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NFTの活用の場として、大きく注目されたゲーム業界。
国内外のゲーム業界においてNFTは活用され、ゲーム上のキャラクターやアイテム、土地などが売買できるようになりました。
今回は、その中で国内を代表するNFTを活用したゲームをご紹介します。
NFT×ゲーム 国内活用事例5選
Crypto Spells
運営会社 | CryptoGames株式会社 |
公式HP | https://cryptospells.jp/ |
CryptoSpells(クリプトスペルズ)は、ウォレット・イーサリアムなしで遊べるブロックチェーンカードゲームです。
NFT(ノンファンジブルトークン)でカードを発行することで、カードはサービス内のマーケットプレイスを通じて自由に売買することができます。
2019年6月25日に正式リリースし、売上金額は初日で600ETHを突破。日本最大級のブロックチェーゲームとなりました。
My Crypto Heroes
運営会社 | MCH株式会社 |
公式HP | https://www.mycryptoheroes.net/ja |
My Crypto Heroes(※以降マイクリ)は、日本で初めてのブロックチェーンゲームです。
ゲーム内で出てくるヒーローやアイテムはERC721トークン規格のNFTで発行されており、OpenSeaなどの外部のマーケットプレイスで自由に売買することが可能です。
ブロックチェーンゲームの醍醐味である「発行数」がマイクリにも設定されており、約200種類のヒーローはそれぞれ決まった発行数以上は販売されません。よって、 一定の希少性が保たれ、セール終了後の入手方法は他のユーザーとの取引のみとなります。
マイクリは、2018年11月30日の正式サービス開始初日より、イーサリアムベースのブロックチェーンゲームとして取引高・取引量・DAUで世界1位を記録しています。
※2019/8/21時点 出典: DappRadar (https://dappradar.com)
PolkaFantasy
運営会社 | Fantasy Tech Inc. |
公式HP | https://polkafantasy.com/jp/ |
PolkaFantasyは、世界で初めて日本の二次元カルチャーに特化したNFTマーケットプレイス・ブロックチェーンゲームです。
世界中のクリエイター、暗号資産ファン、そしてゲームプレイヤーが集まるコミュニティの構築、そしてPolkaFantasyに関わる全ての人が収益を図れる、NFTの最も本格的な体験ができる場を目指しているそうです。
初めてのNFTオークションでは、総額4億7226万円相当の記録的結果を達成し、最高額のNFTは1枚1170万円相当の価値がつき落札されました。
次に開催されたPolkaFantasyゲーム内のランド(土地)セールでは、4日間で総額6億2100万円の売上を達成し、グローバル市場に向けたNFTビジネスを展開中です。
そして2022年1月には、NFTマーケットプレイスをローンチし、NFTゲーム内とリアルワールドの金融をつなぎ、才能あるクリエイターのマネタイズを強化できるマーケットプレイスを提供予定です。
SYMBIOGENESIS(シンビオジェネシス)
運営会社 | スクウェア・エニックス |
公式HP | https://symbiogenesis.app/ |
「SYMBIOGENESIS」は、スクウェア・エニックスが手がけるブロックチェーン技術を活用したゲームの一つで、キャラクターが持つ物語を解放しながらメインストーリーやミッションを進め「浮遊大陸」に隠されたアイテムを探し出す内容になっています。
このゲームの特徴は、ゲーム内アイテムがNFT(非代替性トークン)として表現され、それらがゲーム外での価値を持つ点です。つまり、必要なくなったアイテムなどを、NFTマーケットプレイスにて売却することができます。
また、「SYMBIOGENESIS」のストーリーは全6章で、段階的に各章が公開されていく予定です。新章の公開と共にNFTの販売なども行われる予定となっています。
本作は、日本発の大きなNFTゲームプロジェクトということで、世界中から注目を集めています。
PROJECT XENO(プロジェクト ゼノ)
運営会社 | EPOCH FACTORY PTE.LTD. |
公式HP | https://project-xeno.com/ |
PROJECT XENOは、2023年5月にリリースされたGameFiとe-Sportsが融合したNFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)です。
PROJECT XENOでは、NFTのキャラクターを操作しながらバトルし、勝利することでユーティリティートークンである「UXE(XENO Utility Token)」を獲得できる仕組みになっています。
また、ガバナンストークンである「GXE」を発行しており、ゲームをプレイしてトークンを獲得する「Play&Earn」の要素が含まれたゲームとなっています。
スマホでプレイできるため、今までNFTを触ったことのない人でも始めやすく、洗練されたゲームシステムとインフルエンサーを使ったマーケティングで大きな注目を集めています。
NFT×ゲーム 海外活用事例5選
Axie Infinity
運営会社 | Sky Mavis Inc. |
公式HP | https://axieinfinity.com/ |
Axie Infinityは、2018年にリリースされたベトナム発のNFT・ブロックチェーンゲームです。
アクシー(axie)と呼ばれる仮想生物を購入し、育成や繁殖を行い、ゲーム内の敵や他のプレイヤーと戦わせることができるゲームです。
また、ゲームをプレイする中で入手したアイテムや、ブリードで作成したAxieなどにはNFTが活用されており、公式サイト内にあるNFTマーケットプレイスにて売買することができます。
