NFTに興味はあるけれど時間がなくて情報をキャッチアップしきれない。ましてや海外で発信されている外国語のニュースなんて追ってられない。そんな方に向けて、本記事では、今週1週間に海外で発信されたニュースの中からNFTメディア編集部が厳選したものをまとめて紹介します。
▼NFTに関して詳しく知りたい方はこちらから
Contents
Meta社がFacebookやInstagramでのNFT事業撤退へ
引用:Meta
マーク・ザッカーバーグ氏がCEOを務めるソーシャルテクノロジー企業「Meta(メタ)」(旧Facebook)が、NFT事業から撤退することがわかりました。
Meta社のコマースおよびフィンテック部門の責任者であるステファン・カスリール氏によると、同社が最優先で取り組むべき事業を見直した結果、NFTの取り組みから撤退することになったとのことです。
カスリール氏はツイッターにて、「依然として、クリエイターがマネタイズできる機会を提供することが最優先事項であることに変わりはないです。今後は、リール投稿のマネタイズオプションなど、スケールでインパクトを与えられる領域に注力していこうと考えています」とツイートしています。
Meta社は、2022年8月に、一部のクリエイターとNFTコレクター向けに、FacebookやInstagramにデジタル資産の表示や取引ができる機能を試験的に導入すると発表し、試験プログラムがスタートしました。
同年11月には、トップクリエイターであり12万人のInstagramのフォロワーを抱えるドリフター・シュート氏が、Instagramにてプロジェクトを公開したところ、わずか10秒で作品が完売したと報告しており、InstagramのNFT取引機能が好調に動いていると考えられていました。
一方で、Meta社の拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、メタバース・ソフトウェア・プラットフォームに取り組む部門「Reality Labs」が抱える損益はこの四半期で拡大し、その額は2022年末で合計約137億ドル(約1兆8,367億円)に達しました。
今回のNFT事業撤退の発表を耳にしたクリエイターらは、Meta社の判断に対して「思慮の浅い計画である」などの厳しい意見を述べています。
企業:Meta
▼詳しくはこちらから
世界トップクラスのNFTアーティストBeeple(ビープル)が「Beeple Studios(ビープル・スタジオ)」をアメリカにオープン
引用:CHRISTIE’S「Beeple Everydays – The First 5000 Days」
アメリカで活躍するデジタルアーティストであるBeeple(ビープル)ことマイク・ウィンケルマン氏が、サウスカロライナ州チャールストンエリアに新しいギャラリースペース「Beeple Studios(ビープル・スタジオ)」を2023年3月11日〜12日にオープンしました。
このBeepleのスタジオは、教育やデジタルアートへの愛の力でコミュニティを一つにすることを目的に開かれた、約4,600㎡の巨大な体験型スタジオです。
Beepleは、世界トップクラスのアーティストの1人であり、2021年12月にデジタルアートオークションプラットフォーム「Nifty Gateway」でNFTを初披露し、1週目に350万ドル(約4.7億円)相当以上の作品を販売しました。
そのわずか3カ月後に、Beepleが5000日間(約13年間)かけて制作したデジタルアートであり代表作の「Everydays – the First 5000 Days」が、6930万ドル(約93億円)で落札されました。
この取引によって「NFT」の知名度が向上し、NFTとアートの可能性が可視化され、多くのアーティストがNFT作品を出品するようになったと言われています。
また、Beeple Studiosには、世界各国からFvckrender氏やBlake Kathryn氏などの多くの有名アーティストが参加し、スタジオ内の散策や参加者同士の交流が行われました。
企業:Beeple
▼詳しくはこちらから
RTFKT(アーティファクト)が東京で開催されるイベントに出展することを発表
クリエイター集団のRTFKT(アーティファクト)が東京ビックサイトで開催されるイベント「GEISAI(ゲイサイ)」に出展することがわかりました。
開催日時は、2023年4月30日です。
RTFKTは、Nike傘下のデジタルスニーカーやバーチャルウェアなどの制作を手掛けるクリエイター集団であり、これまでに現物のスニーカーと交換可能なNFTコレクション
「Cryptokicks iRL」などをリリースしてきました。
日本を代表するアーティストである村上隆氏もRTFKTのプロジェクトに参加し「CloneX」と呼ばれるコレクションの発表を行っています。
