
NFTマーケットプレイスは数多くありますが、クリエイターにとって“自由度の高い環境”を求めるなら、Rarible(ラリブル)は見逃せない存在です。
2020年に登場したRaribleは、誰でも簡単にNFTを発行・販売できるだけでなく、ロイヤリティ設定やガス代を抑えた「Lazy Minting」など、独自の機能が充実しています。
さらに、ガバナンストークン「RARI」による分散型運営や、多様なブロックチェーン対応など、ユーザー参加型の次世代NFTプラットフォームとして世界的に注目を集めています。
本記事では、そんなRaribleの特徴や使い方、他サービスとの違いについて詳しく解説していきます。
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Contents
Rarible(ラリブル)とは

| 名称 | Rarible(ラリブル) |
| 取り扱いコンテンツ | アート コレクタブル 写真...etc |
| 決済手段 | 暗号通貨 クレジットカード |
| 手数料 | 取引手数料:1% |
| 対応ブロックチェーン | Ehereum(イーサリアム) Immutable X(イミュータブル X) Polygon(ポリゴン) Abstract(アブストラクト) |
| 公式X | https://x.com/rarible |
| 公式サイト | https://rarible.com/ |
Raribleはアメリカのデラウェア州に本拠地を構える、2020年にできたスタートアップ系の大手NFTマーケットプレイスです。
2021年6月には、約15億8000万円の資金を調達したことで大きな話題となりました。
規模感で言えばOpenSeaに匹敵するほど大きく、2020年には10万以上のアイテムを生成、約26億円の取引量をとなっています。
取引高ではOpenSeaに劣るものの、サイトのユーザー数ではOpesSeaを上回るほどの人気です。
また、オークション、メッセンジャー、二次販売時のロイヤリティ設定などの、ユーザーにとって嬉しい機能が備わっている点も魅力と言えるでしょう。
Rarible(ラリブル)の特徴
NFTマーケットプレイスであるRaribleの特徴として、以下の4つがあげられます。
- 二次流通のロイヤリティを設定できる
- ガス代を抑えてNFTを作成できる
- 独自トークン「RARI」を発行している
- マルチチェーンに対応している
それぞれ詳しく説明します。
二次流通のロイヤリティを設定できる
Raribleでは、NFTクリエイターを守るために、二次流通時のロイヤリティを自由に設定できる機能を継続して提供しています。
クリエイターの立場からすると「NFTにおけるロイヤリティの自由設定」はクリエイト業界に未だかつて存在しなかった画期的な機能でした。
この機能を活用するために、世界的なクリエイターがNFT業界に多く参入。NFTが今のような普及を見せた要因の1つに、ロイヤリティの自由設定があるといえるのです。
ロイヤリティをめぐって、競合他社であるOpenSeaなどでは「ロイヤリティ機能の廃止」が広がるなか、Raribleでは継続を表明しています。
NFTクリエイター自身が最大で50%までロイヤリティを設定できるクリエイターファーストなマーケットプレイスだといえます。
ガス代を抑えてNFTを作成できる
Raribleでは、2021年10月19日から「lazy minting」機能を提供しており、NFTのミント手数料であるガス代を抑えることが可能です。
通常、NFTや暗号資産を取引する際にはブロックチェーン上に売買履歴を残すために「ガス代」が必要になります。
しかし、Raribleで提供するLazy Minting方式では、NFT作成時ではなく「NFT売買が成立した時点」でミント費用(ブロックチェーンに記録するためのガス代)が発生する方式を導入。
NFT売買時のガス代は基本的に購入者が負担するため、Raribleを利用するクリエイターが守られている環境が特徴です。
独自トークン「RARI」を発行している
Raribleでは、コミュニティ運営の方針を決定する権限が付与されたガバナンストークン「RARI(ラリ)」が発行されているため、DAO運営に深く参画できます。
人気NFTが数多く扱われていたり、実用的な機能を整備していたりと、クリエイターとユーザーから高く評価。2021年3月30日時点では、一時$44.31を記録するなど注目銘柄の1つとされていました。
現在では2021年1月時点でRARIの配布は終了していますが、取引所で売買することで入手できます。
なお、RARIがあることにより以下のような利用が可能です。
- 取引時の支払い手数料として使用
- Raribleコミュニティへの投票
Raribleコミュニティに参画したい方は、海外取引所からRARIを購入してください。
参照:Rarible (RARI)価格・推移歴史・チャート・時価総額 | CoinCarp
マルチチェーンに対応している
Raribleは、イーサリアムやPolygon、Baseといった主要チェーンはもちろん、近年注目されている新興チェーンにもいち早く対応しています。
2025年以降は、AbstractやMatchainなど、エコシステム拡大中のブロックチェーンを次々とサポート。これにより、より多くのクリエイターやプロジェクトがRarible上でNFTを発行・販売できる環境が整っています。

