ブロックチェーン技術やAI技術など、次世代のトレンドとして注目されているのがWeb3コンテンツです。
そのなかの1つにNFTがあります。
当初、投資対象として大きな話題になったNFTですが、現在では投資以外にもコミュニティ形成、物販、チケット、証明書などのさまざまなシーンで活用されています。
年々NFTの話題を耳にすることもあり、NFTを専門に扱うマーケットプレイスOpenSeaを使ったことがある方もいるのではないでしょうか。
NFTマーケットプレイスには、大手や新興プラットフォーム、国内外合わせると実に多く存在している状況です。
そのような中でも、今回は目下急成長中の「Blur(ブラー)」の概要をお伝えします。
高い注目度、知名度のあるNFTマーケットプレイスには、優良NFTプロジェクトが集まりやすいです。
優良NFTマーケットプレイス選びは、今後よりNFTを楽しむためにも欠かせないため、ぜひ参考にしてください。
Contents
NFTマーケットプレイス「Blur(ブラー)」とは
| 名称 | Blur(ブラー) |
| 対応チェーン | Ethereum(イーサリアム) |
| 手数料 | 0% |
| サービス開始時期 | 2022年10月 |
| 公式サイト | https://blur.io/ |
Blur(ブラー)は、OpenSeaやRarible、X2Y2などのほかのNFTマーケットプレイス間を行き来する取引が可能な「アグリゲーター機能」を備えるNFT売買プラットフォームです。
アメリカのサンフランシスコに本社を構えており、2022年にサービスを開始しました。
2023年7月時点では、OpenSeaやMagic Edenを抑えて世界一のNFT取引額も記録したNFTマーケットプレイスとなります。
より自由度の高い取引が可能なアグリゲーター機能や、各種独自サービス、独自トークンを展開しているBlurは、世界中の投資家から注目をされています。
NFTマーケットプレイス「Blur(ブラー)」の特徴|OpenSeaとの違い
Blurの特徴は以下の4つです。
- 手数料がかからない
- イーサリアムチェーンに対応
- トークンのエアドロップ
- アグリゲーター機能を搭載
順番に解説していきます。
手数料がかからない
Blurはプラットフォーム手数料がかからないNFTマーケットプレイスです。
誰でも無料でマーケットプレイス、アグリゲーター機能、各種ツールを利用することが可能です。
OpenSeaをはじめとしたNFTマーケットプレイスは、手数料を徴収することで運営されています。手数料はNFTの出品や購入時に自動的に支払われます。そのため、何度も取引を繰り返すトレーダーにとって、手数料がかからない点は大きなメリットといえるでしょう。
各マーケットプレイスの手数料の比較は以下のとおりです。
| 名称 | 手数料 |
| Blur | 0% |
| OpenSea | 2.5% |
| X2Y2 | 0.5% |
| LooksRare | 2.0% |
イーサリアムチェーンに対応
現在Blurはイーサリアムチェーンのみに対応しています。
他のマーケットプレイスと対応チェーンを比較すると、以下のとおりです。
| 名称 | 対応チェーン |
| Blur | Ethereum |
| OpenSea | Ethereum、Arbitrum、Avalanche、BNB Chain、Klaytn、Optimism、Polygon、Solana |
| X2Y2 | Ethereum、Arbitrum、Avalanche、BNB Chain、Optimism、Polygon、Astarなど |
| LooksRare | Ethereum |
OpenSeaや他のマーケットプレイスなどと比較すると、対応するチェーンが少ないといえます。
今後、Blurも複数のブロックチェーンに対応する可能性があるため、動向をチェックしておくとよいでしょう。
トークンのエアドロップ
BlurはBLURトークンを発行し、2023年2月中旬に複数の取引所に上場しました。
Blurはエアドロップを受け取るイベントを3度行っており、Blurでの取引回数などによって決まるスコアに応じてエアドロップされるトークン量が決まります。
他のマーケットプレイスよりも安く出品することでスコアが上がり、多くのエアドロップを受け取ることが可能です。
また、ブルーチップと呼ばれる優良NFTやフロアプライスが高いNFTを出品するとスコアが上がるため、多くのトレーダーが活発に取引したことで、取引量が増加しました。
アグリゲーター機能を搭載
Blur(ブラー)の大きな機能的特徴の1つでもある「アグリゲーター機能」は、それぞれ別のNFTマーケットプレイス間で売買取引を可能にしてくれます。
どのマーケットプレイスが高値で取引されているか、リーズナブルに入手できるかをスムーズに確認できる点がメリット。
