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2026年2月、NFTチケットプラットフォーム「TicketMe(チケミー)」を率いる宮下大佑(以下、宮下)氏は深夜にも関わらず快く取材に応じてくれた。現在、NFT、Web3関連事業者は再編が進み、事業継続の強さが問われる局面を迎えている。
その中で、着実に事業を拡大し、今や数万人規模のイベントを支えるインフラへと成長を遂げたチケミー。彼らは今、何を見据えているのか。
最新の「ガチャ機能」の手応えから今後の経営戦略まで、チケミーの現在地と未来をNFT Media代表の小林憲人(以下、小林)が聞いた。
Contents
日本回帰と組織の拡大
小林憲人(以下、小林):宮下さん、ご無沙汰しています。こうしてじっくりお話するのは久しぶりですね。今はもう、拠点は完全に日本に戻されているんですか?以前は海外と2拠点生活をされていましたよね。
宮下大佑(以下、宮下):お久しぶりです。そうですね、今はほぼ日本にいます。海外も素晴らしい場所なのでまた行きたいなとは思っているんですが、現在は渋谷や、新しく移転した赤坂のオフィスを拠点に活動しています。
小林:赤坂に移転されたんですね。以前お会いしたときは渋谷がメインでしたが、組織も拡大されている印象です。
宮下:おかげさまで、チームメンバーも増えまして、現在は45人ほどの体制になっています。資金調達も実施し、組織としても次のフェーズに入った感覚があります。
小林:45名ですか、それはすごい。2023年頃の黎明期から考えると、本当に組織として盤石になってきましたね。今日はそんなチケミーさんの「今まで」と「これから」、特に2026年をどう走っていくのかについて、じっくりお伺いできればと思います。
NFTは裏方に、チケット会社として規模を伸ばす
小林:早速ですが、ここ数年のチケミーの事業状況について教えてください。私の印象では、以前よりもNFTという言葉を前面に出すのではなく、あくまでビジネスを加速させる裏側の技術としてNFTを活用されているように見受けられます。
宮下:まさにその通りです。僕たちは今、NFTを中心に据えつつも、本質的には「チケット会社」として事業を広げていくことに注力しています。これまでは演劇や舞台が中心でしたが、最近では音楽イベントや花火大会など、ジャンルも横断的に広がってきました。
小林:取り扱うイベントの規模感も変わってきましたか?
宮下:はい、そこは明確に変わりましたね。以前は数千人規模のイベントがメインでしたが、現在は数万人規模のイベントチケットも取り扱うようになっています。感覚としては、毎年動員数の桁が一つずつ上がっているような手応えです。
小林:数千人から数万人へ、桁が変わるというのは事業成長として非常に力強いですね。
宮下:ありがとうございます。今年はさらにその規模を拡大し、より大きな市場を取りに行こうと考えています。
ファン体験を変革する「ガチャ機能」と圧倒的なUI/UX
小林:チケット会社として規模を拡大する中で、既存のプレイガイドやチケットサービスとはどう差別化されているのでしょうか?チケミーならではの強みがあれば教えてください。
宮下:選んでいただける一番の理由は、シンプルに使いやすいという点です。B2CのサービスにおいてUI/UXの優位性は非常に重要ですが、チケミーは外部の方からも群を抜いて使いやすい、と評価していただくことが多いです。それに加えて、NFTならではの新しい機能として最近リリースした「ガチャ機能」が非常に好評なんです。
小林:ガチャ機能ですか。それはどのようなものでしょうか?
宮下:通常通りチケットを購入した後に、そのチケットを使ってガチャガチャを回せる機能です。例えば、5枚チケットを買ったら5回ガチャが引ける。すると、チケットの券面の画像がランダムなデザインのNFTとして出てくるんです。
小林:なるほど、チケット自体がコレクション要素のあるNFTになるわけですね。
宮下:そうなんです。例えばアイドルイベントの場合、自分の推しのメンバーが出るまでガチャを回し続けるファンの方もいらっしゃるんです。ある意味、NFT版の悪魔的ガチャみたいな側面もありますが(笑)、それも含めてファンの方には楽しんでいただけています。
さらに、当たりが出ると、デジタルな画像だけでなく、当日会場で直筆サイン色紙などのリアルな特典がもらえる仕組みも組み込んでいます。
小林:それは面白いですね!ユーティリティ(特典)を付与してデジタルの希少性とリアルの体験価値をうまく融合させている。まさにNFTならではのファン体験の向上ですね。
宮下:はい。購入したチケットはマイページに蓄積されていくので、過去に参加したイベントの履歴が、特別なデザインのチケットとしてコレクションされていく。
ファンにとっては「自分がそのイベントに参加した証」が可視化されるので、ただの入場券以上の価値を感じていただけると思っています。
ファンクラブ展開を加速するOEMと外部連携
小林:今までお伺いした話をもとに今後のビジネスを考えるとしたら、ファンクラブやアーティストの公式アプリとの連携やすでに会員基盤を持っているプラットフォームの中に、チケミーの機能を組み込むといった展開はあり得るのでしょうか?