チェーンを跨いだNFTの取引・発行ができることで、ユーザーはガス代や流動性、アクティブコミュニティの違いを踏まえて柔軟に戦略を立てることが可能になっているのです。
Rarible(ラリブル)の始め方・登録方法
Raribleの始め方・登録方法は、大きく分けて5ステップで完了します。
- 国内の暗号資産取引所で口座開設
- 暗号資産取引所でETHを購入
- 暗号資産ウォレット「MetaMask」に登録
- MetaMaskにETHを送金
- RaribleとMetaMaskを接続
1.国内の暗号資産取引所で口座開設

暗号資産取引所はそれぞれ特徴がありますが、バリューや将来性、手数料の低さなどで選ぶのがおすすめです。
どの取引所を選べば良いかわからない方は、「暗号資産取引所おすすめ9社比較ランキング」の記事をご覧ください。
なお、国内外の暗号資産取引所に限らず、似た内容の登録手続きを求められることが多いです。
一例として、国内最大級の取引所であるGMOコインを例にあげると、以下の手順で進めます。
- 口座開設フォームからメールアドレス登録
- パスワードと2段階認証の設定
- 個人情報の入力
- 本人確認の手続き
- 口座開設コードの入力
なお、本人確認や顔認証を求められるケースが多いので、スマートフォンで登録するのがおすすめです。
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2.暗号資産取引所でETHを購入
取引所の口座開設が完了したら、NFTの取引通貨であるETHを購入します。
一例として、GMOコインの取引画面を例に解説を進めます。

こちらが、暗号資産取引所の取引画面です。
国内取引所では、基本的に「販売所」と「取引所」の2箇所で暗号資産を購入できます。
初心者向けは販売所ですが、販売所は手数料が非常に高いことが多く、こだわりがない場合は取引所がおすすめです。
取引所にアクセスしたら、銘柄をETHに選択。
その後、成行(市場価格で取引)か指値(希望価格で取引)のいずれかを選択し、「買」をクリックします。
購入する数量を入力した後、「確認画面へ」をクリックすると注文内容が表示されるのでよく確認しましょう。
確認できたら「確定」をクリックすれば、ETHの購入が完了となります。
3.MetaMask(メタマスク)に登録
NFTや暗号資産コインを取り扱うためには、MetaMask等のウォレットに登録する必要があります。

MetaMaskの登録方法は大きく5ステップです。
- ブラウザの拡張機能をダウンロードする
- ウォレットを作成する
- パスワードを設定する
- シークレットリカバリーフレーズをメモする
- シークレットリカバリーフレーズを入力する
MetaMaskについて詳しく知りたい方は、「MetaMask(メタマスク)とは?」の記事をあわせてご参考にしてください。
4.MetaMaskにETHを送金
MetaMaskにETHを送金する手順は、大きく分けて以下のとおりです。
- MetaMaskのウォレットアドレスをコピー
- 取引所でETHを選択
- 出金(送金)ボタンを選択
- 初めにコピーしたウォレットアドレスを登録
- 送金するETHの数量を入力
- 送金内容をチェックして「確認」ボタン
- MetaMaskへの反映を確認して終了
なお、誤ったウォレットアドレスを登録したまま、送金手続きを行ってしまうと、送金した暗号資産が着金せずそのまま失われてしまう可能性があります。
ウォレットアドレスを登録する際は、必ず間違いのないようコピー&ペーストで行うことをおすすめします。
5.RaribleとMetaMaskを接続
RalibleとMeetaMaskを接続するためには、最初にRarible公式サイトにアクセスします。