OpenSeaやRaribleなど、ほかのマーケットでの取引状況が把握できれば、狙っているNFTコレクションの売買も比較的やりやすいといえます。
少なくとも、価値あるNFTコレクションの安値売りや、新興NFTの高値づかみは避けられるでしょう。
NFTマーケットプレイス「Blur(ブラー)」の始め方・使い方
Blur(ブラー)で取引を始めるまでの手順は以下の通りです。
- 暗号資産取引所の口座開設
- イーサ(ETH)を購入
- MetaMaskをインストール
- イーサをMetaMaskに送金
- Blurにウォレットを接続
各手順ごとに詳しく説明します。
1.暗号資産取引所の口座開設
Blurで取引を始めるには、売買取引で欠かせないイーサ(ETH)を用意しなければいけないため、事前に暗号資産取引所で口座開設をしてください。
国内であればbitFlyer(ビットフライヤー)、Coincheck(コインチェック)、GMOコインなどがおすすめ。
特に、GMOコインでは「スマホで簡単3ステップ登録」と謳っているため、手早く登録したい方に向いています。
2.イーサ(ETH)を購入
暗号資産取引所に登録後は、Blurで使用するイーサ(ETH)を購入します。
口座開設後は、口座内にETHを購入するための現金(日本円)を入金してください。
入金方法は以下の3つから可能です。
- インターネットバンキング入金(クイック入金)
- 銀行振込
- コンビニ振込
3.MetaMaskをインストール
暗号資産取引所での口座開設、イーサ(ETH)の準備ができたら、暗号資産を保管しておく専用ウォレット(暗号資産の財布)を準備します。
暗号資産ウォレットとして実用性、知名度ともに優れているのが「MetaMask(メタマスク)」です。
そのほかにも、以下のウォレットが対応しています。
- OKX Wallet
- WalletConnect
- Coinbase Wallet
初めてウォレットを作成する方は、世界的にメジャーなMetaMaskのウォレットを作成するのがおすすめです。
4.イーサをMetaMaskに送金
ウォレットの用意が完了したら、ETHをMetaMaskに送金します。
MetaMaskを開いて、ETHが入っているアカウントを選択。
次に送金先のアカウントを選びます。
この時も、外部アカウントに送金する場合とでは操作方法が異なるため安心です。
アカウントを選べたら、送金する金額を入力してガス代を確認。問題なければ送金しましょう。
最後に、送金したアカウント先で金額が反映されていることを確認できたら、ETHの送金は完了です。
5.Blurにウォレットを接続
MetaMask内にETHを送金できたら、Blur公式サイトにアクセスしてウォレット接続を行います。
Blur公式サイトの右上に表示されている「CONNECT WALLET」を選んで、自身が使用しているウォレットと接続させます。
Blurとウォレットの接続が完了したら、実際にBlur上で扱われているさまざまなNFTの売買ができます。
NFTマーケットプレイス「Blur(ブラー)」のコレクショントップページの各指標の見方
最初に押さえておきたい項目は、コレクションページの上部の左側に表示されている以下の2つです。NFTを取引する際にはこの項目で価格を確認します。
| FLOOR PRICE | 最低価格 |
| TOP BID | 最高入札価格 |
以下の6つの項目は日々変動する数値です。取引量やオーナー数が一目でわかる仕様になっています。
| 1D CHANGE | 過去1日の価格変動 |
| 7D CHANGE | 過去7日の価格変動 |
| 15M VOLUME | 過去15分の取引量 |
| 1D VOLUME | 過去1日の取引量 |
| 7D VOLUME | 過去7日の取引量 |
| OWNERS | 保有者数 |
最後の「SUPPLY:供給量」はNFT運営側が決定する項目で、基本的には変更されません。
上記指標を参考にして、BlurでNFTを取引するのがおすすめです。
NFTマーケットプレイス「Blur(ブラー)」でのNFT出品・販売方法
BlurにNFTを出品する場合は、ウォレットの接続とNFTが保管されていることを確認しましょう。
問題がなければ、画面右上の自身のアカウントをタップ。
以下の画面に切り替わるため、ご自身で保有しているAll Collections内から出品したいNFTコレクションを選んでください。
出品したいNFTを選んだら、画面内の以下の部分を設定します。
| MARKET PLACES | 出品先のマーケットプレイスを選択(複数選択も可能) |
| AUTO ADJUST FOR FEES | オンにすることで、手数料込みの価格の自動調整が可能 |
| PLACE | 販売価格を自由に設定可能 |
| DURATION | 販売期間を自由に設定可能 |
出品予定のNFTアイテムの上記設定が完了し、ウォレット側の審査・承認を終えたら、無事に出品手続きは完了です。