宮下:その可能性は大いにありますし、実は一部ではすでに取り組み始めています。API接続による連携はもちろんですが、最近増えているのが独自販売サイトの構築です。
これは、チケミーのシステムを使いつつ、見た目やUIはアーティストやファンクラブの世界観に合わせた販売ページを作成できる、いわばOEMのようなサービスです。
小林:なるほど、チケミーのブランドではなく、あくまで主催者側のブランドでチケット販売ができると。
宮下:はい。多言語対応もしているので、海外のファンに向けた販売もスムーズに行えます。僕たちが蓄積してきたチケット情報や顧客データを、外部のアプリケーションと接続することで、もっと面白い使い方ができると考えています。
小林:外部アプリケーションとの接続というと、具体的にはどのようなイメージですか?
宮下:現状だと、買ったNFTチケットはOpenSea(NFTマーケットプレイス)で見て楽しむ、思い出を振り返る、というような使い道ですが、例えば「この人はこのアーティストのライブに何回行った」という履歴証明を外部アプリで活用したり、参加履歴に応じて特別なコミュニティに入れるようにしたりと、Web3的な文脈での広がりを期待しています。
小林:確かに、自分がどれだけそのアーティストを応援してきたかという熱量がデータとして可視化され、それが他のサービスでも価値を持つようになると、ファンも今までよりもより楽しんで推し活が出来ますね!
2026年以降の成長戦略
小林:経営視点の話も伺いたいのですが。Web3業界では、最近もパシフィックメタ社のキリフダ社のM&Aが出るなど、業界再編の動きがあります。チケミーとして、今後のIPO(新規上場)やM&Aについてはどのようにお考えですか?
宮下:正直なところ、その手段そのものにはあまりこだわっていません。それよりも、「常に大きいことをやり続けたい」「挑戦し続けたい」という思いの方が強いです。
小林:常に大きいことをやり続けたい。その言葉、すごく宮下さんらしいですし、起業家として本質的だと思います。
宮下:ありがとうございます。もちろん、大きな市場を取るためにどこかの企業と組むのが最適であればM&Aも選択肢ですし、単独でいけるならそれも良い。重要なのは、小さくまとまって終わるのではなく、チケット市場という巨大なマーケットの中で、常に最大のインパクトを出せる手を打ち続けることだと考えています。
小林:2021年頃から、多くの企業がNFTにチャレンジし、多くの企業が撤退したり形を変えたりしました。その中でチケミーさんがこうして生き残り、成長し続けている理由は、その視座の高さにある気がします。
宮下:そう言っていただけると嬉しいです。あの頃一緒にやっていた仲間たちが、それぞれの想いで形を変えたりしていくのはとても感慨深いものがありますが、僕たちは僕たちのやり方で、チケットという誰もが使うインフラを革新していきたいと思っています。
小林:私たちも多くのメディアがメディア名から「NFT」というキーワードを取り、新しい方向に舵を切っていくのを見てきています。同じく、感慨深いものがあると共に、引き続き私たちはNFTの可能性を世の中に知っていただけるように力を尽くしていきます。
宮下:本当ですね。小林さんのところのように、ニッチな領域でナンバーワンを取りながら、しっかりと収益基盤を作っているのは素晴らしいと思います。僕たちも負けずに成長していきます。
小林:本日は久々にお話ができてうれしかったです。ありがとうございました!
インタビューを終えて
今回の対談を通じて強く感じたのは、宮下氏の視線がWeb3業界の中だけでなく、より広大なエンターテインメント市場全体に向けられていることだ。NFTはあくまで手段であり、目的はチケット流通の民主化と、ファン体験の最大化。
一昔前は、NFTを使うことが目的であるパターンが多く見受けられたが、今NFTを使って残っている事業の多くは、NFTを使うことがきちんと手段となっている。
毎年、桁を変えて成長していくチケミーの2026年は、日本のエンタメ業界に新たなスタンダードを定着させる1年になるのではないだろうか。
【プロフィール】
宮下大佑(みやしただいすけ)
株式会社チケミー代表取締役
NFTチケットプラットフォーム「TicketMe」を運営。
演劇、音楽、花火大会など幅広いイベントのチケッティングDXを推進し、不正転売防止やファンエンゲージメント向上を実現している。
https://ticketme.io
小林憲人(こばやしけんと)
株式会社NFTMedia代表取締役
国内最大級のNFT専門メディア「NFT Media」を運営。
メディア事業に加え、web3に特化したシステム開発やM&Aの支援、などを展開し、Web3社会の実装を推進している。
https://nft-media.net
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