NFTアートとは?作り方や売り方、始め方をわかりやすく解説
本記事はこんな方におすすめ
  • NFTアートって何?
  • 自分でも作れるの?
  • 実際に買ってみたい!

近年さまざまな分野で活用されるNFTですが、NFTのトレンドを作るきっかけとなったのは、間違いなく「NFTアート」と言えるでしょう。

人気の高いNFTアートは価値が上昇する傾向にあり、高いもので言えば数十億円で売買されたものもあるほどです。

今回は、そんなNFTアートの特徴や作り方、販売・購入方法について初心者向けにわかりやすく解説します。
NFTアートに興味のある方や、実際にNFTアートを購入してみたい方はぜひ最後までご覧ください。

なお、NFTを取引するには、暗号資産を取引所で購入する必要があります。

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NFTアートとは?初心者にもわかりやすく解説

NFTアートとは

NFTアートの説明に入る前に、前提となるNFTを理解しておく必要があります。

そこで、まずはNFTがどういったものか簡単に説明します。

そもそもNFTとは

NFTとは、Non Fungible Tokenの略称で、日本語では「非代替性トークン」と言われています。

ブロックチェーン技術を基に作成されたデジタルデータを指し、"唯一無二の価値"を持つことを大きな特徴とします。

ブロックチェーンとは

分散型台帳の一種で、世界中に存在する複数のコンピューターが分散して保持・共有するデータベースのこと。データの改ざんや不正アクセスが難しく、高い信頼性と透明性を持つ。

NFTの画像や取引情報(誰が売り、誰が買ったか)などのデータは、このブロックチェーン上に記録されます。

これにより、所有者(具体的にはウォレットアドレス)を確認したり、本物であることの証明ができるようになり、デジタルデータに資産的な価値が付くようになりました。

NFTについて詳しく知りたい方は「NFTとは」の記事をご覧ください。

NFTアートとは

NFTアートとは、ブロックチェーン技術を活用することで、唯一性や希少性を持ったデジタルアートのことです。

従来のデジタルアートは、誰でもかんたんにコピーできてしまうため、オリジナルと偽物との区別ができず、価値を持たせるのが難しいと言われてきました。

一方のNFTアートは、上述したNFTの技術が応用されており、偽物との区別が可能な唯一無二の作品として扱えます。
これにより、現物のイラストや絵画と同様に、高い価値が付けられるようになりました。

また、NFTアートの取引はすべてネット上で完結するため、現物アートにはない流動性の高さが特徴に挙げられます。
実際に、人気の高いプロジェクトのNFTアートであれば、一日のうちに数十から百件以上の取引が行われることもあります。

以上の点で、NFTアートは投資家やアーティストから注目を集め、多くの人がNFT市場に進出するきっかけとなったのです。

NFTアートの特徴・メリット|注目を集める理由を解説

NFTアートの特徴・メリット

続いて、NFTアートの特徴やメリットを紹介します。

  • 唯一性を持つ
  • 誰でも作成・売買できる
  • 二次流通時に売上の一部が作者に入る
  • 投資対象になりうる

それぞれ詳しく解説していきます。

唯一性を持つ

NFTアート最大の特徴は唯一性を持つ点です。

上述した通り、NFTアートはブロックチェーン技術を基盤にしており、それぞれに識別子と言われる固有のIDのようなものが付与されています。

このIDには、

  • いつ・誰が発行したのか
  • いくらで取引されたか
  • 現在誰の手元(ウォレット)にあるか

といったさまざまな情報を紐づけられ、誰でも確認することが可能です。

これにより、デジタルアートでありながら、現物のアート作品のように所有する感覚を体験でき、希少性が生まれています。

誰でも作成・売買できる

NFTアートと聞くと、難しいイメージを持つ人がいるかもしれません。
しかし、NFTアートは誰でもかんたんに作成でき、売り買いすることができます。

実際に、NFTアートクリエイターの中には小学生も見られ、自由研究で作成したものが数百万円で売れたという事例もあります。

詳しくは後ほど説明しますが、OpenSeaなどのNFTをメインに取り扱うマーケットプレイスを利用すれば、数分で作成可能です。

二次流通時に売上の一部が作者に入る

NFTアートが二次流通で取引された際に、クリエイターは売上の一部を報酬として受け取ることができます。

これは、NFTアートにスマートコントラクトと呼ばれる機能があるためです。

スマートコントラクトとは

ブロックチェーン上であらかじめ決められた条件を満たすと、契約内容が自動で実行される仕組み

これまでのアート作品の場合、二次流通で取引され、クリエイターに報酬が入ることは一般的ではありませんでした。これに対して、NFTアートの多くは二次流通で取引されると、売上の数%がクリエイターに入ります。

