
CryptoPunks(クリプトパンクス)は、2017年6月にLarva Labs社がリリースしたNFTコレクションです。発行総数は10,000点、8ビットスタイルで描かれたドット絵のデザインが特徴です。
リリース当初は無料で配布されていたものの、現在では『最古のNFT』と呼ばれており、その高い希少価値から、2,000万円越えの高額取引が行われています。
販売から7年以上経つ今なお、不動の地位を確立しNFT市場を牽引する存在と言えるでしょう。
本記事では、そんなCryptoPunksの特徴や最高額、価格推移、なぜ高いかを解説します。
CryptoPunksに興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
Contents
CryptoPunks(クリプトパンクス)とは?

| コレクション名 | CryptoPunks(クリプトパンクス) |
| 総発行数 | 10,000点 |
| 発行元 | Larva Labs |
| 基盤のブロックチェーン | Ethereum |
| フロア価格 | 40 ETH |
| リリース日 | 2017年6月 |
| 公式サイト | https://cryptopunks.app/ |
CryptoPunks(クリプトパンクス)』は2017年6月に発行されたNFTコレクションです。
総発行数は10,000点にのぼり、5つの種類と87個のパーツの組み合わせによって作られたドット絵のデザインが特徴的です。
CryptoPunksでは、今後作品が新しく追加されるといった事はありません。
似たようなデザインの模倣品が多く出回っていますが、正統なCryptoPunksは現存する10,000体のみとなります。
NFT投資家の間では『CryptoPunksを持っていることが一種のステータス』とも言われており、世界的ラッパーのスヌープドッグ氏やジェイ・Z氏、スティーブアオキ氏など多くの著名人やセレブが購入したことで話題になりました。
CryptoPunks(クリプトパンクス)の特徴
CryptoPunksの特徴は以下の4つ。
- 世界最古のNFTコレクションの一つ
- フルオンチェーンのジェネラティブアート
- Yuga Labsが権利を購入
- 希少価値の高い種類が存在
順番に解説していきます。
世界最古のNFTコレクションの一つ
CryptoPunksは、イーサリアムブロックチェーンにおいて最古の歴史を持つNFTコレクションの一つです。
2017年6月に、カナダのソフトウェアエンジニアであるMatt Hall氏とJohn Watkinson氏の2名が立ち上げたLarva Labs社からリリースされました。
CryptoPunksはイーサリアムベースのNFTですが、ERC-20をベースにしたカスタム規格を使用しています。
この規格は、現在最もメジャーであるERC-721のインスピレーションになった存在とも言われています。
そして、CryptoPunksにはBored Ape Yacht Club(BAYC)やPudgy Penguinsなどに見られる、ユーティリティが一切ありません。
このコレクションの価値を生みだしているのは、『最も古いNFTアートである』という歴史的側面が強いのだと思われます。
フルオンチェーンのNFTアート
CryptoPunksは『フルオンチェーンのNFTアート』としても知られています。
NFTの画像を含むすべてのデータがブロックチェーン上に刻まれた状態
現在出回っているNFTのほとんどは、画像・動画・テキストなどのデータを外部ストレージに保存し、該当するURLのみをブロックチェーン上に記録する手法を採用しています。
つまり、ブロックチェーンに刻まれ永続性が担保されているのはURLのみであり、NFT自体に永続性があるとは言えません。
これに対して、CryptoPunksはフルオンチェーンとして、永続性に優れたNFTと言えるのです。
Yuga Labsが権利を購入
2022年3月11日、BAYCを手掛けるYuga Labsは、Larva LabsからCryptoPunksのIPを買収した事を発表しました。
Larva LabsはCryptoPunksの商業化について厳しく取り扱っていなかったため、CC0と勘違いされ、勝手な二次創作が発生しています。
そこでCryptoPunksを引き継いだYuga Labsは、CryptoPunks保有者に対して商業化権の付与を行いました。
これにより、CryptoPunksホルダーはキャラクターを活用したグッズやアートの販売および利益を得ることが許可されたのです。
これまで特段、ユーティリティを持たないNFTだったCryptoPunksに対して実用的価値が付与されたと言えるでしょう。
また、Yuga Labsが運営するメタバース『Otherside』でも、CryptoPunksの登場が予定されています。
発表されたティザー映像では、CryptoPunksやMutant Ape Yacht Club・Bored Ape Yacht Club・Meebits・Nouns・CoolCatsなど、世界を代表するNFTキャラクターたちが登場しました。
コミュニティの創出やガバナンスに強みを持つYuga Labsが運営に加わることによって、これまでになかった展開が期待されます。
希少価値の高い種類が存在
CryptoPunksはさまざまな種類とパーツの組み合わせによってキャラクターが生みだされています。
特に以下3種類のCryptoPunksは、希少価値が高いとされており、高額での取引が行われています。
エイリアン(Alien)

