【NFT×大企業】大企業によるNFT事業参入事例 15選

近年のNFT市場の傾向

 デジタル資産の一種である「非代替性トークン(NFT)」は、近年急速に市場を拡大しており、アートや音楽、イラストなど多くの分野で注目されています。ブロックチェーン分析会社の米チェイナリシス社が発表したレポートによれば、2021年のNFTの取引総額は409億ドル(約4兆7100億円)であり、その市場規模の大きさに驚いた人も多いのではないでしょうか。取引には「ビットコイン」や「イーサリアム」などの、有名な銘柄が用いられているということも相まって、国内でもNFTの普及は加速するばかりです。

 NFTを利用した事業は世界的に拡大しており、日本国内でも大企業によるNFT事業参入は盛り上がりを見せています。今回は読者の皆さんにとっても身近な、15の大企業によるNFT事業参入事例 をご紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

NFT参入事例15選

GMOインターネット

GMOインターネット

画像引用URL:https://www.facebook.com/adambygmo/

HP:https://adam.jp/ja
参入時期:2021年8月
NFT関連事業内容:GMOインターネットグループのGMOフィナンシャルホールディングス株式会社の連結会社であるGMOアダム株式会社は、2021年夏よりNFTのマーケットプレイス「Adam byGMO」を運営しています。NFTを始めるハードルの一つに、円に対応していないマーケットが多いことがあげられますが、「Adam byGMO」であれば日本円を使ってNFTを購入することが可能なので、初心者の方でも参入しやすいのが嬉しいポイントです。2022年4月からは、NFTの検索・保有・管理ができるスマホアプリ(iOS版・Android版)の提供も開始しました。

UUUM(ウーム)

UUUM(ウーム)

画像引用URL:https://bittimes.net/news/110764.html

HP:https://habet.me/
参入時期:ベータ版は2021年夏より開始
NFT関連事業内容:YouTuberのレーベル会社である「UUUM」が100%出資する連結子会社「FORO株式会社」は、デジタルトレーディングカードのNFTマーケットプレイス「HABET(ハビット)」をリリースしました。HABETのクリエイターパートナーの中には、皆さんお馴染みのHIKAKINさんやはじめしゃちょーさん、フィッシャーズさんなどの人気YouTuberも参加しています。

SBI

SBI

画像引用URL:https://sbinft.market/

HP:https://sbinft.market/
参入時期:2022年3月
NFT関連事業内容:SBIグループにおいてNFT事業を担う「SBINFT株式会社」は、「nanakusa」という国産NFTマーケットプレイスを買収し、新しいサービスの「SBINFT Market」をリリースしました。こちらのマーケットプレイスには、好きな価格でNFT作品を販売できる「通常販売」と「オークション販売」の2種類の販売方法が用意されています。

KONAMI(コナミ)

KONAMI(コナミ)

画像引用URL:https://www.konami.com/games/corporate/ja/

HP:https://www.konami.com/games/memorial-nft/ja/
参入時期:2022年1月
NFT関連事業内容:国内大手ゲーム会社の株式会社コナミデジタルエンタテインメントは、人気シリーズ「悪魔城ドラキュラ」のNFTをリリースしています。販売されたのは14点の限定版公式NFTで、大手NFTマーケットプレイス「OpenSea」にて販売されました。悪魔城のピクセルアートは、なんと約2万6000ドル(約300万円)相当の暗号通貨にて落札され、大きな反響を呼んでいます。

CyberAgent(サーバーエージェント)

CyberAgent(サーバーエージェント)

画像引用URL:https://www.cyberagent.co.jp/

HP:https://www.cyberagent.co.jp/
参入時期:2022年
NFT関連事業内容:株式会社サイバーエージェントは、メタバース空間においてNFTを活用したデジタルファッションの研究・企画・制作・販売を行う「Meta Fashion Factory」を設立しました。今後は、NFTを活用したゲーム市場にも参入すると発表しており、2022年の秋をめどに、アジアや米国などの海外市場を対象に、月間利用者数100万人規模のゲーム開発を目指すとのことです。今後は独自の暗号通貨による取引が発生するNFTゲームで、自社のゲーム事業を強化するそうなので、今後の動きに注目していきたいですね。

SQUARE ENIX(スクウェア・エニックス)

SQUARE ENIX(スクウェア・エニックス)