そのため、人気が高く、高値で取引されるNFTアートを作れれば、大きな利益を得られる可能性があるのです。

投資対象になりうる

NFTアートは価格の変動が大きいため、投資対象として考える人が多く見られます。

短期間で価格が2倍以上に上昇するものもあれば、反対に半分以下に下落するものも少なくありません。

また、NFTアートは暗号資産で売買されるため、暗号資産の値動きによっても価格が上下します。

例えば、以下の画像をご覧ください。

BAYC
引用:OpenSea

こちらはBAYC(Bored Ape Yacht Club)と言われる有名なNFT作品で、2024年2月10日時点での最低価格は約865万円でした。

ですが、この5日後には取引通貨となるイーサ(ETH)が高騰し、BAYCの価格も大きく上昇します。
それにより、2月15日時点での最低価格は約987万円と、100万円以上の上昇を見せました。

暗号資産やNFTアート自体のトレンドを読み、トレードを行うことで、多くの利益を得ることができるのです。

NFTアートの注意点・デメリット

NFTアートの注意点・デメリット

先ほどはNFTアートの良い部分を紹介しましたが、注意点・デメリットがないわけではありません。

以下では、NFTアートのデメリットにあたる部分を紹介します。

  • 著作権は作者に帰属する
  • 購入時よりも価格が下落する可能性がある
  • 詐欺や盗難のリスクがある

それぞれ詳しく解説します。

著作権は作者に帰属する

NFTアートが取引され、所有者が変わったとしても、著作権がその人に移るわけではありません。NFTアートにおける著作権は作品の製作者に帰属します。

そのため、第三者がNFTアートの二次創作や複製を行う場合、制作者の許可が必要です。仮に制作者の許可を得ずに行なってしまうと、著作権違反になる可能性もあります。

NFTアートを取引する際、所有権は移動しますが、著作権はあくまで作者にある点に注意しなければなりません。

購入時よりも価格が下落する可能性がある

他の投資商品と同様に、NFTアートの価格は需要と供給のバランスによって大きく上下します。

一例として、上述したBAYCのフロアプライス(最低価格)の推移をご覧ください。

引用:Magic Eden

12月4日時点におけるBAYCのフロアプライスは22ETH(約1,100万円)でしたが、翌年の1月14日には14.8ETH(約825万円)まで下落しています。

加えて、NFTアートは暗号資産をベースに取引されていることが多く、暗号資産の価格変動による影響も受けます。

NFTアートは投資対象になると同時に、必ずしも利益を得られるわけではない点に注意が必要です。

詐欺や盗難のリスクがある

NFTや暗号資産市場は、大きな金額が頻繁に動く場であるがために、それらを盗もうとする悪意を持った人が一定数います。

Ellipticによる2022年の調査レポートによると、NFTの詐欺被害額は約140億円にもなったとのことです。

国内でも数十万〜数百万円のNFTアートを盗まれたという詐欺被害は後を絶たず、深刻な問題となっています。

初心者でなくとも、盗まれてしまうことは十分にあり得るので、NFTアートを買ってみたい方は詐欺や盗難に対する警戒を高めることが重要と言えるでしょう。

NFTアートの作り方・始め方(スマホでもOK)

NFTアートの作り方・始め方

ここからは、NFTアートの作り方を紹介します。

  1. アプリ・ソフトを選び、デジタルアートを作成する
  2. 暗号資産取引所でイーサ(ETH)を購入する
  3. 暗号資産ウォレットのアカウントを作成する
  4. ウォレットにイーサを送金する
  5. NFTマーケットプレイスにアップロードする