青い肌が特徴的な『エイリアン(Alien)』は10,000体の内、わずか9体しかいないもっとも希少価値の高い種類と言えます。
CryptoPunksの中でも高額取引が頻繁に行われており、これまでの最高額は8,000ETH(2370万ドル)での売買が成立したケースもありました。
歴代の取引事例でも上位1~3位はすべて、エイリアンが占めています。
猿(Ape)

『猿(Ape)』は10,000体中、24体しか存在しないCryptoPunksの中でも2番目に希少価値の高い種類です。
これまでの取引最高額は2022年9月28日に行われた3,300ETH(445万ドル)。
歴代最高取引額10位中6つを猿が占めています。
ゾンビ(Zombie)

緑色の肌が特徴の『ゾンビ(Zombie)』は全コレクション中、88体のみ存在するCryptoPunksです。
エイリアン・猿に比べ体数が多いですが、それでも高額での売買対象になっています。
2021年9月11日に行われた取引では、2,000ETH(663万ドル)にて約定が成立しました。
CryptoPunks(クリプトパンクス)の高額取引事例
ここでは、これまでの中でも特に高額で取引された事例をご紹介します。
過去最高額取引『CryptoPunk 5822』

CryptoPunksにおいて、歴代最も高額取引となったのが『CryptoPunk 5822』です。
購入したのは、ブロックチェーンソフトウェア企業「Chain社」のCEO、ディーパック・タプリヤル氏です2022年2月12日に取引が行われ、その金額は8,000ETH。当時のレートで2,370万ドルになりました。
9体しかいないエイリアンであり、かつ青いバンダナをつけた希少性も高額になった要因と言えるでしょう。
クレジットカード会社Visaが購入『CryptoPunk 7610』

大手クレジットカード会社VisaがCryptoPunksを購入したことで話題になりました。
取引は2021年8月19日。49.5ETH(約16万ドル)にて取引が行われました。
購入した経緯は「文化と商業の架け橋となる歴史的なNFTプロジェクトである」と発言しています。
また、VisaではNFT分野を支えるクリエイターやコレクター、アーティストを支援していくと表明しました。
NFTは今後、商業やエンターテイメントなど様々な分野で活用される物であり、顧客や提携企業にも導入を進めるための第一歩としています。
世界的ラッパーが購入『CryptoPunk 3831』
世界的ラッパー『スヌープドッグ氏』が850万ETH(208万ドル)で『CryptoPunk 3831』を購入しました。
スヌープドッグ氏は熱烈なNFTコレクターとしても知られており、全部で10体のCryptoPunksを保有しています。
希少価値の高いゾンビであることに合わせて、医療用マスクを着用していることからコロナ禍にマッチしたデザインが高額になった要因かもしれません。
CryptoPunks(クリプトパンクス)の価格推移

CryptoPunksは今でこそプレミアム価格のついているコレクションですが、2017年時点では無料配布されていました。
2021年8月には NFTブームにより、フロア価格は125ETHまで達し、過去最高値を記録。
翌年の2022年5月は、NFT市場全体が縮小したものの、45ETH台をキープした状況です。
2023年3月以降は、ビットコインの半減期の影響に伴いクリプト業界全体が大きく盛り上がり、乱高下を繰り返しながら74ETHまで回復。
その後、NFTや暗号資産市場の低迷により下落傾向となり、2024年7月には27ETH前後にまで下落しました。
しかし、同年11月以降はトランプ氏の再選をきっかけに暗号資産市場が盛り上がり、それに釣られるようにフロア価格も上昇。
2025年1月現在は、40ETHを超える水準にまで回復しています。
CryptoPunksはNFTを象徴するコレクションです。
今後、価格が下落しても「所有することがステータス」になっていることもあり、他のNFTと比較しても異彩を放つコレクションだと評価できるでしょう。
CryptoPunks(クリプトパンクス)の将来性

