であるファーストブレイングループに属しており、グループでの事業として3年程前にフィリピン国内のキャッシュレス決済普及を目的として、フィリピン政府の協力のもと暗号資産(当時は仮想通貨)のRomeoCoinを立ち上げようとしていたのですが、そこがブロックチェーン事業の始まりでした。

しかし、新型コロナウイルスが出てやりとりが途絶えてしまいました。同時に、仮想通貨の価値も少し下がって人気がなくなっていた時期です。そのような中で、2021年3月ごろから日本でも話題に上がるようになったのですが、ブロックチェーン技術を利用した新しいNFTという取り組みがあると知りました。そして5月ごろからNFTのマーケットプレイスを我々でも提供していこうという方向性になったのですが、既に大手も参入してきているので、それらとは違った切り口で進めていこうということで社内で議論し、NFT JAPANのコンセプトが決まりました。

Q. なぜ他と違う形で進めようと考えたのですか。

最終的な目標としては、先ほどお話したRomeoCoinのような新しい決済手段を構築・普及していきたいのですが、その前段階としてブロックチェーンを用いた、スマートコントラクトや電子契約のマーケットを提供したいと考えています。今のNFTはデジタルアートや音楽、ゲームアイテムといったものが中心になっており、不動産などのリアル資産も扱っている総合的なマーケットはまだどこにもないです。そこで私たちは世の中にない新たなマーケットを作っていきたい、ブロックチェーン技術を活用した新しい取引形態を世の中に普及させたいと思ったのです。

NFTで全ての人に可能性

Q. 御社から見たNFTの良さは何でしょうか。

NFTは広い意味で、電子契約やスマートコントラクトそのものだと考えています。例えば弁護士ドットコムさんのクラウドサインなどが既に電子契約サービスとしてありますが、NFTを単なるアート等の譲渡・証明手段と考えず「ブロックチェーン技術を用いてあらゆるものの譲渡を証明することができるツール」と考えることで、ゲームアイテムやアート以外にも、適用範囲がかなり広がります。

私たちは現実のアート作品や不動産の売買にもNFTを適用していきます。先ほど私たちの母体は税理士事務所だと述べましたが、遺言や相続、贈与といった財産のやりとりにもNFTを生かしていけると考えています。NFT JAPANはNFTの可能性を広げていけるマーケットプレイスになります。それはまるで昔のインターネットのように、初めだからこそ活用している人は少ないものの5年後、10年後には当たり前にみんなが活用するツールになっているのではないでしょうか。

また私たちは全ての人にチャンスが与えられる市場を作りたいと考えています。YouTubeが流行る前は動画を配信するなんてプロの芸能人がやることで、一般の人は全然できなかった。でも、今は簡単に一般の人も動画を出せて、バズって有名になることができる。NFTも、一般の人や無名のクリエイターでも簡単に作品を公開し、自身を表現できるチャンスとして捉えています。

もしNFTが広がっていくと、昨年にニュースになったような、小学生が夏休みに作ったものに価値が出て何百万円という値段で売れるようなことも当たり前のように起こる。そうなると将来的にはYouTuberだけでなく、NFTクリエイターが子供のなりたい職業になってくるのではないでしょうか。

自分でこれは面白いんじゃないかと思ったものをなんでも出品できて、それに価値があると感じる人が集まれば価値が生まれる。そんな全ての人に可能性があるマーケットを作りたいのです。

Q. 全ての人に可能性があるというのは素晴らしいですね。

本当に素晴らしいと思います。ただ、クリエイターやアーティストの人は自分からアピールをすることが苦手だったりアナログ的な人も多いので、自分から積極的に作品を公開するのは苦手、ブロックチェーンや仮想通貨などは難しい、としりごみしてしまうことも多々あるかと思います。そのようなクリエイターさんなどが安心して市場に参加できるように、NFT JAPANでは、それらをフォローする「エージェント制度」を取り入れます。エージェントは、芸能界でいうプロダクション、広告業界でいう広告代理店のようなもので、クリエイターやアーティストさんの作品を最大限にアピールする方法を提供し、また彼らが難しいと感じる出品手続や管理部分を代行します。それによって、彼らが制作に専念できるようになり、良い作品が次々と生まれてくるようになるのが理想です。

NFTで日本の文化を海外へ

Q. 現在NFT事業を行う上で、何か苦労されていることはありますか。

一つは現物の資産をどうやって証明するかということ、あとは開発・販促資金の問題ですね。大手ほどの資本力はないので、いかに工夫をしながら良いサービスを作り上げていくかということに苦労しています。

他にはブロックチェーンエンジニアが少ないこと。ブロックチェーンを使って今までにないものをどんどん開発していこうと思っているので、優秀なエンジニアさんをたくさん確保したいです。今弊社では協力していただけるブロックチェーンエンジニアを熱烈歓迎で募集しております(笑)。

Q. NFT Mediaでも、クリエイターの方々が発信できる仕組みを作っているところです。

日本国内ではまだまだNFTの取引量が少ないですからね。海外は日本の何百倍も売買があります。そういった意味でも、私たちは日本のコンテンツをどんどん海外に出していきたいと思っています。たとえば、海外の人が漢字をデザインされたTシャツを着ていたり、日本のコンテンツを扱っているメーカーも多く見かけます。海外のメーカーが日本のコンテンツの権利を買いたいとオファーしてくるようなプラットフォームにできたらいいと思っています。アニメや漫画、書道などといった日本が世界に誇れる文化を世界に広げていきたい。海外でも日本のコンテンツは人気なので、それを作る日本のクリエイターに収益を上げてほしいと思っています。