右上の「ウォレットに接続」をクリックすると、接続可能なウォレットが一覧で表示されます。
その中から、MetaMaskを選択しパスワードを入力すれば、MetaMaskとの接続が完了です。
Rarible(ラリブル)の使い方
ここからは、Raribleの主な使い方として以下の3つをご紹介します。
- NFTの作成方法
- NFTの出品・販売方法
- NFTの購入方法
それぞれ具体的に見ていきましょう。
Rarible(ラリブル)でのNFTの作成方法
RaribleでNFTを作成するための方法は、以下の5ステップです。
- 元データを用意
- 「作成する」をクリック
- ブロックチェーンを選択
- 発行するNFTの数を設定
- 各項目を設定
1.元データを用意
NFTデータとなる元データを用意しておく必要があります。
NFTの元データには、PNGとGIF、WEBP、MP4、MP3のファイル形式が対応しています。

最大容量は100MBとなっており、それ以上のデータはRaribleではNFT化できません。
2.「作成する」をクリック
Rarible公式サイトにアクセスして、画面右上の「作成する/Create」ボタンを選択。

3.ブロックチェーンを選択
次にNFTを発行する際のブロックチェーンを選択します。

ちなみに、発行元にイーサリアムを選択した上で、下記の2点を守れば無料でNFTを出品できます。
- Free mintingを有効にする
- コレクションページを作成しない
初期費用をかけずにNFTを作成したい方は、ぜひご参考にしてみてください。
4.発行するNFTの数を設定
続いて、発行するNFTの量を設定します。
- シングル:限定品として出品したい場合
- マルチ:複数点を出品したい場合

ステップ5:各項目を設定
NFTにする画像をアップロードしてデータ名、独自コントラクト、ロイヤリティなどの設定を入力して「Create item」を選択すると、Rarible上でのNFT作成は完了です。

Rarible(ラリブル)でのNFTの出品・販売方法
次にRaribleでNFTを出品する手順を紹介します。
初めに右上のアイコンをクリックし、「My NFTs」または「My Collections」を選択します。

出品するNFTが決定したら「Fixed price(固定価格)」か「Open for bids(オークション形式)」のいずれかの出品形式・販売形式を選択。
「Fixed price(固定価格)」での出品を希望した場合は、最後に「希望販売価格」を設定してNFTの出品が完了となります。
Rarible(ラリブル)でのNFTの購入方法
RaribleでのNFTの購入方法は大きく分けて以下の2ステップです。
- 購入するNFTを検索する
- NFT作品を購入する
1. 購入するNFTを検索する

Rarible公式サイトにアクセスして検索欄に「希望のNFTコレクション名を記入」しましょう。
気になるNFTコレクションが見つかったら、詳細ページを確認。
なお、Rarible公式サイトのトップページからは注目NFTコレクション、トレンドコレクション一覧などを見ることができます。
特に購入したいコレクションがない方は、トップページ内にトレンドNFTや注目コレクション一覧などが紹介されているのでおすすめです。
2. NFT作品を購入する