上記の手順であれば、スマホでもNFTアートを作成できます。

それでは各手順ごとに詳しく解説していきます。

1.アプリ・ソフトを選び、デジタルアートを作成する

はじめに、NFTアートの元となるデジタルアートを準備します。

デジタルアートを初めて作成する場合は、以下5つのアプリ・ソフトがおすすめです。

アプリ・ソフト名特徴ダウンロードURL
8bit Painter・ドット絵を作成できる
・シンプルで初心者にも使いやすい
・写真をドット絵に変換できる
iOS版
Android版
ibis Paint X・イラストを描ける
・ペンや素材などが豊富
・お好みの色を保存できる
iOS版
Android版
Windows版
Pixelable・ドット絵を作成できる
・レイヤー編集ができる
・複数の作品を保存できる
iOS版
CLIP STUDIO PAINT・フリーハンドで綺麗に描ける
・ワンタップで複雑な色塗りができる
・指で細かい装飾ができる
iOS版
Android版
Windows版
mac版
Illustrator・プロのイラストレーターも使う画像編集ソフト
・生成AIでイラストを作成できる
・高性能で中・上級者向け

iOS版
Android版

上記のようなツールを使ってデジタルアートを作成できたら、そちらをダウンロードしておきましょう。

2.暗号資産取引所でイーサ(ETH)を購入する

NFTアートは主にイーサ(ETH)で取引され、取引する際にかかる手数料にもイーサが使用されます。

​​GMOコインやコインチェック、ビットフライヤーなどの国内取引所に登録して、口座開設を行いましょう。

口座開設の手順に関しては、「暗号資産取引所おすすめ10社」の記事をご覧ください。

取引所の口座を開設できたら、イーサを購入します。

イーサ(ETH)の購入手順
  • 日本円を暗号資産取引所の口座に振り込む
  • イーサリアム(ETH)を購入する

お使いの暗号資産取引所で上記手順を行いましょう。

3.暗号資産ウォレットのアカウントを作成する

続いて、暗号資産ウォレットのアカウントを作成します。

暗号資産ウォレットとは

暗号資産やNFTを取引・管理できる「財布」の役割を持ったツール

NFTの取引を行う場合、暗号資産ウォレットが必要になることがほとんどです。
まだアカウントをお持ちでない方は、この際に作成しておきましょう。

ウォレットにはさまざまな種類がありますが、初心者の方にはMetaMask(メタマスク)がおすすめです。

メタマスクはイーサリアム系の暗号資産・NFTを管理できるため、NFTアートに興味のある方にはぴったりなウォレットと言えます。

メタマスクの作成方法については「MetaMask(メタマスク)とは」の記事をご参考にしてください。

4.ウォレットにイーサを送金する

暗号資産ウォレットのアカウントを作成できたら、取引所で購入したイーサを送金します。

送金手順は以下の通りです。

  1. ウォレットのアドレスをコピーする
  2. 取引所で送金(出金)手続きを行う

ウォレットアドレスを入力する際、誤ったアドレスで送金手続きを進めてしまうと、資金を失ってしまう可能性があるので十分に注意しましょう。

詳しくは、「MetaMask(メタマスク)にETHを入金する方法」の章をご覧ください。

5.NFTマーケットプレイスにアップロードする

最後に、作成したデジタルアートをNFTマーケットプレイスにアップロードします。

今回は、OpenSea(オープンシー)を例に解説を進めていきます。

OpenSea 作成
引用:OpenSea

まずOpenSeaにアクセスし、画面上の「作成」をクリックします。

OpenSeaへ接続
引用:OpenSea

続いて、OpenSeaと暗号資産ウォレットを接続します。

自分の使用する暗号資産ウォレットを選択しましょう。

OpenSeaに対応するウォレットについては下記をご覧ください。

OpenSeaの対応ウォレット一覧
  • MetaMask
  • Coinbase Wallet
  • Phantom
  • BitKeep
  • Kaikas
  • Core
  • Glow
  • Fortmatic
  • Bitski
  • Solflare
  • OperaTouch
  • Trust
OPenSea NFTをミント
引用:OpenSea

