暗号資産の情報を調べていると、IDOという言葉が出てくるけど意味がわからないということはありますよね。
IDOは、暗号資産に投資をしていく上で必ず必要になってくるものなので、暗号資産に投資をしたいという人はこの記事を読んで理解しておくようにしてください。
この記事では、IDOの仕組みや参加方法、過去の事例について詳しく解説していきます。
他にもIEOやICOといった言葉を目にした方もいると思いますので、IDOとの違いとともに意味を解説していきます。
- IDOがどういう意味かわかる
- IDOとIEO、ICOの意味の違いがわかる
- 現在主流の資金調達法とその理由がわかる
Contents
暗号資産のIDOとは?
IDO(Initial DEX Offering)とは、分散型取引所(DEX)を利用した暗号資産の資金調達手法です。株式市場のIPO(新規株式公開)と同様に、新規プロジェクトがトークンを発行し、投資家に販売することで資金を集めます。
IDO最大の特徴は、DEX上で直接取引が行われる点にあります。中央集権的な取引所(CEX)を介さず、ウォレット同士でトークンの交換が可能なため、口座開設不要で取引ができ、ハッキングリスクを低減できるメリットがあります。
一方で、IDOは短期間で価格が急騰・急落することが多く、投資には慎重な判断が必要です。
また、DEXには管理者が存在しないため、詐欺プロジェクトのリスクも伴います。
事前にプロジェクトの信頼性を十分に調査し、慎重に参加することが重要です。
IEOやICO、STOとの違い
IDOとよく比較される資金調達方法にIEO(Initial Exchange Offering)、ICO(Initial Coin Offering)、STO(Security Token Offering)の3つがあります。それぞれの違いを簡単に解説します。
- IEO(Initial Exchange Offering)
中央集権型の暗号資産取引所を通じて行われる資金調達。取引所がプロジェクトの審査を行うため、IDOよりも信頼性が高いですが、上場までの手続きが厳しく、手数料も発生する。 - ICO(Initial Coin Offering)
プロジェクトが独自にトークンを発行し、投資家に直接販売する方法。2017年の暗号資産ブーム時に多く利用されたが、詐欺が多発したため、現在は規制が厳しくなり、IEOやIDOの方が主流になりつつある。 - STO(Security Token Offering)
証券(セキュリティ)として規制の対象となるトークンを発行し、投資家から資金を集める方法。株式や債券に近い仕組みで、金融規制に準拠した安全性の高い資金調達が可能だが、規制が厳しく手続きが複雑。
上記を踏まえると、IDOは最も自由度が高く、DEXを利用することで手続きが簡単な資金調達方法ですが、その分リスクも高いという特徴があります。
IDO投資を行う場合は、プロジェクトの透明性や信頼性を十分に確認することが重要と言えるでしょう。
IDO(Initial DEX Offering)の仕組み・メリット
ここからは、IDOの仕組みやメリットについてご紹介します。
- 誰でも簡単に参加できる
- 効率的な資金調達が可能
- 初期投資のリターンが大きい可能性
それぞれ詳しく説明します。
誰でも簡単に参加できる
IDOは分散型取引所(DEX)で行われるため、中央集権的な取引所(CEX)のように口座開設やKYC(本人確認)手続きが不要です。
ウォレットを接続するだけでトークンの購入が可能なため、世界中の投資家が手軽に参加できます。
効率的な資金調達が可能
IDOでは、プロジェクト側がDEXで直接トークンを販売するため、上場プロセスが短く、短期間での資金調達が可能です。
特に、人気のプロジェクトでは短時間で大規模な資金が集まり、迅速に開発や事業拡大を進めることができます。
初期投資のリターンが大きい可能性
IDOで購入したトークンは、上場後に急騰することが多いため、短期間で高いリターンを得られる可能性があります。
特に話題性のあるプロジェクトでは、価格が数十倍~数百倍になることも珍しくありません。
IDO(Initial DEX Offering)の注意点・デメリット
一方で、IDOには下記のような注意点・デメリットが存在します。
- 価格変動が激しく、高値掴みのリスクがある
- 詐欺プロジェクトのリスクがある
- 取引手数料(ガス代)が高騰する可能性
- 販売形式によっては購入が難しい
1つずつ詳しく見ていきます。
価格変動が激しく、高値掴みのリスクがある
IDOのトークンは上場直後に急騰し、大きな利益を得られる可能性があります。
しかし、その後急落するケースも多いため、高値で買ってしまい大きな損失を出す人も少なくありません。
特に、FOMO(Fear of Missing Out:機会損失を恐れる心理)に駆られて焦って購入すると、高値掴みをするリスクが高まります。
詐欺プロジェクトのリスクがある
IDOは誰でもトークンを発行できるため、詐欺プロジェクトも多く存在します。
資金調達後に運営が消える「ラグプル(Rug Pull)」が発生することもあり、事前にプロジェクトの開発チームやトークノミクスを慎重に調査する必要があります。