NFTマーケットプレイス「Blur(ブラー)」でのNFT購入方法
BlurでNFTを購入する場合、以下3つの方法で購入できます。
- BUY NOW:固定価格で購入
- BlD:オファーを出して購入
- SWEEP:まとめて購入
それぞれ詳しく回答していきます。
BUY NOW:固定価格で購入
今回は、スマートフォンの画面で解説します。
画面上部に表示されているCOLLECTIONのなかから、ご自身が購入予定のNFTを選択してください。
画面上に希望のNFTプロジェクトが表示されていない場合は、画面上部に表示されている「COLLECTIONS」をタップ/クリックすることで検索ができます。
ニッチなプロジェクトを購入したい場合、COLLECTIONSから直接検索するとスムーズです。
なお今回は、説明にあたって「Lil Pudgys」を例に進めます。
Trending TOPのCOLECTION一覧の4段落目にある「Lil Pudgys」を選びます。
Trending TOPのCOLECTION一覧の4段落目にある「Lil Pudgys」を選ぶと、今度はLil Pudgysの各種NFTが表示されます。
Lil Pudgys一覧のなかからお好きなデザインを選んで、詳細画面を見ていきましょう。
なお、説明用として今回は4段落目の「Lil Pudgy #5175」を選択しています。
4段落目の「Lil Pudgy #5175」をタップ/クリックすると、詳細画面に移ります。
詳細画面に移ると、NFT画像下に「BUY NOW 1.1939ETH」と表示されているのが分かります。
ETHの額に問題がなければ、「BUY NOW」をタップ/クリックすると購入完了です。
BlD:オファーを出して購入
オファー(入札)をして購入する場合は、画像の画面下にある左から2番目「BIDS」を選択。
オファーを出す際の注意事項として、個別アイテムへのオファーはできません。あくまでも、コレクション全体にオファーを出す形になります。
例えば、Lil PudgyのNFTアイテムを「どれでもいいから固定価格よりもリーズナブルに入手したい」方におすすめの購入方法です。
また、オファー(入札)手続きをスムーズに進めるためにも、事前にETHをプールに入金しておきましょう。
プール方法は、下記画像をご参照ください。
プールするには上部画像の、右上「ETHマーク」を選択。
画面が切り替わり、下部にオレンジ色帯ボタン「ADD TO POOL」が表示されます。
画面内にプールするETH金額を入金し、ADD TO POOLボタンを押すとプール完了。
希望コレクションへの入札がスムーズになります。
プールが完了したら、「PLACE COLLECTION BID」を選択してオファーを出しましょう。
固定価格よりも低い金額で、希望のNFTコレクションのいずれかのアイテムが入手しやすくなります。
SWEEP:まとめて購入
BlurにはNFTコレクションをまとめて購入するSweep(スイープ)機能があります。
上記画像のように、購入したいNFTコレクション画面に移ったら、画面左上に表示されている「SWEEP」をタップ。
画面下のオレンジボタン/緑ボタンの直上にある「数量指定のスライダーボタン」でまとめて購入したい数量を自在に選択可能。
なお、まとめて購入できる上限値は一度の購入で50ITEMSまでとなっております。
NFTマーケットプレイス「Blur(ブラー)」に関する口コミ・評判
Blur(ブラー)は、従来のNFTマーケットプレイスと比較して、アグリゲーター機能が高く評価されています。
2023年7月時点には、取引額世界一も記録するなど、飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長中です。
そんなBlurの評価を中立的に冷静に判断するためにも、Xでの口コミ・評判を紹介します。
OpenSea越えを期待する声
The Blockのデータによれば、世界最大の取引高を誇るNFTマーケットプレイスはBlurだとわかっています。
その量は、2023年12月5日時点で世界のNFT総量の約80%。
国内ではもっとも有名だといわれているOpenSeaですが、NFT市場での占有率はわずかに17%に留まっていることも分かりました。
これらの事実から、すでにBlurはOpenSeaを超えていることが分かります。
参照:https://jp.beincrypto.com/blur-biggest-nft-marketplace-80-percent-shared/
Blurが他のNFTマーケットプレイスを圧倒している評価
OpenSeaが不況にあえぐなか、追い討ちをかける存在としてBlurの存在があげられています。
一括購入機能やアグリゲーター機能などは、従来のNFTマーケットプレイスが持ち合わせていなかった機能であり、多くのユーザーから支持されました。