CryptoPunksは「NFTアートのモナリザ」になりうると言われており、コレクターからは今なお根強い人気を見せています。
NFTの市況と共にその市場価値を大きくしていき、一時期は日本円で億を超える金額での取引が行われていました。
2025年に入り市況が良くなる中、CryptoPunksの取引額も回復傾向にあります。
もっとも古い歴史を持つNFTコレクションの一つであるCryptoPunksは、今後NFTの普及と盛り上がり次第では、何物にも代えがたい美術的な価値が付与されるかもしれません。
またYuga Labsによる買収によって、IPとしての活用、メタバースへの進出など、様々な実用価値が生み出され、ただのアートにとどまらず幅広いシーンでの活用が期待されます。
CryptoPunks(クリプトパンクス)の購入方法|OpenSeaで解説!
CryptoPunksの購入手順は以下のとおりです。
- 暗号資産取引所でイーサリアムを購入
- MetaMaskのアカウント作成
- MetaMaskにイーサリアムを送金
- OpenSeaにアクセスしMetaMaskを接続
- 作品を選んで購入
詳細については、「NFTの買い方・始め方」の記事を参考にして下さい。
CryptoPunks(クリプトパンクス)に関してよくある質問
NFTブームの火付け役の1つとも言われるCryptoPunksは、OpenSea上でも出来高の高いコレクションとして有名です。
コレクション全体で見ても2021年時点ですでに、取引高は12,564ETH(約58億円)を記録していました。
高額かつ知名度の高いCryptoPunksには以下のような質問が多く散見されています。
- CryptoPunksはなぜあんなに高い?
- CryptoPunks風のNFTの作り方を教えて
- CrptoPunksの過去最高額と最安値は?
- CrptoPunksの現在価格(値段)は?
- CrptoPunksの公式サイトはどれ?
それぞれ詳しく回答します。
CryptoPunks(クリプトパンクス)はなぜ高いの?

CryptoPunksが高い理由は以下の3つです。
- NFTブームの先駆け的コレクションの1つだから
- 有名人や大手企業が購入している
- より希少価値の高いコレクションが限定的に存在しているため
販売当初は、ブロックチェーンを取り入れた実験的な販売でしたが、著名人の購入や限定キャラクターのリリースなどが後押しとなり、結果的に「NFTムーブメント」という大きな波を作り出しました。
世界にたったの9個しか存在しないエイリアンの存在や、世界最古のコレクション等の付加価値は、今後もCryptoPunksの存在価値を高め続けていくと予想できます。
CryptoPunks(クリプトパンクス)風NFTの作り方を教えて

上記画像はChat GPT-4oを使用して生成したものです。
CryptoPunks風NFTを生成する際は以下のアプリ・ツールがおすすめです。
- 8bit Painter(Apple Store/Google Play)
- dotpict
- ChatGPT(Apple Store/Google Play)
それぞれのアプリを活用した生成方法は、原画となる画像のキャプチャを撮影したりオリジナルと同じようなアウトラインを作成。
元データを作成できたら、各ドットを塗りつぶしたりプロンプトを出したりすることで、完全オリジナルのCryptoPunks風のPFP型のNFTをデザインできます。
※各アプリでNFTを生成する場合は、商用利用や著作権などに十分に注意しながら使用しましょう。
CrptoPunks(クリプトパンクス)の過去最高額と最安値は?
CryptoPunksの過去最高額は、2022年2月に取引された8,000ETH(当時のレートで約27億円)です。
Deepak Thapliyal氏(ブロックチェーン関連企業ChainのCEO)がエイリアンの#5822を購入しました。
過去最安値は2017年6月に無料で配布されていたときです。
当時はNFTが広く知られておらず、ほとんど注目を集めませんでした。
しかし、その後のNFTブーム到来とともに、価値も徐々に高まっていきました。
CryptoPunksはNFTアートの中でも、歴史と価値のある特別な作品です。独特なスタイルと希少性から、今後も注目度の高い存在であり続けるでしょう。
CrptoPunks(クリプトパンクス)の現在価格(値段)は?
2025年1月時点でのCrptoPunksの現在価格は、最低で40.89ETH(約2,107万円)です。
2024年11月初めに、トランプ氏の再選が確実になったことで、市況が良くなり、フロア価格(最低価格)が上昇していきました。
フロア価格の過去最高値は125ETH付近であり、NFT市場の雰囲気も良いことから上昇の余地はまだあると見て良いでしょう。
CrptoPunks(クリプトパンクス)の公式サイトはどれ?
CryptoPunksの公式サイトはこちらの1つのみです。
暗号資産/NFTの世界では、悪意を持つ者によって作成された偽サイトが多く存在しますので、ロンクを踏む際は十分に注意しましょう。
CryptoPunks(クリプトパンクス)のまとめ
今回はNFTコレクション『CryptoPunks』について解説しました。
CryptoPunksはイーサリアムでもっとも古い歴史を持つNFTコレクションの一つです。
NFTの発展と共に様々なドラマを生み出し、今なお多くのNFTコレクターから愛され続けています。
NFTはこれからさらなる技術革新と一般的な活用により、その価値をさらに高めていくことが予想されます。
世界的Web3企業Yuga Labsの介入によって、歴史的にも技術的にもCryptoPunksはこれからも多くの物語を生み出していくことになるでしょう。
CryptoPunksの今後の発展から目が離せません。
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