取引手数料(ガス代)が高騰する可能性
人気のIDOでは、トークン購入時にブロックチェーンの取引手数料(ガス代)が高騰することがあります。
特にイーサリアムのネットワーク上で行われる場合、ガス代が数千円~数万円になるケースもあり、少額投資には不向きです。
販売形式によっては購入が難しい
IDOの販売方式には「先着順」や「抽選方式」があり、人気プロジェクトでは競争が激しく、トークンを購入できない場合もあります。
また、スマートコントラクトの操作が必要な場合もあり、初心者には難易度が高いことがあります。
IDOの参加方法5STEP
IDOに参加するには、DEXを利用して新規発行トークンを購入する準備が必要です。
以下の5つの手順に沿って、具体的な方法を解説します。
- 国内取引所で暗号資産を購入する
- 専用ウォレットを作成する
- 暗号資産をウォレットに送金する
- DEXに接続する
- 投資する
各手順について詳しく説明していきます。
1.国内取引所で暗号資産を購入する
まず、IDOに必要な暗号資産(ETH、BNB、USDTなど)を準備するため、国内の暗号資産取引所で口座を開設し、暗号資産を購入します。
取引所の口座開設には本人確認(KYC)が必要なため、事前に免許証やパスポートを用意しておきましょう。
口座開設が完了したら、日本円を入金し、IDOで必要な暗号資産を購入します。
もし国内取引所に必要な暗号資産がない場合は、さらに下記の手順を踏む必要があります。
- 海外の取引所で口座を開設する
- 国内取引所で購入した暗号資産を送金する
- 暗号資産をIDOに必要な銘柄に換金する
\100円から始められる&各種手数料0円/
2.専用ウォレットを作成する
IDOに参加するには、DEXと接続可能な暗号資産ウォレットが必要です。
代表的なウォレットには、以下のようなものがあります。
- MetaMask(メタマスク):Ethereum、Polygon、BNB Smart Chain(BSC)などに対応
- Trust Wallet(トラストウォレット):多くのチェーンとトークンをサポート
- Phantom(ファントム):Solana(SOL)向けウォレット
ウォレットを作成する際は、「リカバリーフレーズ(シードフレーズ)」を必ず安全に保管してください。リカバリーフレーズを紛失すると、ウォレットにアクセスできなくなるため注意が必要です。
関連:暗号資産ウォレットおすすめランキング12選|比較ポイントや作り方、資金の移動方法も紹介
3.暗号資産をウォレットに送金する
次に、購入した暗号資産を取引所からウォレットに送金します。
送金手順をまとめると以下になります。
- ウォレットの受取アドレスを確認
- 取引所の「送金」または「出金」画面で、送金先アドレスを入力
- 送金する暗号資産の種類と数量を指定し、送金を実行
送金時は、ネットワーク(チェーン)が正しいか必ず確認してください。
例えば、Ethereum(ETH)をBNB Smart Chain(BSC)に誤送金すると、資産を失う可能性があります。
4.DEXに接続する
IDOの実施プラットフォームにアクセスし、ウォレットをDEXに接続します。代表的なDEXには以下のようなものがあります。
- Uniswap(Ethereum系のIDOで利用)
- PancakeSwap(BNB Smart Chain系のIDOで利用)
- Raydium(Solana系のIDOで利用)
接続手順は以下の通りです。
- DEXの公式サイトにアクセス(詐欺サイトに注意)
- 「Connect Wallet(ウォレットを接続)」をクリック
- ウォレット(MetaMaskなど)を選択し、接続を承認
接続が完了すると、DEX上で暗号資産の取引やIDOトークンの購入が可能になります。
投資する
IDOへの投資方法は、プロジェクトによって異なりますが、一般的な手順は以下の通りです。
- IDOプロジェクトの公式サイトで詳細を確認(販売日時、購入条件、最低投資額など)
- 指定された暗号資産(例:ETHやBNB)を用意
- トークン販売開始時にDEX上で購入手続きを実行
販売方式には、「先着順(FCFS)」や「抽選方式」があります。
先着順の場合は、販売開始と同時に手続きしないと購入できない可能性があるため、事前にウォレットを接続し、準備を整えておくことが重要です。
暗号資産のIDOまとめ
IDOは、分散型取引所(DEX)を利用した新しい資金調達手法として、多くの暗号資産プロジェクトに活用されています。従来の中央集権的な取引所を介さず、誰でも簡単に参加できる点が魅力ですが、その一方で価格変動の激しさや詐欺プロジェクトのリスクも伴います。
特に、IDOは短期間で大きなリターンを狙える反面、慎重な判断が求められる投資手法です。
プロジェクトの信頼性を十分に調査し、ウォレットやDEXの操作に慣れておくことが成功への鍵となるでしょう。
今後、暗号資産市場が成熟するにつれ、IDOの仕組みも進化して可能性があります。
IDOでの投資を検討する方は、リスク管理を徹底しながら、適切なタイミングでチャンスを掴んでください。