ウォレットを接続できたら、NFTアートの作成に進みます。

「NFTをミント」をクリックします。

OpenSea NFTを作成
引用:OpenSea

NFTアートを作成する際、以下の3つが必要になります。

  • NFTにするデジタルアート
  • コレクション(後述)
  • 名前:NFTアートの作品名
OpenSea コレクション
引用:OpenSea

コレクションは、自分の所有する作品を保管する展示場のようなものです。

コレクションを新しく作成する場合、以下の4項目が入力必須です。

  • ロゴ画像:コレクションのロゴとなる画像
  • コントラクト名:コレクションの名前
  • トークン記号:作品の記号となるもの。(Bored Ape Yacht ClubならBAYC、AzukiならAZUKIなど)
  • ブロックチェーン

コレクションを作成する際、ガス代がかかるのですが、ブロックチェーンによって必要なガス代が異なります

作成したNFTアートを販売する予定がない方は、Polygon(ポリゴン)のようにガス代が安いブロックチェーンを選ぶことをおすすめします。

上記4項目を入力できたら、「続行」をクリックしましょう。

OpenSea コレクション作成
引用:OpenSea

これでコレクションを作成できました。

「NFTを作成」をクリックし、引き続きNFTの作成作業を進めていきます。

OpenSea NFTを作成
引用:OpenSea

NFTにするデジタルアートをアップロードし、「名前」に作品名を入力したら、「作成」をクリックします。

OpenSea ミント
引用:OpenSea

「アイテムがミントされました」と表示されれば、NFTアートの完成です。

NFTアートの販売(出品)方法

NFTアートの販売(出品)方法

続いて、NFTアートを販売(出品)する方法を紹介します。

OpenSea プロフィール
引用:OpenSea

トップページの右上にあるアイコンマークから「プロフィール」をクリックし、販売するNFTアートを選択します。

OpenSea 販売のための出品
引用:OpenSea

「販売のための出品」をクリックします。

OpenSea 販売のための出品
引用:OpenSea

上記の画面で以下の3項目を埋めていきます。

  • 販売形式
    「固定価格」:自分で価格を設定する
    「最高額入札者に販売する」:オークション形式で販売する
  • 開始価格:販売価格を入力する
  • 期間:販売期間を入力する

上記3項目を入力できたら、下部にある「リスティングの掲載を完了」をクリックします。

これで作成したNFTアートの出品が完了です。

NFTアートの購入方法

NFTアートの購入方法

NFTアートの購入方法について解説します。

手順は以下の通りです。

  1. 暗号資産取引所の口座開設
  2. 取引所で暗号資産を購入
  3. 暗号資産ウォレットのアカウント作成
  4. ウォレットへ暗号資産を送金
  5. OpenSeaとウォレットを接続
  6. 購入したいNFTアートを選択
  7. NFTアートを購入する

手順1〜5に関しては、先ほどの「NFTアートの作り方・始め方」で紹介した流れと同じですので、ここでは手順6以降を説明します。

関連:【完全ガイド】NFTの買い方/購入方法・始め方を初心者にもわかりやすく解説

購入したいNFTアートを選択

NFTアート 購入方法
引用:OpenSea

購入したいNFTアートを探します。

購入する作品が決まっている場合は、画面上の検索欄に作品名を入力します。

決まっていない方は、「アート」ジャンルや直近でトレンドになっている作品などから、気になるものを探してみましょう。

NFTアートを購入する

NFTアート 購入方法
引用:OpenSea

購入する作品が決まり、表示価格で購入する場合は「今すぐ購入」をクリックします。

表示価格よりも安く購入したい場合、「オファーを提示」をクリックし、希望価格を提示すればお得に購入できる可能性があります。

以上で、NFTの購入が完了です。

NFTアートを販売できるマーケットプレイスおすすめ3選

NFTアート 販売サイト

ここからは、NFTアートを販売できるおすすめのマーケットプレイスを3つ紹介します。

  • Magic Eden(マジックエデン)
  • OpenSea(オープンシー)
  • Foundation(ファウンデーション)

それぞれの特徴を詳しく紹介します。

関連:NFTマーケットプレイスおすすめランキング10選!選び方や使い方まで徹底比較

Magic Eden(マジックエデン)