画像引用URL:https://shisansei.million-arthurs.com/

HP:https://shisansei.million-arthurs.com/
参入時期:21年10月14日
NFT関連事業内容:株式会社SQUARE ENIXは、昨年秋にNFTのデジタルシールである「資産性ミリオンアーサー」をリリースしました。2022年5月13日に開催された最新の決算説明会では、ブロックチェーンゲームの開発・NFT関連コンテンツの拡大・海外法人設立・独自トークンの発行などといった、複数の施策を打ち出しており、今後の発表にも期待大です。

mixi(ミクシィ)

mixi(ミクシィ)

画像引用URL:https://daznmoments.com/

HP:https://daznmoments.com/
参入時期:2022年春
NFT関連事業内容:株式会社ミクシィとスポーツ専門のビデオ・オン・デマンド・サービスDAZNは、スポーツ特化型NFTマーケットプレイス「DAZN MOMENTS」を今年の春にリリースしました。「DAZN MOMENTS」は、スポーツ選手のスーパープレーやメモリアルシーンの映像をNFTコンテンツとして提供する、日本国内向けのスポーツ特化型NFTマーケットプレイスです。全てのコンテンツにはシリアルナンバーが付与され、Flowブロックチェーンに記録されます。

メルカリ

メルカリ

画像引用URL:https://moments.pacificleague.com/

HP:https://moments.pacificleague.com/
参入時期:2021年12月23日
NFT関連事業内容:フリーマーケットアプリを展開する株式会社メルカリと、プロ野球パ・リーグ6球団の共同出資会社パシフィックリーグマーケティングは、昨年の12 月から共同でNFT事業に参入しました。パ・リーグ6球団の記憶に残る名場面やメモリアルシーンを捉えた動画コンテンツを自分だけのコレクションとして保有できる「パ・リーグ Exciting Moments β」の提供を開始しています。

吉本興業

吉本興業

画像引用URL:https://nft.line.me/drop/brand/1

HP:https://nft.line.me/drop/brand/1
参入時期:2022年4月13日
NFT関連事業内容:吉本興業株式会社は、LINEの暗号資産事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVC株式会社が提供を開始したNFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」において、限定NFT動画「よしもとNFTシアター」の販売を開始しました。「よしもとNFTシアター」では、今をときめく人気芸人や、若手からベテランまでの総勢28組54種のコントが販売されています。今回の動画は全てNFT用に撮り下ろしたものなので、ファン必見のコレクションになりそうですね。

LINE(ライン)

LINE(ライン)

画像引用URL:https://nft.line.me/

HP:https://nft.line.me/
参入時期:2022年4月13日
NFT関連事業内容:LINEの暗号資産事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVC株式会社は、NFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」の提供を開始しました。ローンチのラインナップでは、吉本興業などの計17コンテンツと連携し、エンターテインメントやスポーツ、ゲーム、アーティスト、アニメ、キャラクター、イベントなど、すでに7ジャンル100種類以上のNFTの販売をスタートしています。さらに今後は、様々なグループ企業との協業も行っていくとのことなので楽しみですね。

楽天

楽天

画像引用URL:https://nft.rakuten.co.jp/

HP:https://nft.rakuten.co.jp/
参入時期:2022年春
NFT関連事業内容:楽天グループ株式会社は、様々なジャンルのデジタルコンテンツを購入・出品できるNFTマーケットプレイス「Rakuten NFT」の提供を開始しています。通常のNFTマーケットプレイスと同様に、スポーツや音楽、アニメなど、様々な分野におけるNFTをユーザーが購入したり、個人間で売買することが可能です。決済時には楽天IDを使用することも可能なので「楽天ポイント」を貯めたり、使ったりできるのが嬉しいポイントですね。

電通

「web3 club」のロゴ

引用:https://www.dentsu.co.jp/news/release/2022/0908-010547.html

HP:https://www.dentsu.co.jp/
参入時期:2022年9月

株式会社電通は、電通ジャパンネットワークに所属する電通グループ企業と共同で、NFTをはじめとしたWeb3領域の顧客企業を支援するグループ横断組織「web3 club」を発足しました。

これまで株式会社電通は、株式会社モバイルファクトリーとNFT事業のパートナーシップ契約を締結するなど、NFTを通じた独自の事業機会とエンゲージメント向上機会を測ってきました。

