【独自取材】明治、きのこの山の家をメタバースで分譲販売。NFTを採用した狙いとは

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株式会社明治(以下、明治)は3月31日、長年愛されてきた「きのこの山」のパッケージに描かれた家屋をメタバース上に再現した、バーチャル分譲住宅「フォレストヒルズ きのこの山」の販売を開始しました。

クラスター株式会社(以下、クラスター)が運営するメタバースプラットフォーム「cluster」上に500邸限定で展開され、購入者にはカードキーや権利証書、NFTなどが付与されます。

さらに4月14日には「たけのこの里」をモチーフとしたバーチャル・タワーマンション「フォレストタワー たけのこの里」の販売も開始。執筆時点では、きのこの山の「フォレストヒルズ きのこの山」とともに、全3グレードのうち、最上位のペントハウス(15万円・20邸)と最も手頃なスーペリア(1万円・200邸)がすでに完売となっており、販売開始から好調な反応を見せています。

NFT Mediaは、本取り組みについて明治の担当者に独自取材を実施。企画の狙いから、NFTを採用した理由、マスユーザーを意識したUX設計、そして反響や今後の構想まで話を聞きました。

プロジェクト「フォレストヒルズ きのこの山」の概要

フォレストヒルズ きのこの山とは
引用:明治 特設サイト

「フォレストヒルズ きのこの山」は、明治がメタバースプラットフォーム「cluster」上で展開するバーチャル分譲住宅企画です。

2026年3月31日、きのこの山のパッケージに描かれた「あの家」をモチーフに、500邸限定で販売を開始しました。購入者はアバターを通じて自邸を訪れ、家族や友人を招いて過ごすことができます。

きのこの山 あの家
引用:明治公式HP
フォレストヒルズ きのこの山 3
引用:プレスリリース
フォレストヒルズ きのこの山 2

住宅は全3種類のグレードで構成され、グレードに応じてプライベートプール、サウナ、BBQガーデンなどの設備が備わっています。(下記参照)建築デザインは隈研吾建築都市設計事務所での実績を持つ一級建築家・神田剛氏が担当しています。

フォレストヒルズ きのこの山 4
引用:プレスリリース

また、購入者には権利証書やカードキーなどが特典として付属し、バーチャル空間内での所有体験をより強く感じられる設計です。NFTも用意されていますが、これは投機目的ではなく、体験や所有の記録を補完するデジタルアイテムとして位置づけられています。

NFTを採用した狙い

なぜ今回、NFTを採用したのか。担当者はその設計思想について次のように説明しています。

本企画は「存在しないものを所有する」という体験設計が核となっており、NFTはその所有体験をデジタル上で補強する手段として採用しています。(担当者より)

Polygonチェーンを採用した理由については、ユーザー負担の少ない手数料設計と環境負荷への配慮、また大量配布に適した基盤としての親和性を挙げていました。配布基盤にSBINFT Mitsを選定した理由については、次のように語っています。

国内ユーザーにとっての導線の分かりやすさに加え、ウォレットに不慣れな方でも受け取りやすいUX設計、さらに金融領域に強みを持つ企業基盤による信頼性・サポート体制を評価しています。これらを踏まえ、「マスユーザーに開かれたNFT体験」を実現できる点を重視しました。(担当者より)

NFTが担保する権利の実態

フォレストヒルズ きのこの山 NFT
引用:明治 特設サイト

NFTと権利の関係について、担当者は慎重に線引きしています。

本企画におけるNFTは、いわゆる金融商品や資産的価値を目的としたものではなく、バーチャル分譲地における体験の記録および所有証明を補完するデジタルアイテムとして位置づけています。NFT単体で権利を担保するものではなく、オーナー権は当社の購入者登録情報に基づいて管理しているため、NFTの移転のみでは権利の移転は成立しません。(担当者より)

バーチャル空間自体の体験ができるのは2029年3月10日までと定められていますが、NFTはその後もウォレット上に残り続け、本企画における所有・参加の記録を示す「記念的・証明的なデジタル資産」として保持されるとのことです。

NFTありきではないUX設計。誰でも参加できる前提で

本企画ではNFTの受け取りを任意とし、必須の体験からは切り離しています。QRコードからのシンプルな導線や紙の同梱物による補助によって、デジタルに不慣れな方でも参加しやすい設計です。

担当者に聞いたところ、主な想定質問とそれに回答として次のような点が挙げていました。

質問回答
NFTを受け取らなくても利用できるか可能
ウォレットがなくても問題ないか問題なし
NFTの売買は可能か技術上は可能だが権利とは連動しない
機種変更時の扱いアカウント情報により引き継ぎ可能

あくまで「NFTありき」ではなく、誰でも参加できる体験を前提に、その上にNFTがある設計としています。(担当者より)

「消費されるブランド」から「所有・体験されるブランド」へ

今回の企画が目指す本質的な狙いについて、同社にとってのKPIを問うと、担当者は次のように答えています。

本企画では、「消費されるブランド」から、"所有・体験されるブランド"への拡張を目指しています。「きのこの山/たけのこの里」は、"どっち派"といったユーザー同士のコミュニケーションによって発展してきたブランドでもあります。そのため今回は、その関係性を一歩進め、同じ空間に集い、関係性が生まれる"住環境"という形での体験化に挑戦しました。KPIとしては、単なる販売数にとどまらず、「また面白いことをやっている」というブランド認知の獲得、SNS上での言及やUGCの発生量、ユーザー同士のコミュニケーションや体験の広がりといった、体験起点での広がりを重視しています。(担当者より)

販売開始後の反響については、4日間で約7割が販売済みとなり、SNS上では「パッケージの世界を所有するという発想が面白い」「Web3の技術の活用がいい」といった声が寄せられているとのことです。

今回の取り組みにおいて、NFTは投機目的ではなく、ブランドの世界観に参加した記録や所有体験を補完する仕組みとして使われています。「きのこの山/たけのこの里」という広く知られたIPを入口に、メタバースとNFTを無理なく接続した点は、本企画の大きな特徴といえるでしょう。

今後は、販売の進捗に加え、担当者が触れていた「より多くの方に体験していただける施策」が実際にどう展開されるかも焦点になりそうです。


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