Magic Eden
引用:Magic Eden
取扱コンテンツ・アート
・ゲームアイテム
PFP
対応ブロックチェーン・ソラナ(Solana)
ビットコイン(Bitcoin)
・イーサリアム(Ethereum)
・ポリゴン(Polygon)
・ベース(Base)
手数料取引時:2%
サービス開始日2021年9月17日
公式サイトhttps://magiceden.io/
解説記事Magic Edenとは?特徴や使い方を徹底解説

1つ目に紹介するのはMagic Eden(マジックエデン)です。

Magic Edenはソラナブロックチェーンを基盤にしたNFTマーケットプレイスです。

ソラナのNFTの大半がMagic Edenで取引されており、一時は日時取引量のシェアの95%を獲得したこともあります。

大きな特徴としては、ソラナを基盤にしていることで、ガス代を抑えつつ気軽に取引できることが挙げられます。

また、SeiやBase、Berachainなど新興チェーンへの対応も早く、他の大手マーケットプレイスにはないNFTを取引できる点もメリットです。
BAYCDoodlesなど数多くの人気プロジェクトが、新マーケットプレイスでの利用を推奨することですので、かなりの注目が集まっていると言えるでしょう。

OpenSea(オープンシー)

NFTアート OpenSea
引用:OpenSea
取り扱いコンテンツ・アート
・ゲーム
・メンバーシップ
・PFP
・写真
・音楽
対応ブロックチェーン・イーサリアム
・ポリゴン
・BNBチェーン
(その他8チェーンに対応)
手数料販売時:2.5%
サービス開始日2017年12月
公式サイトhttps://opensea.io/ja
解説記事OpenSeaとは?特徴や使い方を徹底解説

続いて紹介するのはOpenSea(オープンシー)です。

OpenSeaは世界最大級の規模を誇るNFTマーケットプレイスです。

アートだけでなく、ゲームや写真、音楽など、さまざまなジャンルのNFTが取り扱われており、誰でもかんたんに出品や購入が可能となっています。

対応ブロックチェーンとしてはイーサリアムがメインですが、マルチチェーンに対応しているため、その他10チェーンのNFTも取引可能です。

また、海外のマーケットプレイスではありますが、日本語にも対応しているため、英語が苦手な方でも安心して取引が行えます。

Foundation(ファウンデーション)

NFTアート Foundation
引用:Foundation
取り扱いコンテンツアート
対応ブロックチェーンイーサリアム
手数料15%
サービス開始日2020年6月
公式サイトhttps://foundation.app/
解説記事Foundationとは?特徴や使い方を徹底解説

最後に紹介するのはFoundation(ファウンデーション)です。

Foundationはイーサリアムを基盤にしたアートジャンル特化のNFTマーケットプレイスです。
他のマーケットプレイスに比べて、1点ものかつ魅力的な作品が多いことで知られています。

以前は招待された人のみNFTを出品することができましたが、現在は誰でも出品できるようになりました。

上述したOpenSeaとの連携機能を持ち、Foundationで作品を出品すると、OpenSeaにも自動的に登録される仕組みがあります。

NFTアートを買ってどうする?使い道5選

NFTアート 買ってどうする

NFTアートに興味はあるものの、買ってどうすればいいのかわからないという声も少なくありません。

ここでは、NFTアートの使い道を5つ紹介します。

  • コレクションとして楽しむ
  • 転売して暗号資産を稼ぐ
  • メタバースで活用する
  • SNSのアイコンに設定する
  • 限定コミュニティへ参加する