海外ではAxie Infinityだけで生計を立てている方もいるそうです。
これまでAxie Infinityのゲーム内アイテムやキャラクターの累計取引総額は90,000ETH以上を記録しており、1取引の最高額は300ETHにもなります。
そして、毎日のアクティブユーザー数は25万人を超えており、世界的に大人気NFTゲームと言えます。
CryptoKitties
運営会社 | Dapper Labs Inc. |
公式HP | https://www.cryptokitties.co/ |
CryptoKitties(クリプトキティーズ)はNFT×ゲームの代表的な事例の一つです。
CryptoKittiesは2017年後半にリリースされ、NFTゲームとしてもっとも歴史のあるゲームです。
猫を売買、ブリード(交配)して自分だけの猫を集めるゲームで、ブリードして生まれてくる猫は、両親の顔立ちや模様、色や尻尾の形などの遺伝子を引き継ぎ生まれてきます。しかし、希に両親の特徴を引き継がずに生まれてくるレアな猫がいます。
これらの猫はマーケットプレイスを通じてイーサリアムで売買することができます。
これまで、一匹の猫が数千万円もの価格で取引されるなど国内外で人気なゲームです。
The Sandbox
運営会社 | The Sandbox Inc. |
公式HP | https://www.sandbox.game/jp/ |
The Sandbox(サンドボックス)は、メタバース(仮想空間)で楽しむNFTゲームです。
The Sandboxでは、ユーザーがゲーム内で利用可能なキャラクターやアイテムなどを作成することができます。
また、ゲーム内のLAND(土地)も購入したり借りたりすることができ、LANDで施設を作って遊ぶこともできます。
これらのユーザーが作成したキャラクターやアイテム、LANDをマーケットプレイスにて売買したり貸し出したりして収益を生み出すことも可能なゲームです。
これまでキャラクターやアイテム、LANDが数百万円以上で取引された事例もあります。
Sorare
運営会社 | Sorare |
公式HP | https://sorare.com/ |
Sorareは、実在するスポーツ選手をNFTカード化した、デジタル・トレーディングカードゲームです。
現実に行われた試合結果がゲームスコアに反映される仕組みを採用しています。そのため、ゲームをプレイする際は実際の試合を参考にする必要があり、実際の試合を見ながらゲームも楽しめる新感覚のブロックチェーンゲームとして人気が高いです。
また、成績上位にランクインすると、シーズン終了後に豪華商品がもらえます。
さらに、サッカーだけでなくMLB(メジャーリーグベースボール)やNBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)との提携も開始しており、350以上のチームが参画している点もSorareの特徴です。
PENTA
運営会社 | 株式会社ウォールオブデス |
公式Discord | https://discord.com/invite/pentaworld |
PENTAは、音楽を聴くことを通して仮想通貨を獲得し、お金を稼ぐことができる「Listen and Earn」を実現するゲームです。ユーザーはPENTAを使用することで、音楽ストリーミングサービス「Spotify」で音楽を再生した時間に応じて、トークン(仮想通貨)を獲得することができます。ゲームをプレイして仮想通貨を獲得できる「PLay to Earn」に続き、日頃の何気ない行動で仮想通貨を手に入れられるという点が着目されています。
PENTAを使用する際には、まず初めにヘッドフォンNFTというNFTの購入が必要です。ヘッドフォンNFTにはレベルが存在し、レベルをあげることによってより効率的に仮想通貨を獲得することができます。ヘッドフォンのレベルアップや修理には、獲得した仮想通貨が必要になり、それによって独自の仮想通貨の使い道を生み出しています。
2023年2月時点でサービスはリリースされておらず、クローズドβ版でのテスト中のようです。PENTAのTwitterアカウントや、Discord、ホワイトペーパーなどを通してプロジェクトの動向をチェックしていく必要があるでしょう。
エレメンタルストーリーワールド
運営会社 | EPOCH FACTORY |
公式HP | https://elementalstory-world.com/ |
「エレメンタルストーリーワールド」は、2015年にリリースされたスマートフォン向けパズルRPG「エレメンタルストーリー」のアセットにGameFiの要素を加えたWeb3対戦型パズルゲームです。
プレイヤーは、パズル形式のバトルに勝利することでユーティリティトークンを獲得できます。
獲得したユーティリティトークンを利用することで、新しいキャラクターNFTの獲得やキャラクターNFTの育成を行うことができます。
また、2023年12月にエレメンタルストーリーワールド上で流通するトークンが、世界有数の仮想通貨取引所であるBitgetに上場しており、更なる盛り上がりが期待されています。
終わりに
今回は、国内外でも特に人気があるNFT・ブロックチェーンゲームをご紹介しました。
これまでは、ゲーム上のアイテムやキャラクターが売買されることはありませんでしたが、NFTを活用することでゲーム上のアイテムやキャラクターの売買を可能にし、ゲームをすることでお金を稼ぐことも可能になりました。実際にゲームのみで生計を立てている方も存在します。
このように、ゲーム業界におけるNFTの活用は、事業者のみならず消費者にとっても大きな革新であると言えるでしょう。
なお、NFT・ブロックチェーンゲームをさらに詳しく知りたい方は、ブロックチェーンゲーム情報メディア「Blockchain Game Info」も参考にしてみてください。