「NFT Japan」はリリース時から英語と中国語に対応する予定なのですが、海外に向けて発信していくメディアにしたいですね。国外の人が「日本のコンテンツを買うんだったらNFT JAPANだね」と言ってもらえるようなサイトにしていきたいと思っています。

Q. NFT Mediaでも、日本の情報も海外の情報も発信していきたいと考えており強く共感します。

ぜひ応援してもらいながら、NFT Mediaさんとも一緒に何かできればいいですね。

本職にこだわらず面白いと思えることをする

Q. 税理士事務所からのマーケットプレイス展開、というのがやはり気になります。

実は私は大学卒業時、新卒で入った会社はマンションデベロッパーだったのです。なので、当時は税金に関わる仕事をすることになるとは全く思ってもいませんでした(笑)。ただ、親が自営業というのもあり、「将来的には自分で事業をやりたい」というのがずっと心にはありました。不動産業界に入ったのも、不動産が世の中で売買されるもので一番価格が高く、大きな仕事ができると思ったからなんです。ただ、入社したのはちょうどバブルが弾けた後で業界は一番厳しい時期でした。そこで、今後独立して何か事業をやるのであれば数字や経営について知るべきだと考えて税務会計の道を進み始めました。

一般的な税理士の先生のイメージは、数字やデスクワークが好きで物静か、営業は苦手という感じかと思いますが、私の場合はマンションを売るような営業をやっており、また常に新しい事業や取り組みを考えているタイプなので、かなり異色の税理士の部類に入るのではないでしょうか。

そもそも、経営に役立つ知識を得て、将来自身の事業にも役立てるために税務会計業界に入ったこともあり、税理士事務所を開設する前に既に法人(ファーストブレイン株式会社)を設立して事業を行っていました。ただその後、税理士登録し税理士事務所を開設するとそちらの業務がメインになってきてしまいました(笑)。それでも顧問先と共同で新事業を立ち上げたり、宅建業免許を取得し不動産売買を行ったりと、さまざまな事業を行ってきました。その中で、ブロックチェーンなどの最先端のIT技術にも興味があったのです。

Q. 凄い経緯ですね。

グループではさらにそれ以外にも、事業規模的には小さいですが、海外人材の採用支援(特定技能VISA)や不動産の売買案件なども行っています。その時々のニーズと我々のリソースに合わせて事業化できそうな案件はなんでも取り組んでいます。

またスタートアップのお客様とお仕事をするときなどは人事、労務、法務といった経営全般を支援することもあります。顧問先の事業をあらゆる面から支援し、その発展に寄与することが私共の基本理念です。単に税金の計算をするだけでは面白くないですしね(笑)。

Q. NFT事業の今後の展望について聞かせていただけますか。

「NFT Japan」のロードマップとしては、2021年11月にテスト版を出しました。2022年3月にリリース予定のβ版では、先ほど申し上げたクリエイターをサポートするエージェントの登録受付を開始し、エージェント機能を実装する予定です。夏の正式リリースに向けて鋭意開発中ですので、ご期待いただければと思います。

Q. 会社全体では、今後の展望はどのように考えられていますか

やはり新しいものを世の中に出していける場、皆さんが楽しんで活動できる場を提供したいという思いがあります。ユーザーとして来ていただいた方が楽しみながら利益を出せるような場を目指していますね。もちろん売る側だけでなく買う側にとっても良いマーケットになることが必要だと思いますが。

最終的には、NFTに限らずいろんなものに広げていきたいと考えているのですが、まずはNFTを取っ掛かりとしてマーケットを作っていくことが目標です。

Q. 最後に、今回のフェスティバルに参加された感想をお聞かせください。

まだ正式にサービスを開始できていないので「こんなものをやりますよ」としかお伝えできないのがもどかしいところです。早くサービスを体験してもらって、面白い!斬新!良いサービス!と思ってもらいたいですね。

こんな面白い会社がある、こんな面白い人間がいてこんな面白いことをやっているんだぞということを知ってもらえたらと思います。

〈First Currency Japan株式会社 関連URL〉

HP:http://www.firstbrain.net/ 

NFT JAPAN:https://www.nft-japan.net/

AR7 presents Japan NFT LIVE Performance Festival 2021 2nd

〈開催日〉

2021日12月11日(土)

〈イベント詳細URL〉

https://udx-akibaspace.jp/akibasquare/

〈出展ブース〉

・AR7「Cherie」

・株式会社リードエッジコンサルティング「LEAD EDGE」

・星空探見家、星旅 標「オンリースタープロジェクト」

・イラストレーターただちしゅんた「セレクティブNFTプロジェクト」

・「寂しがり屋のムーちゃんプロジェクト」

・First Currency Japan株式会社「日本初 総合NFTマーケットプレイス NFT JAPAN」

・一般社団法人日本メディア・エバンジェリスト協会

・NFT Media

・NFTVisualCard

・GameFiゾーン

「CLOSS LINK」、「harbor bcg」、「CryptoGirlsFrontMission」、「Crypto Stakes」

〈主催〉

JNLPF2021 実行委員会

〈共催〉

AR7

〈後援〉

一般社団法人日本メディア・エバンジェリスト協会

〈メディアパートナー〉

NFT Media

〈次回開催予定〉

最先端NFTコンテンツが一同に集まる祭典

NFT、GameFi、Metaverse~

開催名称:Japan NFT LIVE Performance Festival 2022

NFT、Metaverseが魅せる未来~

開催日程:2022日3月5日(土)

開催時間:15:00~20:00(開場受付/14:30~)

会場:池袋 harevutai

(東京都豊島区東池袋1-19-1 Hareza池袋1F)