それぞれ詳しく解説していきます。

コレクションとして楽しむ

NFTアートは自分で作成したり、他の人の作品を購入したりして、個人的なコレクションとして楽しむことができます。

身近なものでいうと、カードやスニーカー、フィギアなどがコレクション品として挙げられますが、NFTアートもそれに近い感覚です。

NFTアート 使い道 コレクションとして楽しむ
引用:OpenSea

上記のように、OpenSeaのプロフィールページでは、自分の所有するNFTを確認できます。

自分の好みに合った作品を探して、自分だけのプロフィールページを作ってみましょう。

転売して暗号資産を稼ぐ

NFTアートを購入した後、それを後に高値で転売することで、暗号資産を稼ぐことができます。

需要と供給の関係により、人気のある作品は価値が上昇し、数倍から数百倍の価格になるものも少なくありません。

ただし、その反対として購入してから価値が下がり、損失が発生する場合もあるので注意が必要です。

メタバースで活用する

NFTアートはメタバースでも活用できます。

メタバースとは

インターネット空間にある3次元の仮想空間のこと

メタバースはNFTアートとの相性が良いとされ、onCyberメタバース美術館など一部のメタバース上では、自分が所有するNFTアートを展示できます。

お気に入りの作品を展示し、自分の個性や趣味を表現することで、世界中の人と交流を楽しめるかもしれません。

SNSのアイコンに設定する

NFTアートは、SNSのアイコンにぴったりなデザインが多く、XやDiscordではNFTアートをアイコンに設定している人が多く見られます。

個性的な作品をアイコンに設定することで、他のユーザーやフォロワーとのコミュニケーションを楽しめます。

また、同じプロジェクトの作品をアイコンにしている人を見つければ、自然と親近感が湧き、仲良くなれることもあるでしょう。

限定コミュニティへ参加する

特定のNFTアートを購入すると、所有者限定のコミュニティに参加できることがあります。

限定コミュニティに参加することで、同じコレクションの所有者同士で交流し、作品に関する最新情報や限定イベントにアクセスすることが可能です。

例えば、本記事で紹介したBAYCを購入すると、クラブのメンバーになり、Discordのクローズドコミュニティに招待されます。

BAYC APEFEST
引用:DL News

BAYCのコミュニティには、パリス・ヒルトンやマドンナなど海外の著名人が参加しており、年に一度開催されるイベント「APEFEST」に参加すれば、会える可能性があります。

最近では、海外だけでなく国内でもNFTをコミュニティの参加権として活用する事例も増えています。

超高額で取引されたNFTアート3選

NFTアート 高額取引

注目度の高いNFTアートは高額で取引される傾向にありますが、実際にどれほどの価格で取引されているのか気になる方も多いでしょう。

そこで、ここでは超高額で取引されたNFTアートを3点紹介します。

  • Everydays - The First 5000 Days
  • Ringers #879(The Goose)
  • Crypto Punks #5822

それぞれどういった作品なのか詳しく見てみましょう。

Everydays - The First 5000 Days

NFTアート高額取引 Everydays - The First 5000 Days
引用:Hypebeast

1つ目に紹介する作品は、「Everydays - The First 5000 Days」です。

こちらは、デジタルアーティストのBeeplr氏(本名:マイク・ヴィンケルマン)によって制作されたNFTアートです。

同作品はタイトルにもある通り、Beeple氏が5,000日(約13年間)もの年月をかけて制作したもので、異なるアート作品が組み合わさって1つの作品となっています。

2021年3月11日にオークション形式で販売され、最終的には史上最高額となる約75億円で取引されました。

Ringers #879(The Goose)

NFTアート 高額取引 Ringers #879 The Goose
引用:X

2つ目に紹介する作品は「Ringers #879(The Goose)」です。

こちらはサザビーズのオークションで販売されたジェネラティブアート作品で、約8.8億円で落札されています。
落札時点(2023年6月16日)では、ジェネラティブアートの中で史上2番目となる高額取引となりました。

同作品を制作したのは、カナダ出身のデジタルアーティスト、Dmitri Cherniak氏です。
ニューヨークを拠点に活動しており、ジェネラティブアートをメインに制作しています。

CryptoPunks #5822

CryptoPunks 5822
引用:OpenSea

最後に紹介するのは「CryptoPunks #5822」です。

こちらは、2017年6月に発行されたNFTコレクション「Crypto Punks(クリプトパンクス)」の作品です。

CryptoPunksとは

Larva Labs社が手がけるNFTコレクション。5つの種類と87個のパーツの組み合わせによって作られたキャラクターで構成されており、総発行数は10,000点にのぼる。

「CryptoPunks #5822」は、CryptoPunksの中で珍しいとされるエイリアンタイプである上に、青いバンダナをつけていることから希少性が高いとされている様子です。

