【NFT×漫画・アニメ】日本の漫画・アニメIPへのNFT活用事例12選

国内で「NFT」という言葉が話題になったのは、2021年2月ごろからだと思います。

そこから今まで廃れることはなく、2021年12月には、世界最大手のNFTマーケットプレイスである「OpenSea」の月間取引総額が過去最高額に達するなど、現在では多くの人が注目している分野になっています。

そこで、本記事ではそんなNFTについて詳しく知りたい。もう一度振り返りたい。というような人に向け、日本国内発の漫画・アニメにおけるNFTの活用事例をご紹介します。

国内の漫画・アニメにおけるNFT活用事例12選

ONEPIECE(ワンピース

集英社「マンガアート」の世界販売事業SHUEISHA MANGA-ART HERITAGE を開始
引用:集英社「マンガアート」の世界販売事業SHUEISHA MANGA-ART HERITAGE を開始

HP:https://mangaart.jp/

リリース時期:2021年3月

販売場所:SHUEISHA MANGA-ART HERITAGE

運営会社:株式会社集英社

2021年3月、集英社が「マンガを、受け継がれていくべきアートに」というヴィジョンのもと​​「SHUEISHA MANGA-ART HERITAGE」というプロジェクトを立ち上げました。

当プロジェクトは、アニメや漫画作品に「美術品」としての永続的な価値を与える新しい取り組みで、NFTを活用し、証明書を発行して来歴を永続的に記録することを可能にしました。

そこで、第一弾として世界的人気アニメONEPIECE(ワンピース)のアート作品が出品されました。

約束のネバーランド

Gaudiy、新感覚の体験ミュージアム『約束のネバーランド』GFハウス脱獄編で、NFTを活用した特別キャンペーンを実施
引用:Gaudiy、新感覚の体験ミュージアム『約束のネバーランド』GFハウス脱獄編で、NFTを活用した特別キャンペーンを実施

HP:https://neverland.taiken-museum.com/

リリース時期:2021年7月

販売場所:みんなのネバーランド

運営会社:株式会社Gaudiy/株式会社集英社

2021年7月17日から12月30日までの間、体験ミュージアム『約束のネバーランド』GFハウス脱獄編が開催され、NFTを活用したプレゼントキャンペーンを開催しました。

本企画は、ファンの方々がミュージアムに来場したり、SNSのキャンペーンに参加することで、約束のネバーランド公式のファンコミュニティサービス『みんなのネバーランド』内で無料でNFTを受け取ることができるというものでした。

進撃の巨人

『進撃の巨人』アートワークの“デジタル所有権”を販売──ブロックチェーンで売買履歴を記録
引用:『進撃の巨人』アートワークの“デジタル所有権”を販売──ブロックチェーンで売買履歴を記録

HP:https://anique.jp/

リリース時期:2019年5月

販売場所:Anique

運営会社:Anique株式会社

2019年5月、日本のアニメや漫画のアートワークのデジタル所有権を購入することができるNFTマーケットプレイス「Anique」にて、進撃の巨人のアートワークが出品されました。

NFTマーケットプレイス「Anique」では他にも、七つの大罪や五等分の花嫁などの作品も出品されています。

北斗の拳

MyAnimeListが漫画のコマを用いたNFT『Manga Fragments』を発表、1作目は『北斗の拳』
引用:MyAnimeListが漫画のコマを用いたNFT『Manga Fragments』を発表、1作目は『北斗の拳』

HP:https://mxj.myanimelist.net/ja/mangafragments/fistofthenorthstar/

リリース時期:2021年10月

販売場所:FanTop

運営会社:株式会社MyAnimeList

株式会社MyAnimeListの運営する、漫画のコマを用いたNFTおよびデジタルグッズを扱う『Manga Fragments』の第1作目として、「北斗の拳」の漫画コマNFTがNFTマーケットプレイス「FanTop」にて販売されました。

「北斗の拳」の漫画コマNFTは、全38種類のうちランダム7個が入っているボックスでの販売となっており、限定418ボックスの販売でしたが、現在は完売している状態です。

鉄腕アトム

手塚プロダクション初の原稿アート公式NFTプロジェクト「From the Fragments of Tezuka Osamu(手塚治虫のかけらたちより)」が始動!
引用:手塚プロダクション初の原稿アート公式NFTプロジェクト「From the Fragments of Tezuka Osamu(手塚治虫のかけらたちより)」が始動!