OpenSeaにとっては不況に追い打ちをかける状況となり、逆にBlurにとっては評価が一層広まる形となり、飛ぶ鳥を落とす勢いで一気にNFT市場のシェアを拡大させていった結果となりました。
ユニコーン企業としての高い期待値
スタートアップ企業として評価額10億ドル(約1,100億円)以上の価値があると認定された設立10年以内の非上場企業は、敬意を評する意味合いと期待を込めて「ユニコーン企業」と呼ばれます。
そしてBlurも、CoinPostやCoinDesk、Cointelegraphなどの大手クリプトメディアでも大きく取り上げられて話題となりました。
Blurは新興NFTマーケットプレイスとして、2024年時点でもっとも注目されているマーケットプレイスだといえます。
NFTマーケットプレイス「Blur(ブラー)」の注意点
Blurの注意点は以下の2点です。
- ガス代の高騰
- 取引量の衰退
順番に解説していきます。
ガス代の高騰
イーサリアムネットワークの利用料として発生するのがガス代です。ガス代はイーサリアムブロックチェーンが混雑するほど高額になります。
最近はBlurのエアドロップイベントの影響でネットワークが混雑しているためガス代が高騰しています。
ガス代は時間帯によって変動するため、ガス代の安い時間帯で取引しましょう。
取引量の衰退
Blurは現在は取引量が多いですが、今後も取引量1位を維持できるとは限りません。
現在はエアドロップの影響で取引されているため、今後の動向にも注視していく必要があります。
NFTマーケットプレイス「Blur」に関するQ&A
それでは、最後にBlurに関してよくある質問を紹介します。
- Blurのアプリ版はリリースされていますか?
- BlurでNFTは作成できますか?
- 暗号資産(仮想通貨)「BLUR」に将来性はありますか?
それぞれ詳しく回答していきます。
Blurのアプリ版はリリースされていますか?
Blurは2023年6月20日に、スマホ用としてアプリ版もリリースされています。
PC同様に、リスト、オファー(入札)、売買、ポートフォリオ(NFTコレクション)管理などの一通りの作業が可能です。
具体的には、以下の操作が可能です。
- BID(入札)
- LIST(出品)
- SWEEP(NFTの一括購入)
- Manage portfolio(保有NFTポートフォリオ管理)
- Buy now pay Late(後払い購入)
- ADD TO POOL(指定アカウントへのプール)
など
スマートフォンでも、PCと遜色なく基本的な操作ができるため、出先でもいつでも取引ができます。
BlurでNFTは作成できますか?
Blurでは、NFTアイテムを作成することはできませんが、マーケットプレイス上に自身のNFTを出品することは可能です。
なお、NFTはOpenSea上で作成できます。
NFT Mediaでも過去にOpenSea上でのNFTの作成方法を解説していますので、併せてご参考ください。
そのほか、デザインツールであるPhotoshopやIllustrator、音楽系のNFTであればGarageBand、Logic Proなどのソフトを活用することでNFTを作成できます。
暗号資産(仮想通貨)「BLUR」に将来性はありますか?
Blurは、OpenSea、Rarible、X2Y2に並んで世界最大規模のNFTマーケットプレイスに数えられています。
またBlurに関しては、ほかのNFTマーケットプレイスにはないアグリゲーター機能、一括売買機能(SWEEP)、などの特異な機能が高く評価されているため、独自トークンであるBLURの将来性も明るいといえるでしょう。
そのほか2023年2月には、投資ラウンドで企業評価額が13億ドル(約1,900億円)にも上ると発表されました。
ほかのNFTマーケットプレイスでは提供できない機能があったり、業界から注目されていたりします。
独自トークンBLURは、発行当初から一定の横ばいのチャートを記録。安定性があるという評価もできるため、新たな動きが火種となって価格が高騰する可能性もある、将来性の高いコインだといえます。
NFTマーケットプレイス「Blur」のまとめ
NFTマーケットプレイスであるBlurは、2022年10月にサービスを開始したプラットフォームです。
世界的に見たらOpenSeaなどと比べて新興NFTマーケットプレイスですが、OpenSea、Rarible、X2Y2にはないアグリゲーター機能、一括売買機能などが高く評価されています。
また、情報処理速度の速さ、独自トークン「BLUR」のエアドロップの積極的活用などが大きな話題となりました。
サービスリリース直後で1年後には、NFT取引高世界一を記録するなど、現在でも成長を続けるBlur。
海外のNFTマーケットプレイスですが、国内にいながらもスマートフォンからでもスムーズに操作できるため、ぜひご活用してみてはいかがでしょう。