同作品は2022年2月12日に、Crypto Punks史上最高額となる約27億円で売却されました。

NFTアートを手掛ける日本の有名アーティスト

NFTアート 国内アーティスト

日本国内で有名なNFTアーティストを3名に厳選して紹介します。

  • 村上隆
  • さいとうなおき
  • おにぎりまん

なお、その他のNFTアーティストやクリエイターについて知りたい方は、「日本人のNFTアーティスト/クリエイター9選」の記事もご覧ください。

村上隆

Clone X
引用:Clone X

村上隆氏は、日本を代表する現代アーティストとして、世界的にも大きな知名度を持っています。

世界的なブランドであるLOUIS VUITTONとコラボレーションをした実績もあります。NFT作品としては、2021年にデジタル上のファッションアイテムの制作や販売しているデザイン集団「RTFKTスタジオ」のNFTプロジェクト「Clone X」に参加しています。

目や口などのパーツ制作を担当し、289ETHで落札されたものもありました。また、個人のNFT作品として、2022年5月に「Murakami.Flowers」を販売しました。村上隆氏の代表作である「お花(フラワー)」をNFT化して販売しました。合計出来高は25,789ETHとなっており、日本でトップクラスのNFTアート作品となっています。

さいとうなおき

MEGAMI
引用:MEGAMI

さいとうなおき氏は、日本を代表するイラストレーターの1人で、ポケモンカードの公式イラストなどを手がけた実績を持っており、アニメや漫画業界において圧倒的な人気を誇っています。

2022年7月16日には、自身が手がけるNFTプロジェクト「MEGAMI(メガミ)」をリリースしました。パブリックセール前のプライベートセールで10,000体全てが完売し、リリース後わずか1週間で1,000ETH以上の出来高を記録しています。

また、10,000体のMEGAMIの中にはレアリティが高いとされている「Origin」や「Origin Alter」は、さいとうなおき氏が描き下ろしやデザインを担当したNFTで、最も高額なもので8ETHで取引された実績があります。

おにぎりまん

onigiriman's cute girl Collection
引用:OpenSea

おにぎりまん氏は2021年9月、日本国内でNFTが話題になり始めた頃から活躍しているNFTクリエイターです。主に可愛い女の子のイラストをNFTにして販売しており、OpenSeaで「onigiriman's cute girl Collection」をメインに展開しています。

2023年4月現在までで377体の作品を販売し、361ETHの出来高を記録しており、1枚絵を販売するNFTクリエイターとしては日本トップの実績です。最も高額なもので4ETH以上で取引された作品もあります。また、リアルグッズの販売や企業とのコラボレーションなどNFT以外にも多くの展開をしています。

NFTアートはオワコン?将来性・今後の展望を解説

NFTアート オワコン 将来性

一部の人からは「NFTアートはオワコン」などと言われますが、果たしてNFTアートに将来性はないのでしょうか。

ここでは、NFTアートの将来性や今後の展望について、以下3つの観点から解説していきます。

  • 新しい収益モデルの可能性
  • デジタルとリアルの融合
  • NFT市場が今後拡大する可能性

新しい収益モデルの可能性

NFTアートは、アーティストが持続的に収益を得るための革新的なモデルを提供します。

特に、スマートコントラクトを活用した二次流通での収益分配は、従来のアート市場では実現が難しかった仕組みです。これにより、アーティストは作品が再販されるたびにロイヤリティを受け取ることが可能になり、長期的なキャリア形成に繋がる可能性があるのです。

また、サブスクリプション型NFTや共同所有型NFTといった新しい形のNFTも登場しており、多様な収益機会が広がっています。これらの取り組みは、アーティストとコレクターの関係性を強化し、新しい経済圏の構築を促進しています。

デジタルとリアルの融合

NFTアートは、デジタルとリアルのアート世界を橋渡しする存在として注目されています。

バーチャルギャラリーやメタバースでの展示会が一般化しつつあり、アートの体験が物理的な制約を超える未来が期待されています。同時に、リアルな展示会やオークションハウスがNFT作品を取り入れる事例も増加中です。