今回の「web3 club」では、エンジニアやクリエイター、ディレクターやバックオフィス分野などビジネスの様々なプロフェッショナルが集結し、Web3領域の幅広い課題解決を支援する電通グループ横断組織です。Web3ビジネスに参入している企業の事業成長を支援し、Web3領域の新しい経済京成にも貢献していきます。

博報堂

NFTマーケットプレイス「animap」

引用:https://robotstart.info/2022/06/17/nft-market-place-animap.html

HP:https://animap.io/
参入時期:2022年6月

株式会社博報堂グループの一つである、株式会社博報堂DYミュージック&ピクチャーズは、パブリックチェーンを活用したNFTマーケットプレイス「animap」のサービスを開始することを発表しました。

「animap」はアニメを中心に様々なジャパンコンテンツNFTを取り扱っています。同サービスのローンチに際して、アニメーション制作会社「タツノコプロ」のNFTを販売予定です。また、「タツノコプロ」の代表作でもある「マッハGoGoGO」のロゴや書き下ろしイラストのアイテムも取り扱います。

また「animap」の機能の特徴が3つ挙げられます。

①イーサリアム(Ethereum)を採用したNFTマーケットプレイスであること
②クレジットカード決済も可能
③オープンシー(Opensea)やラリブル(Rarible)との連携が可能

このように、NFTを購入したことがある方も、初めてNFTを購入する方も利用しやすいようなサービスとなっています。

また本サービスは、デジタルコンテンツの開発から販売までを一期痛感でサポートできる体制を構築し、NFT事業に参入したい企業やクリエイターの事業推進支援を行っています。今後は、アニメに限らず映画やマンガ、ゲームなどのジャパンコンテンツNFTが登場予定です。

凸版印刷

凸版印刷のロゴ

引用:https://www.toppan.co.jp/news/2022/06/newsrelease220630_1.html

HP:https://metapa.app/
参入時期:2022年6月

凸版印刷株式会社は、「可能性アートプロジェクト2022」の1つとして、『メタパ』とNFTアートの販売を開始いたしました。「可能性アートプロジェクト」とは、凸版印刷の高繊細な画像データ処理技術を活用して、障がいももつアーティストの作品を付加価値化して社会課題解決に取り組むこと目指すプロジェクトです。

今回は、「可能性アートプロジェクト2022」として、すでにリアル展示と公式グッズ販売を行っていました。そこにさらに、メタバース上のデジタル展示とNFTアートの販売を加えた、リアルとデジタルを組み合わせた販売モデルを開始いたしました。

『メタパ』では、メタバース上でデジタル品が購入できるだけでなく、ユーザー同士でコミュニケーションを取ることができ、まるで一緒に出かけているような気分でオンライン上でも購入することができます。

これらの取り組み全ての売上金額の一部は、障がいをもつアーティストの自立支援に役立てられます。NFTを楽しみながら、社会課題の解決に貢献することができるサービスとなっています。

JR西日本グループ

JR西日本グループ

引用:https://www.jr-odekake.net/railroad/natsutetsunyujouken/nft/

HP:https://www.westjr.co.jp/
参入時期:2022年10月

JR西日本グループは、NFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」を運営するLINE Xenesis株式会社と共同で、日本で鉄道が開業してから150年を迎えることを記念した鉄道NFT「JR西日本 懐鉄NFTコレクション」を2022年10月14日“鉄道の日”にあわせて発売しました。

JR西日本発足後に西日本各地で活躍した優等列車をテーマにした「西日本懐鉄(ナツテツ)入場券」を展開しているJR西日本グループによるNFTコレクションの企画となります。特に3DフィギュアNFTは、ミニチュアになった各列車が回転する動画で、懐かしい車内チャイムが流れる鉄道ファンにはたまらないNFTとなっています。

国内約9,200万人が利用するコミュニケーションアプリ「LINE」のプロフィールアイコンおよびLINE NFTのプロフィールへ設定が可能なため​​、よりNFTを所有することの楽しみを感じていただけるNFTとなっています。

さいごに

 今回は、大企業による15のNFT事業参入事例をご紹介しました。NFTへの参入がスタートした会社のラインナップは、皆さんもお馴染みの企業ばかりだったのではないでしょうか。

 2025年には市場規模が9兆円にもなると言われているNFTマーケットですが、これらの企業が参入する前から、NFTは「成長が見込まれるマーケット」として期待されていました。今後はどのような動きをみせるのか目が離せませんね。
 この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。


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