HP:https://tezuka-art.nftplus.io/ja

リリース時期:2021年11月

販売場所:OpenSea

運営会社:株式会社手塚プロダクション / double jump.tokyo株式会社

手塚プロダクションが、double jump.tokyoのNFT事業支援サービス「NFTPLUS」を通じて、手塚プロダクション公式NFTプロジェクト「From the Fragments of Tezuka Osamu(手塚治虫のかけらたちより)」をリリースしました。

シリーズ第一弾は「鉄腕アトム」、第二弾「火の鳥」、第三弾「ブラック・ジャック」の3種で設計されており、「モザイクアートNFT」「ジェネレーティブアートNFT」の2形態でデジタルアートNFT作品を出品しました。出品後、ジェネレーティブアートNFTは約1時間で完売し、モザイクアートNFTは約5300万円で落札され、大きな話題となりました。

本プロジェクトのデジタルアートNFT(モザイクアート・ジェネレーティブアート双方)の純売り上げはユニセフと日本の子供のための組織に各10%寄付されました。

左利きのエレン

引用:漫画『左ききのエレン』NFTが総額約830万円落札、落札者としてDAOが漫画出演決定

HP:https://eren.nftplus.io/

リリース時期:2022年4月

販売場所:NFTマーケットプレイス「tofuNFT

運営会社:double jump.tokyo株式会社 / 株式会社gumi / 株式会社ナンバーナイン

double jump.tokyo株式会社、株式会社gumi、株式会社ナンバーナインの3社共同で、コンテンツ配信サイト「cakes」で連載中の漫画『左ききのエレン』に実際に登場するストリートアート2点のNFTを2022年4月に販売いたしました。

NFTの所有者は、特典として漫画の登場人物として出演する権利が与えられるなど、NFTのみならず実際の漫画作品にも深く関わることができます。

本NFTは、最終的に332,300ASTR(約830万円)で落札されました。

▼プレスリリースはこちらから

魔法使いの嫁

Mugen BOX第一弾:人気マンガ作品「魔法使いの嫁」の3D ARフィギュアNFTをPalette(パレット)上で発行し、Mugen ARtにて2022年5月にリリース予定
引用:Mugen BOX第一弾:人気マンガ作品「魔法使いの嫁」の3D ARフィギュアNFTをPalette(パレット)上で発行し、Mugen ARtにて2022年5月にリリース予定

HP:https://www.mugenart.io/

リリース時期:2022年6月

販売場所:3D AR-NFTマーケットプレイス「Mugen ARt

運営会社:MAG HUB PTE. LTD. / 株式会社HashPalette / 株式会社Link-U / 株式会社マッグガーデン 

MAG HUB PTE. LTD.、株式会社HashPalette、株式会社Link-U、株式会社マッグガーデンの4社は共同で、人気マンガ作品「魔法使いの嫁」の3D ARフィギュアNFTを、3D AR-NFTマーケットプレイス「Mugen ARt」にて2022年5月より販売しました。本NFT作品は、デジタルデータとしてだけではなく、現実世界へ投影して楽しむことができます。

鷹の爪

鷹の爪
引用:鷹の爪団公式NFTプロジェクト「鷹の爪団メタバース空間征服計画」が始動!

HP:https://xn--u9j429qiq1a.jp/news/
リリース時期:2022年12月
販売場所:未定
運営会社:株式会社ディー・エル・イー

株式会社ディー・エル・イーは、「鷹の爪団」の公式NFTプロジェクト「TAKANOTUMEDAN」を開始することを発表しました。

本プロジェクトの第一弾として、鷹の爪団の各キャラクターの画像素材をランダムに組み合わせたジェネレーティブNFTを発行し、販売する予定です。

また、鷹の爪団は分散型自立組織「DAO」の理念に深く共感しており、今後は一定の条件を満たした団員に、保有している鷹の爪団NFTの商用利用を認め、本プロジェクトをファンと一体となって盛り上げていこうと計画しています。

▼プレスリリースはこちらから

コブラ

コブラ
引用:『コブラ』が「Otaku Culture Studio」コラボNFT第2弾として11月16日発売決定! NFTアートビジュアル&付属3D ARフィギュアも公開

HP:https://otaku-culture-studio.com/cobra
リリース時期:2022年11月
販売場所:https://otaku-culture-studio.com/cobra
運営会社:株式会社A3(エースリー)

株式会社A3は、NFTプロジェクト「Otaku Culture Studio」第2弾コラボNFTとして、寺沢武一先生の漫画作品「コブラ」を2022年11月16日(水)に発売いたします。

「Otaku Culture Studio」(OCS)とは、既存のアニメ・漫画・ゲームをWeb3.0化して、ファンとクリエイターがともに作品を盛り上げる世界を目指すプロジェクトです。