また、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)技術を活用した体験型アートも注目を集めており、NFTによってデジタルアートが物理空間と結びつく可能性が拡大しています。

このような動きは、アート業界の新たな視点を提供するでしょう。

NFT市場が今後拡大する可能性

NFT市場は、アート以外の多様な分野との融合により、さらなる成長が期待されています。
音楽や映画、ゲーム業界などでの活用が進み、NFTを通じてコンテンツの唯一性や希少性を確保する仕組みが広がっています。

また、ファッションやスポーツ業界でもNFTを活用した限定アイテムや体験の提供が注目を集めています。さらに、大手企業やブランドが市場参入を進めており、既存のファン層を巻き込むことで市場規模が拡大しています。

実際に、NFT Mediaが公開した2024年12月の市場レポートでは、落ち込み気味だったNFT市場が復活の兆しを見せていることがわかっています。

NFT市場が拡大していけば、NFTアートへの注目度も高まる可能性が高いです。

NFTアートに関してよくある質問

NFTアート よくある質問

それでは最後に、NFTアートに関してよくある質問に回答していきます。

  • NFTアートとは簡単に言うとどんなものですか?
  • NFTアートが売れない理由はなんですか?
  • NFTアートはゴミではないのですか?

それぞれ詳しく回答していきますので、気になるものがあればぜひご覧ください。

NFTアートとは簡単にいうとどんなものですか?

NFTアートとは、インターネット上にあるデジタルアートのことです。

これまでのデジタルアートと違うのは、識別子(個別IDのようなもの)が付けられている点です。

NFTアートには、ビットコインやイーサリアムにも使われるブロックチェーン技術が使われており、

  • いつ誰が作り
  • 誰が買い
  • 誰が売ったか

などさまざまなデータが安全かつ正確に記録されます。そして、これらのデータは誰でも確認できます。

デジタルアートでありながら、本物と偽物の区別ができ、希少性を持つようになったものがNFTアートです。

NFTアートが売れない理由はなんですか?

NFTアートが売れない理由として考えられるのは以下の4つです。

  • 作品のコンセプトを定めていない
  • マーケティング能力が足りていない
  • 販売価格が高すぎる
  • 市場のトレンドを抑えていない

モノを売るには、コンセプト設計や適正な価格設定、市場のニーズ調査などさまざまな事前準備が必要です。
何も工夫せずにモノを売った場合、思うように売れず失敗に終わる可能性が高いでしょう。

これはNFTアートにも言えることで、売れるNFTアートを作るには、売るためのコツを知っておく必要があります。

詳しくは「NFTアートが売れない理由とは?売るためのコツを紹介!」の記事をご参考にしてください。

NFTアートはゴミではないのですか?

NFTアートは誰でもかんたんに作成できるため、価値のない作品の方が圧倒的に多いのが実際のところです。

しかし、すべてのNFTアートがゴミとは言い切れません

理由は以下の3つです。

  • 限定特典がもらえる
  • コミュニティを形成できる
  • ビジネスに活用できる

一部のNFTアートには、「ユーティリティ」と言われる保有者にだけ特典を付与する機能があります。

特典としては、

  • 限定イベントへの参加権
  • 新しいNFTの優先購入券
  • グッズの割引券

などさまざまなものがあり、これだけでも価値があると言えます。

また、NFT市場にはメルカリやスクエニ、LINEといった大手企業が数多く参入しています。

それらの企業が、新たなビジネスを展開する中でNFTを活用していることから、NFTには将来性があると言えるでしょう。

NFTアートのまとめ

NFTアート まとめ

今回は、NFTアートについて解説してきました。

NFTアートは、ブロックチェーン技術を活用することで、デジタルアートでありながら、唯一無二の価値を持ちます
OpenSea等のNFTマーケットプレイスを活用すれば、比較的かんたんに作成したり、取引できます。

NFTアートに興味のある方は本記事を参考にして、実際にNFTアートに触れてみてください。

なお、NFTアートを取引するには、イーサ(ETH)やソラナ(SOL)といった暗号資産を取引所で購入する必要があります。

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▼NFTについて詳しく知りたい方におすすめ
NFTとは?仕組みや始め方といった基礎知識を初心者向けにわかりやすく解説!

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