今回のイベントの詳細はまだ明らかにされていませんが、2022年12月にリリースされた新たなNFTプロジェクト「Animus」や、2023年4月24日からミントが開始されるRTFKTとNike Air Force1のコラボレーションスニーカーなどの展示が行われるかもしれません。
SNSでは既に多くのファンが興奮しており、当日、どのようなイベントになるかが楽しみです。
企業:RTFKT
▼詳しくはこちらから
セサミストリートのキャラクターがNFT化
引用:VeVe Twitter
映画やアニメを取り扱う世界最大級のNFTプラットフォームであるVeve(ヴィヴィ)が、セサミストリートをモチーフにしたNFTコレクションをリリースすることがわかりました。
Veveは今回、セサミストリートを制作する非営利法人のセサミワークショップと共同でクッキーモンスターをモチーフにしたコレクションの第一弾をリリースします。
リリース日:2023年3月20日1:00(日本時間)
販売価格:60ドル(約7,900円)
販売個数:5,555個(種類は一種類)
セサミストリートは、1969年以来愛され続けられている子供向けの教育番組であり、何世代にも渡って子供から大人を楽しませている作品です。
VeVeのCOO兼共同創業者であるダン・クロサーズ氏は、
「私たちは、VeVeのコミュニティだけでなく、デジタルコレクションに慣れていないセサミストリートのファンたちとこの機会を共有するのが待ちきれません」
と述べています。
VeVeはシンガポールを拠点とするECOMI社によって2018年に誕生したNFTプラットフォームであり、これまで、ディズニー、マーベル、スター・ウォーズといった名の知れた名作のNFTコレクションをリリースしてきました。
同プラットフォームは、マーケットプレイスの役割のみならず、アプリ内のバーチャルショールームにてコレクションの展示を行うことができます。
さらに、他のコレクターのショールームをバーチャル訪問したり、コメントやいいねの機能も備えられているほか、コレクションをAR(拡張現実)で見ることも可能です。
よって、セサミストリートコレクションのホルダーは、クッキーモンスターを3Dで楽しむことができます。
また、2023年後半には、同コレクションの追加発表がされる予定です。
企業:VeVe
▼詳しくはこちらから
https://nftnewstoday.com/2023/03/15/veve-announces-sesame-street-nft-drop/
Salesforce(セールスフォース)が発表した企業のWeb3導入支援プロジェクト「Salesforce Web3」とは
引用:Salesforce
世界シェアNo.1の顧客管理システムを提供するSalesforce(セールスフォース)社が、2023年3月15日、新たなWeb3プロジェクト「Salesforce Web3(セールスフォース・ウェブスリー)」を発表しました。
この新たなプロジェクトは「信頼できる、持続可能なデジタルコミュニティを構築するのを支援する」ことを目的としています。
Salesforce Web3は、企業がNFTを作成、管理、展開するのを支援し、高い信頼性、拡張性、サステナブルな方法でこれらを遂行できるようにします。
また、同プロジェクトは、セールスフォースのCRM(顧客関係管理)プラットフォーム「Customer 360」と、Web3のデータを連携させることで、顧客とサービスの関わり方について、より深いデータを得ることができるようになります。
セールスフォースのテクノロジー部門を担当するSVP(シニア・ヴァイス・プレジデント)のアダム・キャプラン氏は、NFTのようなデジタル資産は、
・デジタルコミュニティの構築
・デジタルツインの作成
・ロイヤルティプログラムの推進
など、企業にとって、ファーストパーティデータ(企業が自社で収集したデータ)を活用する新しい選択肢となると考えています。
Salesforce Web3は、アクセンチュアやデロイト・デジタルなどのグローバルコンサルティング企業と提携しており、今後さらに、あらゆる企業のWeb3プロジェクトの展開サポートをしていくことが考えられます。
企業:セールスフォース
▼詳しくはこちらから
最後に
この記事では、1週間の海外ニュースを厳選して紹介しました。
国内の話題も毎週まとめて紹介しているので、国内の動向が知りたい方は是非こちらもご覧ください。
▼週間NFTニュース
NFT Mediaではメールで、最新情報やお得な情報をお届けしています。
ご登録いただくと、キャンペーンやNFTのWhiteListなどお得な情報、注目のプロジェクト情報等お役に立つ最新情報をメールでお知らせします。ぜひご登録ください。
- NFTのWhiteList(優先購入権)
- キャンペーン情報
- 読者限定Giveaway企画
- 最新NFTコレクション紹介
- NFTニュース速報
- NFTビジネス活用事例