購入したいNFTコレクションが決まった後は、商品の詳細ページに移動して、以下の2種類の購入方法を選びます。
- Buy now for〇〇 ETH(通常購入)
- Place a bid(入札)
Placce a bidをクリックすることで、入札履歴、オークション残り時間、最高入札価格などを確認できます。
なお入札での購入は、プラットフォーム側であるRaribleに対して2.5%の手数料が発生することも押さえておきましょう。
Rarible(ラリブル)を利用する際の注意点
Raribleを使用するうえで押さえておきたい注意点は以下の3点です。
- NFTを自由に作れるが著作権に注意する必要がる
- 日本語対応が万全ではない
- ハッキングやサイバー攻撃などのリスクがある
NFTの著作権に注意する
Raribleの特徴の1つである自由度の高いNFT作成機能では、他人の作品を模したNFTコレクションを作らないように注意しなければいけません。
自由にNFTを作成できるということは、有名なNFTコレクションにアレンジを加えた作品を作ることも可能です。
商標権や著作権の詳細を知らず「知らないうちに法律に違反していた」ということのないように、十分に注意してください。
日本語対応が万全ではない
Raribleの公式サイトでは、必要最低限の日本語表記のみとなっているためトラブルに要注意です。
Raribleに限らず、世界的なシェアを誇るNFTマーケットプレイスは、多くの場合で海外企業が開発する英語仕様のプラットフォームとなっています。
トラブル時の対応や時間勝負の取引を頻繁にする方は、操作性に気をつけながらNFTマーケットプレイスを選ぶようにしましょう。
ハッキングやサイバー攻撃などのリスクが潜んでいる
海外のNFTマーケットプレイスは利用者数が多い関係から、ハッカーやサイバー攻撃の標的になりやすいため、アメリカ企業であるRaribleもハッキングに注意が必要です。
また、NFTや暗号資産などのクリプトを狙った詐欺師にも注意しなければいけません。
世界的なシェアを誇り、ユーザー数が多かったり注目度が高かったり勢いのあるNFTマーケットプレイスは、その分の詐欺リスクなども潜んでいることを覚えておきましょう。
Rarible(ラリブル)に関するよくある質問
世界的なシェアを誇るNFTマーケットプレイスRaribleを利用するにあたって、よくある質問は以下のとおりです。
- Raribleのガス代/手数料はいくら?
- Raribleは安全なの?
- 日本在住でも利用できる?
- RaribleでNFTが売れない理由は?
- RaribleとOpenSeaの違いは?
Raribleのガス代/手数料はいくら?
Raribleの手数料は、取引手数料として1%が発生します。
しかし、Iazy minting方式を導入しているため、「NFTの発行、NFTの出品」にはガス代が発生しません。
販売手数料として、売買取引が成立した時点でミントする仕組みです。
なお販売手数料としては、ETH以外の暗号資産(Tezos、Solanaなど)を利用することで低く抑えることが可能です。
Raribleは安全なの?
RaribleはOpenSea、Magic Eden、X2Y2、Blurなどと並ぶ世界的なシェアを誇るNFTマーケットプレイスのため、厳重なセキュリティ体制を整えています。
一方、Raribleのユーザー数は世界に100万人以上いるため、多くのハッカーや詐欺師の標的になりやすいのも特徴。
手数料が低い点や、一部でガス代が発生しないなどの魅力的な要素がある反面、リスクとなり得る点も把握しておきましょう。
日本にいてもRaribleを利用できる?
日本に在住していても、Raribleは自由に利用できます。
しかし、Raribleの特徴の1つであるガバナンストークンRARIを国内取引所からは入手できなかったり、日本語対応が完全ではなかったり、NFT取引に慣れていない方にとっては操作性の面で難しく感じる傾向です。
NFTの取引に慣れてくると、Raribleの手数料の安さなどの多くのメリットを享受できます。
安心・安全にRaribleを利用したい方は、まずはOpenSeaや国内NFTマーケットプレイスから利用して、NFT取引に慣れていくところからスタートするのもおすすめです。
関連:NFTマーケットプレイスおすすめランキング一覧|選び方や使い方、出品方法を紹介
RaribleでNFTが売れない理由は?
RaribleでNFTが売れない理由としては、作品自体の認知度不足やマーケティングの不十分さが挙げられます。
NFTマーケットプレイスに出品するだけでは購入者の目に留まりにくく、XやDiscordなどを活用した情報発信が欠かせません。
また、価格設定が相場とズレていたり、作品のジャンルやクオリティが市場ニーズと合っていない場合も売れにくくなります。出品後も定期的なプロモーションやコミュニティ参加を通じて、ファンを増やすことが大切です。
RaribleとOpenSeaの違いは?
RaribleとOpenSeaはどちらも有名なNFTマーケットプレイスですが、機能性と方針に違いがあります。
OpenSeaは最大手として幅広いユーザーと高い流動性を誇る一方で、中央集権的な運営体制が特徴です。対してRaribleは、分散型ガバナンスを重視しており、ネイティブトークン「$RARI」を通じてユーザーが運営方針に関与できます。
また、Raribleはマルチチェーン対応が進んでおり、新興チェーンへの対応スピードでも注目されています。より自由度の高いマーケットを求めるクリエイターにはRaribleが適しているといえるでしょう。
Rarible(ラリブル)のまとめ
Raribleは、2020年にオープンした世界的なNFTマーケットプレイスの1つです。
OpenSeaに次ぐ大手プラットフォームであり、NFT発行や出品にガス代のかからないLazy minthing方式を採用していたり、ガバナンストークンRARIを発行していたりと、固有の特徴が複数あります。
世界的に見るとユーザー数も多くて有名ですが、日本国内ではOpenSeaほどの知名度がありません。
しかし、Rariblプラットフォーム自体や独自トークンRARIが成長しつつある点や、市場ユーザーが増加している点など、将来性の高いNFTマーケットプレイスです。
今後Raribleを活用してNFT取引を検討している方は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。
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