今回、販売されるNFTには全てコブラの3D ARフィギュアが付属し、NFTをAR表示できるブラウザサービス「Metasco」で確認できます。

▼プレスリリースはこちらから

宇宙兄弟

1BLOCK、世界初となる国民的人気漫画『宇宙兄弟』とスニーカーセレクトショップ『atmos』とのトリプルコラボレーションNFTを販売へ
引用:1BLOCK、世界初となる国民的人気漫画『宇宙兄弟』とスニーカーセレクトショップ『atmos』とのトリプルコラボレーションNFTを販売へ

HP:https://www.metasamurai.world/
リリース時期:2022年11月
販売場所:NFTマーケットプレイス「OpenSea
運営会社:株式会社1SEC

株式会社1SECは、フットロッカーアトモスジャパン合同会社が展開するスニーカーセレクトショップ『atmos』、人気漫画『宇宙兄弟』とコラボレーションし、3D NFTプロジェクト「MetaSamurai」とバーチャルスニーカー「AIR SMOKE ZERO 」を販売しました。

本コラボNFT作品は、発行される1点1点がそれぞれ世界で1点の貴重な作品となっております。

▼プレスリリースはこちらから

TOMIE by Junji Ito

TOMIE by Junji Ito
引用:ホラー漫画家・伊藤潤二氏NFTアートプロジェクト、メインビジュアルと公式サイトを公開。SNSでのキャンペーンも実施

HP:https://nft.ji-anime.com/ja
リリース時期:2022年11月18日
販売場所:公式サイト
運営会社:株式会社読売テレビエンタープライズ/株式会社リードエッジコンサルティング

アニメ「伊藤潤二『マニアック』」のNetflixでの配信を記念して、NFTコレクション「TOMIE by Junji Ito」が発売されました。

日本を代表するホラー漫画家である伊藤潤二氏初の公式NFTコレクションとして、伊藤潤二作品の中でも人気の高い「富江」のコマを組み合わせたジェネラティブアートが2222点制作されました。

NFTのユーティリティとして、SNSのプロフィール画像に使用できる他、「再生する富江NFT」がエアドロップされます。このNFTは特設サイトでキル(バーン)することが可能ですが、キル(バーン)と同時に肉片となったNFTがエアドロップされます。そして、肉片は時間の経過によって元の姿に再生します。これは作中で殺しても身体の一部から再生していく富江の特徴を再現しているとのことです。

シュート!

引用: SHOOT! WORLD

HP:https://www.shoot-nft.io/
リリース時期:2022年12月
販売場所:NFTマーケットプレイス「animap
運営会社:ボアソルチマネジメント株式会社、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ

2022年12月、ボアソルチマネジメント株式会社が、博報堂DYミュージック&ピクチャーズと共同で、人気サッカー漫画「シュート!」のNFT プロジェクト、「SHOOT! WORLD」を開始しました。

「SHOOT! WORLD」 は、人気サッカー漫画「シュート!」連載開始から約30年の時を経て、2022年Wカップイヤーに始動した、コミュニティ共創型の新たなサッカー関連IP創出を目指すプロジェクトです。

作者である大島司氏を中心に、新たなサッカー漫画や、サッカーと音楽を融合したフェスなどをコミュニティと共創していく事を目標にしています。

公式アンバサダーには、元サッカー日本代表、岡崎慎司選手、松井大輔選手らも参画しています。

▼インタビュー記事はこちらから

最後に

今回は、国内の大人気漫画・アニメのNFT活用事例についてご紹介しました。

NFTの存在は、漫画やアニメを制作するクリエイターにとってプラスな面が大きいと思います。

クリエイターが制作した作品が、漫画やDVDなどを販売すると、購入者は新品を購入せず古本屋やメルカリなどで購入しようとすることがあります。

しかし、古本屋やメルカリで購入されてもクリエイター本人には一円もお金が入りません。

そこで、NFTを活用しすることで、二次流通時以降も永久的にクリエイター自身にロイヤリティという形で一部収益が入る仕組みを作ることも可能です。

このような観点からの取り組みも今後注目されていくでしょう。


お得な情報をメールで受け取る

NFT Mediaではメールで、最新情報やお得な情報をお届けしています。
ご登録いただくと、キャンペーンやNFTのWhiteListなどお得な情報、注目のプロジェクト情報等お役に立つ最新情報をメールでお知らせします。ぜひご登録ください。

  • NFTのWhiteList(優先購入権)
  • キャンペーン情報
  • 読者限定Giveaway企画
  • 最新NFTコレクション紹介
  • NFTニュース速報
  • NFTビジネス活用事例